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USCPAが英国移住を実現する最もコスパのいい(?)方法

USCPAを取得する理由は様々かと思いますが、
海外で働きたいという理由の方も一定数いるかと思います。

今回ご紹介するのは、実際に私自身が被験者となり、
まさに遂行している最中の「英国移住作戦」です。

私の作戦を簡単にまとめますと、

①USCPA取得

②日本でBig4就職

③大学院入学

④VISA取得

⑤現地でBig4就職

という流れになります。

この中で特にポイントになるのは、
③大学院入学
④VISA取得

なので③・④について、
本記事と、
次の記事で、
それぞれ少し掘り下げて説明します。

(①・②・⑤はCriticalな要件でありませんが、
現地就職や大学院入学の際にはアドバンテージになるかと考えています。)

さて、説明が前後しますが、本記事では、④VISA取得をご説明します。

④VISA取得について

2022年5月30日、High Potential Individual Visa(HPI Visa)が英国政府によって施行されました。

正確な内容は自己責任にてご確認していただくとして、

かなり簡単にまとめますと、

「国外のランキング上位大学で学位を修めた人は、
誰でも2年間、ほぼ無条件に英国にいてもらってオッケー」

というような内容です。

(余談ですが、Graduate Visaという比較的新しいVisaもありますが、
こちらは英国に留学する必要があります。

Graduate Visaも英国移住にあたって有力視される制度かとは
思いますが、私は個人的に留学に行くCapacityがないため、
深く検討していません。)


さて話をHPI Visaに戻しますと、
毎年、HPI Visa発給の対象となる卒業大学を英国政府が公開しています。

以下は、本記事執筆時点で最新のリストで、
2022年11月から2023年10月の間に以下の大学から学位を得ていれば、
HPI Visaの発給対象となる、ということを意味しています。


日本の大学で言えば、東大・京大が入っています。

その他では英語圏を中心に、中国・シンガポール・スイスなどが、
含まれています。


もし、上記の大学に実際に留学するとなれば、
(学士はコストが増すだけなので修士を仮定して読んでください。)

学費、渡航費、生活費だけでも数百万円の支出、
更にその間Unemployedですから、労働収入の機会費用が
上記と別に数百万円と生じると言えます。

更に言えば、その間はCareerも一旦止まりますので、
これも目に見えない機会費用と言えます。

ちなみに英国留学なら修士は1年で済みますので、
留学をいとわない場合は、上記の大学ではなく、
英国留学→Graduate Visaを使う方がまだコスパはよさそうです。

なお、東大・京大であれば、上記の支出は一定程度減額されますが、
そもそもの入学ハードルと卒業ハードルがバカ高い上、
何より仕事を辞める必要があるのは言うまでもありません。


いかがでしょうか。

留学をするというのは、皆さんにとって現実味のある話でしょうか?

私にとっては、"No"でした。

そこで思ったのです。

「これらの大学からオンラインで学位がとれれば、
日本で仕事をしながらVisa発給の要件を満たせてしまうのではないか?」


次の記事で「③大学院入学」について書いていきます。



補足

HPI Visaで滞在できるのはあくまで2年となります。
その間は、仕事に就いても、フラフラしていてもオッケーなのですが、
当然、期限がきたら帰国しなければなりません。

そこで、私の狙いとしては、HPI Visaの2年の内に、
「⑤現地でBig4就職」の通り、雇用してもらい、
Skilled worker visaのスポンサーとなってもらって、
更に延長して英国に滞在するという流れです。

Skilled worker visaの詳細については公式に譲ります。

これをとれれば、永住権もみえてきます。


なお、各国のVisaの制度は政権や経済状況によって、
目まぐるしく変わるものです。

今回ご紹介したHPI Visaもいつまで有効か、全く予想がつきません。
私自身は納得の上リスクをとっておりますが、
意思決定の際には、この点は十分にご留意ください。

以上

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