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研修を行う上で大切にしていること

11月も残り少なくなってきました。
今日は午後から、岡山で研修です。
少し早めに着いて、最終の準備をしようと思い、家を出ました。

研修を担当させていただくのは、広島のビル管理会社さんで、テーマは「顧客満足」。
これまでも毎年研修を実施されていたのですが、毎年同じ内容でマンネリ化。
私が長年研修を担当している別のビル管理会社さんに、ご相談されたときに私のことを紹介していただいたのが、研修を担当するきっかけになりました。

実は、総務部長は、店舗改善指導に携わっている銀行で支店長を務められていた方でした。
私の名前が出たときに、「大西さんならよく知っているから、ぜひ!」とおっしゃったそうです。今年の5月に広島市内で勤務されている方の研修を実施し、11月に入ってからは、東広島、福山、岡山エリアの方の研修を行っているところです。

「どの会場でも、大好評で、お願いしてよかった!これからもよろしくお願いします!」

一昨日は、本社での研修だったので、部長に久しぶりにお会いすると、部長はニコニコしながらそうおっしゃっていました。

銀行には、店舗改善指導や研修で16年関わっています。私と同年代の方の中には、総務部長のように、取引先に出向されている方も少なくありません。

店舗で改善指導を行っていると、出向された方が、お客様として来店され、近況を伺うことがあります。
そして、出向先で研修のご依頼を受けることも、少しずつ増えてきました。

出向された皆さんの目的は、経営指導です。しかし、長年銀行業務だけを行ってこられて来たので、異業種のことは全くわからない状態。出向先の方との関係構築にご苦労されている方も少なくありません。

私の仕事は、依頼された研修を行って、成果につなげることですが、長年、銀行でのお仕事でお世話になった方々には、その会社の方との関係がさらに深まるような関わりを大切にしています。

研修の窓口は、部下にあたる方をご紹介していただいて、部下の方が、社内外のことをどのように感じておられるか、研修を開催することをどのように捉えておられるかや、ご要望を詳しくお聞きしながら、研修内容を決めていく。

研修には、できる限り担当窓口になっていただいた方の立ち合いをお願いし、受講者の様子を詳しく上司にご報告していただけるようにする。

研修で用いる具体例は、その会社や業界でありがちな内容、または、自分自身がお客様になったときの体験を想像できるようなものを選ぶ。

研修中や休憩時間も、受講された方と会話する時間を出来るだけ設けて、受講の感想を伺ったり、質問にお応えする。

準備から開催、終了までの中で、是非お伝えしたいことを、整理して出向された方にご報告する。

研修は問題や課題を解決する場ですが、研修を通してお互いの理解が深まり、仕事がしやすくなる、関わりが深まるきっかけの場であることを、私はしっかり認識して担当させていただきたいと思っています。

今年一年を通じて関わってきたビル管理会社さんでは、窓口になってくださった方とも、すっかり打ち解けて、早くも第二弾、第三弾の提案のご依頼をいただいています。

「顧客満足」というテーマは、様々なことが行えます。研修を行ってより明確になってきた強みや課題を踏まえ、これからも皆さんの進化や発展に尽力していきたいと、考えています。

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