うつ病発症から今日まで記録_2024.04.30

私はうつ病になった、原因は過労だ。
仕事では逸材と言われ、周囲から頼られる中、期待に応えるために休まず働いた。
仕事を休めなかった理由は、
私に代わる人がいなかったことと、仕事を楽しんでいたことだ。

2023年10月1日、突然、体が拒否反応を起こした。
「このままでは本当に死ぬ」そう感じた。
上司に電話をして、その日は休ませてもらった。
その後、大事な仕事があったので死ぬ気で働いた。
そして、もう続けられないと会社に報告した。

2023年10月21日から地獄のような日々だった。
突然、No,1だった私がどん底に落とされた気分になった。
「私は何もできない」それが最初の苦しみだった。
具体的には、心音が早まり胸が苦しくなり、頭が締め付けられる感覚になる。
悲しくないのに涙が溢れ、何かをする気力がないのに、焦りと不安が襲う。
食欲も湧かず、いつ治るのか分からないのが怖かった。

まず初めに、休職を得るために、家の近くにあるメンタルクリニックに通院した。
そこで初めて「うつ病」と診断された。
薬は、抗うつ剤と睡眠薬を処方してもらったが、
漢方薬に変更できるらしいので、私はオススメする。

通院と何も前に進めない自分の人生に苦しむ中、久々に友人たちに連絡を取った。
意外にも「双極性障害」や「パワハラ」で休職や転職をしている人が多かった。
同じ境遇の仲間がいると思うと、心が少し軽くなった。

結果、2023年10月21日〜2023年12月20日まで休職をした。
私は、休んでられない、前に進まなければと思い切って通院を断った。
会社にも退職の手続きを進めたいと告げ、
2023年12月21日〜2024年2月13日まで有休消化を得ることにした。

年を越して、2024年1月9日にうつ病を克服した瞬間が訪れた。
「私の心が苦しんでいるのに、私が苦しんでどうするのだ」と。
自身の心が苦しんでいる中、
さらに追い討ちをかけるように「なぜ私はできないのだ」と思うのではなく、
自分自身だけは自分を励ましてやろうと思った。
おかげで、苦しい症状がピタッと治まった。

その後、2024年1月15日〜2024年3月13日まで転職活動を2ヶ月間行った。
どん底から這い上がり始めた。
転職サイトは12社登録し、転職エージェントは7社に相談した。
その中には、休職経験があるだけで断られたサイトもあり、社会から見放されたと感じることもあった。
それでも、自分だけは苦しい思いをしないように頑張った。
その分、良い転職エージェント2社に巡り会えて、面接対策や企業調査、自己分析を徹底的におこなった。

2024年3月に入ってから、24社に応募して10社選考と面接が進んだ。
何度も練習して、自己分析も何度もして、面接へ足を運んだ。
「約5ヶ月間、本当に苦しい思いをしたんだ。神様、どうか受からせて欲しい。」
結果、全て落ちてしまった。というより、全て捨てることになった。
2024年3月14日、うつ病が再発した。

うつ病は月に2日〜3日のペースで発症していた。
面接を受けるまでは、なんとか苦しまないように乗り越えていた。
しかし、うつ病は乗り越えるとか、完治するとか、そんなものではなかった。
治らない病だと、再認識した。
3日間、飲まず食わずでベッドで包まっていた、放心状態の日々が続いた。
何度も死のうと思ったことはあるが、
本当に死のうと思って余っていた睡眠薬を服用した。
それでも、死ぬこともできなかった。私は、本当に何もできなかった。

その時の私を救ったのは、妻だった。
妻とは、2023年4月22日に結婚した。
そして、うつ病再発の約2週間後の2024年3月31日に結婚式を挙げる。
妻にはこう言われた、
「あと2週間だけは、結婚式のことを死ぬ気でやってほしい。」
「その後は、一緒に死のう。」
私は、分かったと言ってベッドから出た。

私は、その2週間を本気で結婚式の準備に費やした。
(動画制作、フォトフレーム、プレゼント、ドレス当てクイズ、メッセージカード、挨拶と謝辞、お車代、贈呈品など)

2024年3月31日、無事に結婚式を迎え、最高の式となった。
全てが完璧で何一つ後悔がなかった。

2024年4月1日、私は転職活動を再開した。
今度は転職エージェントを利用せずに、
自分が行きたいと思う企業へホームページから応募した。
理由としては、行きたい企業に挑戦しなければ後悔すると思ったからだ。
外資系メインで12社応募した。
選考は進むが、受かる企業はなかったが、挑戦して良かったと思えた。
挑戦することで自分の市場価値を知り、その企業が求めるスキルが分かるからだ。

私は、現在も月に2〜3回のペースでうつ病を発症するが、以前とは明らかに違う。
一つだけ、心に芯をつくった。
「これからの人生、絶対に強い心を保つ。」と心に決めた。
私は弱い。弱いからこそ、強い心を保つ。
どうしても辛くて、苦しくて、不安で、焦って、涙が溢れてしまう日もある。
それでも、必死に強く生きると自分に言い聞かせる。
絶対に屈しない、諦めない、負けない、何度だって立ち上がると決めた。
これから家族を支えるために、どんな時も弱いままで強く生きる。
それが、この半年間で得たことだった。

私は、2023年10月21日から始めたことがある。
ノートを書くことだ。
完全に独学だが、書き初めには年月日時間を記載する。
その後は、なんでもいい。自分の思っていることをひたすら書くこと。
怒りが湧いたことや、ふと思い浮かんだこと、哲学な話でも、面白かったことでも、ちゃんと書こうとしなくてもいい。綺麗に書く必要もない。
あとで見返す用にしなくていい。
ひたすら、心が感じたことを書けばいい。
「今日は楽しかった、外が暖かい気温で風が爽やかだ。
春が訪れようとしているのか、桜はいつ頃咲くのだろうか。
桜が咲いたら妻と散歩にでも出掛けようか。
出掛けるならレンタル自転車で走ったら気持ちよさそうだ。」
むしろ、このnoteに心のままに書いている、こんなことを書けばいい。
字も汚くていい。ノートにひたすら心の中の思いを書き出す。

ちなみに、最初は適当な家にあったノートに書いた。
その後、PCのメモ帳に書いていたが、PCが壊れた時にメモが消えるのは怖かったので、再度ノートに変更した。
現在は、最初の一ページ目に2024年と記して、
安くてシンプルなAmazonノートを使っている。

この半年間の事を書いたが、大まかに時系列に沿って書いているだけだ。
本当はもっと細かい部分まであるのだが、キリがないのでやめておく。
初めての投稿なので、今後も精度を上げるために再度同じ話を投稿するかもしれない。

ありがとうございました。

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