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ホームページをつくる上で大切なこと

1.何のために作り何を発信したいのか?

2022年2月1日に、ホームページを開設しました。
独立して今年で30年目を迎えましたが、会社のホームページを作るのは初めてのことでした。実は、制作はずいぶん前から始めていました。

3年前から、広告代理店を営んでいる友人に、相談に乗ってもらっていました。
長年、一緒に仕事をしてきている仲間であり、WEBデザイン制作のプロフェッショナルですから、お願いするなら絶対にこの人に…と決めていました。そして、私のイメージにピッタリのホームページに仕上げていただきました。

以前、「私は、毎日自分のプロフィールを見ています」ということをブログに書きました。今は、「朝必ず、ホームページを開き、プロフィールを見る」が日課になっています。

開設するまで3年かかった理由は、ホームページを何のために作るのか?何を発信したいか?について、納得する考えに至らなかったからです。

頭の中のにある霧が少しずつ晴れるように、考えがまとまったのは、プロフィールを作り直したことがきっかけでした。

私は、これまでどのように歩んできたか?
その中で、何を大切にしてきたか?
そして、これから、何を目的に誰と一緒に歩んでいきたいか?

数多くの問いを自分に浴びせながら、ピッタリくる言葉を一つずつ選んで紡ぐことでプロフィールが完成しました。

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次は、私が携わっている仕事について、どのような思いを大切にしながら取り組んでいるかを言葉できちんとまとめてみよう!

と考えました。
それが、機能改善士Ⓡとして私が提供している「各種調査」「企業研修」「現場改善指導」の内容です。

特に、30年携わっている「企業研修」については、担当するテーマは掲げていますが、コンテンツやカリキュラムはご紹介していません。
カリキュラムをご紹介するより、私がどのような思いを大切にして研修を担当しているかを伝えたいと思いました。
パーツで紹介されるより、私が研修している様子をイメージしてもらえると嬉しいなと考えました。

何ができる人なのか?を伝えるのは大事です。
でも、「何が」だけでは、誰が語ってもあまり違いはありません。
大切なのは、
それを使ってどのような「変化」を促そうとしているのか?
どんな問題解決につなげようとしているのか?

これまで担当させていただいた研修の一つ一つを振り返りながら、私がこだわってきたことを言葉にしました。
一つしっくりくる言葉が見つかることで、
「もっとこんなこともできるんじゃないかな?」
「次はこんなアプローチで担当してみようかな?」とアイデアや工夫を見つけることにもつながりました。

どんなに文章を書くのが苦手でも、言葉にするのが苦手でも、
自分の仕事の軸になることだから、この作業を、人任せにすることはできません。
時間がかかりましたし、未完成の部分も残っていますから、これからも、少しずつ手直しをしながら、整備していきます。

2.お客様の声を集める

企業研修講師にとって、「お客様の声」は、どのような研修をする人なのかを知る手がかりになります。
講師自身が、「私はこんなことが提供できます!」「こんな研修ができます」「研修でこのようなことを大切にしています」と言っても、それは講師自身の見解です。ですから、「お客様の声」は、講師について、仕事内容について、他者からの評価になります。

しかし、
「わかりやすい研修だった」「楽しく取り組めた」「講師が優しい(厳しい人だった)」などは、お客様の声ではありますが、お金をいただいて研修を担当させていただく上では「当たり前のこと」だと思っています。

私が大切にしている「お客様の声」は、調査・研修・改善指導で関わったお客様が、その内容を自分事としてとらえ、どのように一歩を踏み出されたか?
自分自身に起きた変化を語っていただいたもの。そして、そのきっかけとして私がどのようなことを、皆さんにお渡しできたか?だと思っています。

このようなお客様の声は、企業さんが用意してくださった受講アンケートなどには書かれていません。
研修の最後に、(時間がないのに)ささっとアンケートが配られて、じっくり書けないです。今は、日常業務の大半はパソコンやタブレットの操作。手書きに慣れていないので、なおさら自分の気づきや感想がすぐには書けません。その場で提出しなくてもよいものなら、「時間があるときに…」とどんどん後回しにされるので、研修内容を思い出しながらどのようことを学んだか?をまとめるので、さらに時間がかかります。

