見出し画像

夫婦という家族

なんにちか前になん年もあっていない先輩から連絡があり
出張で福岡に来ている。と、ショートメールがおくられてきた。

なんとも歯切れの悪さは昔からで、
酒でも飲むかとか飯でも食うか、ひとこと添えればいいのに
わたしからご飯でも食べましょうか、と誘うことになった。

先輩の宿泊先の近くの居酒屋で待ち合わせ、乾杯。
仕事の話や子供の話や、なん年かぶりにあう疎遠な知人にありがちな
はなしを酒のつまみのつまみにして、ちびちびと酒を呑んだ。

いきつく先の老後の話。
役定を迎えた先輩は資格取得に励んでいて、しか四年もチャレンジしながら
いまだ合格の兆しなし。

暗い話は暗い話を呼び寄せるもので、夫婦間の冷めた話になり
先輩が言うには「価値観の違い」ですれ違い、もう一緒にいることに
限界が生じている。と、こどもが巣立ったら一緒にいることはないだろう。

と、いきつく先は予想した通り。


でもね、価値観が違う部分はお互いの歩み寄りで
指摘しても治らないところは
あきらめて自分がすることが最適解ですけど、、、

うちはそうしてます。

と、話したけど、どうも歩み寄るつもりはないらしくて
わたしの話は無駄な話になったようだ。


翌日の朝、つまにそのはなしをしたら、
うちはそうしてます。

とは、うちのそうしてますは何、、、
と、指摘が入り、いまはありませんけど、そういう時期もありました。


女性は男性にはない敏感なセンサーを装備していて
ときどきドキッとさせられる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?