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飽食と内定

10月21日 08:06 はれ

NHKへの猜疑心は高止まりして久しいが、NHKスペシャルだけは素晴らしい。地上波でNHKを視聴することは無いが、当面の間上納金を収め続けるだろう。人間の情熱や使命感を強烈に感じるものは心を打つよ。

つまり「人間は何を食べてきたか」の麺会とお家麺TVには浪漫を感じるのだ。

黄土の民が苦心の末生活の糧として生み出した麺と現代の全力お家麺は浪漫である。浪漫とは食である。そろそろ秋刀魚が食べたい。さんまラーメン。

さて、待たぬ月日は経ちやすいと言うが最近時間の感覚がおかしい。あっという間の一週間、あっと言う間の一ヶ月を体感している。怠惰は甘味である。派遣の仕事をサボり倒し、夜な夜なジャンクフードを貪り、文化教養を得ることで自己研鑽するという言い訳をしながら、youtubeとポッドキャストを漁り倒す。素晴らしい。永遠に続けば退屈な奴のできあがりである。

そんな中youtubeのショート動画で5億年ボタンを押したあとの体感時間を計算するという企画を見て興味深かったので色々調べた。同じようなことを考える理数系のバカは沢山いるようで、文系のバカの私は計算の過程を拝見しても勿論わからん。計算の過程で誤った公式に釣られてブチギレてるブログとか、知恵袋で公式披露したけど間違っていて「プーックスクス」されてる人とか感じるものがあったよ。

結論としては人生約4回分程度の体感だという話であった。「4」という数字が良くない。これが6回分とかなら二の足を踏みそうだが「4ならぁ、、、」とか思うお兄ちゃん、お姉ちゃんがいそう。僕怖い。

結論、最終選考の結果の通知を待っている間はちょっとそわそわする。「ちょっと」がどれくらいかと言うと、窓際のロッキングチェアで消えていく夕陽を眺めているときに

「内定でなかったら、あの沈む夕陽と同じ様に私の人生は世界の果てに沈みゆくのだ。絶望的だ。もう嫌だ。草原を走り回って優しいお兄さんに甲斐甲斐しく世話されたい。羊になりたい。トコトコ歩いて首かしげて媚を売りたい。」と思ったくらいだ。

そう思っていたら内定が出た。
飽食と怠惰の終わりの足音が聞こえ始め、震えて眠れぬ夜までいま少し。

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