ですから、私は研修中に出来るだけみなさんと対話しながら、気づいたことや感想を伺ってメモしています。
事務局の方とのメールや打ち合わせでのちょっとしたやり取りの中にも、その方にとっての気づきや学びになっていることがたくさんあります。
私に対して、どのように思ってくださっているか?も、書面より直接の方が生の声が伺えるのです。

プロフィールを作成する際に、約20年分のお客様の声を見直しました。
一つ一つ、丁寧に見直しながら、お客様に支えられ励まされて、一緒に歩んでこれたことを本当にありがたく幸せに思いました。

あの時も、今も、これからも、ともに成長している大切な同士のような方々を紹介したもの。
読み返して、私が「よし!がんばろう!」と思えるような応援メッセージ。
ホームページにはすべてをご紹介できていませんが、私にとって宝物のようなメッセージが、私は「お客様の声」だと思っています。

2月1日に開設したホームページです。
トップページの提供内容の下には、「お客様の声」の内容がページを開くたびに変わるように
サイトを作っていただきました。山田さん、三浦さん、ありがとうございます。

3.「理念」がコンテンツすべてをつなぎ合わせている

一昨年、プロフィールを作成した時に、新しい会社名を考えていました。
「大西恵子事務所」は、「私自身をブランドにする」という思いから、自分の名前をそのまま屋号にしました。
意味不明な横文字やカタカナ言葉は嫌いでしたから、この屋号は今でもとても気に入っています。

独立当初から、営業活動は一切せず、ホームページも作らず、リピートとご紹介だけでこの仕事を続けてきました。
起業しなくても、株式会社にしなくても、中心部にオフィスを借りなくても、ご依頼をいただいた仕事に丁寧取り組み、期待を超える成果を出すことで、お客様の課題や問題を一緒に解決していこう!という思いをしっかり持って全力で取り組んでいます。
そして、ご縁と機会に恵まれて、この仕事に夢中で取り組めていることを、ありがたく幸せに思っています。

屋号を変えようと思ったのは、プロフィールにある「理念」に関係があります。

私の理念は、「健全な流れを創り出せ」です。
これまでの歩みを振り返ってみると、小さい頃から変化する環境の中で、わたしはいつも自分が安心してその場で活動できるよう、やり方や仕組みを考え、関わるコツを身につけてきました。そしてその中で、「できないこと、苦手なこと」を一つ一つ「出来る」に変えながら、自分自身を進化させてきたことに気づきました。
その経験を通して培った考え方やスキルを、人や企業の問題や課題解決のために活用し、人と組織の中に健全な流れを創り出すお手伝いがしたい!
理念には、そんな意味が込められています。

「流れ」をイメージした時に浮かんだのが「Flow」という言葉。
会社名のFLOWは、健全な流れを創り出すことに因んで名づけました。
そして、ホームページを作っていただくときに、会社のロゴもデザインしていただきました。

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ロゴは、Fを表しています。
横棒がもう1本増えて3本になっているのは、機能改善士Ⓡとしての私の仕事である、「現状把握(調査)」「改善(研修)」「メンテナンス(現場での直接指導)」の3つを意味しています。この3つを駆使して人と企業の中に健全な流れを創り出すことが私の使命。Fのマークが右肩上がりになっているのは、未来に向けて発展していくことをイメージしました。
そして、ロゴのカラーは、「元気」をイメージするオレンジ。オレンジは私のイメージカラーでもあります。

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ホームーページに統一感を持たせるには、イメージカラーを何にするか?が大事だと思います。
会社のロゴも、ホームページも、見てくださる方に、元気を届けたい!という思いが込められています。
しかし、統一感を持たせるためにもう一つ大切なことがあります。
それが「理念」だと思っています。
プロフィールはもちろん、提供する内容も、お客様の声も、会社名もロゴも、理念をベースに内容をまとめていきました。
一つ一つのコンテンツをつなぎ合わせて貫いているのが、「理念」なのです。

開設したホームページは↓です


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