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「コミュニケーション論」終了

今日は、ゴールデンウィーク明けから担当していたリハビリの専門学校での講義最終日でした。

講義の予定は、先週で全て終わっていますので、今日は、最初の一コマは講義全般の振り返りをし、次の一コマは自習にしました。

試験はレポート形式にしていて、いくつかのテーマの中から選択して書いてもらうようにしています。
一年生にとって初めての前期試験。リハビリに関する専門科目がたくさんあり、その試験勉強が大変なので、私の試験は、講義の中で準備ができるようにしています。

また、中国からの留学生が10名いらっしゃって、日本語で話したり書いたりに苦戦している方も何人かいらっしゃいますので、レポートは中国語でも大丈夫ですと、お伝えしています。

専門科目ではありませんが、リハビリの療法士は、卒業して仕事に就いたときに、コミュニケーションが欠かせない仕事です。少しでも、伝えたいことをしっかり届けられるよう、相手の話をしっかり受け止められるよう、ワークや対話をたくさん取り入れて、一回、一回、丁寧に行ってきました。

5月からこの講義を担当させていただくことで、休憩中などに、学科の垣根を越えて楽しそうに話している様子が増えてきました。
留学生の方も、日本の学生たちと、ワークに楽しそうに取り組んで下さっているようでした。

学生の確保が難しく、定員割れが続く中、年々、留学生の割合が増えています。しかし、日本語をマスターしないまま入学し、勉強もクラスに溶け込むことも出来ず、退学される方が少なくありません。

私が担当しているのは、コミュニケーションと人間関係です。大変だけど、頑張って勉強を続けていこう!と思ってもらえるように、講義を通じて働きかけができればと願っていました。

留学生の方は、全員揃って最終日を迎えてくださいました。
翻訳アプリを使ってカタい翻訳ではありますが、中国語版のチェックリストを作成して配付したことで、意味を理解する時間が省け、日本の学生さんと一緒に楽しそうにワークに取り組まれている様子も増えてきました。

毎回講義の終わりに提出していただく感想レポートは、少しでも慣れていただくため、日本語で書いていただくようにお願いしています。カタコトのような短い日本語ですが、一人ひとりのお考えや思いが伝わってきます。

先週、いつも日本語で短いコメントを書いてくださっているある学生さんが、中国語で、ぎっしり感想や考えを書いてくださっていました。ご自分のお考えをしっかり伝えたいと思ってくださったのだと思います。

嬉しくて、私もカタコトですが、中国語でコメントを書かせていただきました。

そして、今日は、自習時間に、レポート試験の下書きをしていた留学生の方から、日本語表現の仕方が適切かどうか見てほしいというリクエストをいただきました。
留学生の方だけでなく、学生の皆さんは、みんな真剣に講義を聞き、ワークを楽しんで取り組み、たくさんの気づきを得たり、実践してくださっていたなーと、自習している様子を見ながら思っていました。

24日の修了試験には、どのようなことを書いてくださるのか、今からとても楽しみです。

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