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出版について 1

2022年9月3

2022年9月30日に「手書き・3分割で情報を整理する 3スプリットメモ術」(同文舘出版)を出版しました。

出版から2か月後の2022年11月18日、ライターの中将タカノリさんに本の紹介記事を書いていただきました。この記事は、「まいどなニュース」「Yahooニュース」などに掲載されています。

中将さんとは、2年前にも私のほぼ日手帳の活用について、ニュースで紹介してくださったことがきっかけで、交流が続いていました。

記事を書いてくださるにあたり、
「良い本なので少しでも多くの方の目に留まる機会なるように」とおっしゃって、質問を考えてくださいました。
そして、私がご質問に回答した内容を、ほとんどそのまま使って記事を書いてくださいました。

中将さんから頂いた質問が、本を通して伝えたかったことの振り返りになりました。記事になった内容にもう少し加筆してご紹介したいと思います。出版を考えていらっしゃる方の参考になれば嬉しく思います。

ーー本の出版が決まった経緯について

大学4年次に就職活動をしていたとき、毎日『就活日記』を書いていたことをきっかけに記録することをずっと大切にしてきました。

就職後は、業務マニュアルの作成、独立して研修講師になってからは、『ネタ帳』作成へと進化していきました。そして、11年前からは、ほぼ日手帳を使って、仕事についての管理を行っています。


いつの頃からか、友人や知人から、「手帳・ノート術と言えば大西さん」と言われるようになりました。ですから、いつか本を書くのなら、私にはこのテーマしかないな!と思っていたんです。

しかし、世の中にはメモ・ノート・手帳関連の本はたくさん出版されています。このテーマで執筆したいというと、出版社の方や編集担当の方から
「あ~メモや手帳がテーマね」って誰にも相手にされませんでした。興味を持ってもらっても、「誰か強力なコネクションがあって帯や推薦文を書いてもらえる人がいれば別だが…」というコメントが続きました。

でも、手書きは仕事に絶対欠かせないもの!と私は強く思っていましたし、私が本にまとめるのなら、このテーマしかない!と考えていました。

そこで、類書を片っ端から読んだり、メモや手帳を使っている友人に使い方や書き方を聞いてみることにしました。すると、「どう書くか」という書き方が目的になっている本が多いことに気づいたんです。普段から、よくメモやノートを使っている人も、「メモを取ること」「ノートに書くこと」が目的になっている人が多いことがわかりました。

書いたものをどのように活用すればいいかもわからずに、書き方だけを身につけても、役に立たないんです。「いい書き方だ、真似しよう!」と思って取り入れるんだけど、長続きしないのは、目的が明確になっていないからです。
また、手帳やノートの書き方がテーマになっている本は多いのですが、「メモ」だけを扱っている本って意外と少ないなと思いました。

学生時代はノートを取っていましたが、社会人が仕事で一番使うのは、手帳やノートではなく、メモです。電話を受けるとき、お客様や職場の人と面談するとき、会議のとき…。メモする場面がたくさんあります。しかし、最近は、スマホやオンライン化など、デジタル化が進んであまりメモを活用していない人が多くなりましたよね。「手書きなんかめんどくさい」「わざわざメモなんて書かなくても・・」って思っている人も多いです。
しかし、メモしないことで、時間がかかったり、仕事のやり直しが発生したり、相手の話をきちんと理解できていなかったり…。面倒くさいと思ってメモを取らないことで、ミスやトラブルが増え結局時間がかかってしまっています。デジタル化が進んでいるからこそ、手書きメモを活用することで仕事も人間関係も上手くいく!それは、長年手書きのメモを活用して、私が実感したことでもありました。そこで、

・書いて終わりではなく活用するためのメモ術
・問題解決の前にまず紙の上で状況、考え、気持ちなど頭の中にある情報を整理することが大事

テーマをこの2つに絞って企画を立て直しました。そして「その発想はこれまでなかったかも…」と興味を持ってくださった同文舘出版さんから本を出版することが決まりました。


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