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講師としての学びと進化

6月に入ってから約1か月、ずっと終日研修や店舗改善指導が続いています。

毎日のように様々な仕事を担当させていただいたり、ZOOMで勉強会や面談を持たせてもらったりしていることに、心から感謝しています。

しがない個人事業主の私には、もったいないくらい幸せなことだと思っています。

ただ、仕事が立て込んでくると一つ終わったら次の仕事へ…。とその仕事を担当することに終始してしまい、やりっぱなし状態になりがちです。

研修については、お客様が取られるアンケートや、受講レポートを共有してくださるので、受講者にとって研修がどのように役立ったかを知ることができます。

しかし、アンケートや感想だけが研修の評価ではありません。研修を担当した自分自身が、進め方や内容が適切だったかどうかをしっかり振り返っておく必要があります。

アンケートや感想レポートは研修を終えて受講者が作成するもので、今後の課題を抽出したり改善をする手掛かりとしては不十分です。

研修を進める中で、

・受講された方がどのように反応してくださったか、

・自分自身が進める上で、矛盾や無理な点はなかったか、

・紹介した具体例はその場にあっていたかどうか

一つ一つの研修について、研修が終わった後で、必ず振り返りを行って次の研修や今後の研修に反映させていくことが最も重要な仕事だと考えています。
仕事が立て込んでいる中で、研修が終わったその日に十分な振り返りを行うのは難しいです。

私の場合は、手帳に気になったことやスムーズに進んだ内容を、その日のうちに簡単に記録をしています。

これくらいの内容なら、15分もあれば書くことができます。

毎日、必ず研修、店舗改善指導、勉強会、面談についての記録は手帳に書いておくと、時間が作れたときに、この記録を見直しながら研修の振り返り、今後の改善や工夫が必要なことをまとめています。

行ったこと(事実)を少し時間をおいてしっかり確認することで、そのときには気づかなかったことが閃いて、”次はもっとこんな進め方やワークを行ってみよう!”とワクワクしてきます。
5回にわたって実施された市役所の研修は、15年間、毎年この時期に、担当させていただいています。
内容は毎年ほぼ同じです。リーダー向けの研修は、受講人数が多いので、4回行っています。

リーダー研修だけで、60回担当していることになります。
しかし、私の中では、1回1回、初めて担当させていただくように新鮮なのです。
受講してくださる方が違うのですから、当然です。
そして、もうひとつ、新鮮な気持ちで取り組めているのは、研修を準備した通りに進めるのではなく、受講者の反応を確認しながら進め方を組み替えているため。
1回終わるたびに、気づいたことを記録しておき、その記録をもとに、次の研修はより良い内容に進化させているからです。

新しい内容やテーマを取り入れながら進化させることも大切ですが、私は、担当させていただいた研修をしっかり見なおして提供する内容を進化させていくことが最も大切だと考えています。


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