無職透明

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最近の記事

洗脳企業脱退仲間との会合

 今日は私が辞めたカルト企業を、同じくほぼ辞めている女性とランチに行ってきた。彼女はカルトの中でも親玉クラスで女王様気取りの無能に散々いじめられ、心を病んでしまっていた。しかし、いざ会ってみると表情は柔らかで以前のように笑顔も見られるようになったので一安心だ(それでも不眠などに悩まされているらしい)。  美味しいランチをいただきながら自分たちが所属していた組織の異常性と今後の動きについて語り合い、盛り上がりすぎてあっという間に夕方になってしまった。その中で非常に笑えたのは、私

    • 失業手当をハックする無職

       今日、相談員から衝撃の一言を告げられた。 「〇〇さん(私)失業手当、残ってるんじゃないですかね?」  みなさんご存じ(?)の通り、ハローワークでは障害者は特権として「特定求職困難者」として扱われる。一度失業手当を受給すれば、何十年のベテランと同程度かそれ以上の日数でそれが支給されるのだ。  実際私は前の前の職場を辞めた時、300日という異様に長い期間の受給資格を与えられた。少しの受給期間を経て就職し、残りは再就職手当で精算されたものとばかり思っていたが、なんとそれでもまだあ

      • ブラック企業の常套句

         今日は担当の相談員と話すために外出してきた。買ってから全然使ってなかった自転車で冷たい風を切って走るのはわりといい気分だ。  中年の穏やかな男性相談員と個室に入り、前職のクソカルトブラック企業の愚痴もそこそこに、私に紹介できる仕事の話が始まった。どちらも私が持っている国家資格を活かせる仕事で、待遇もクソカルト(略)より遥かに良かった。その2つは老人と児童という対極的な分野だったが、一度見てみなければ分からないので今度見学に行くことになった。  思えばクソカルトでは毎日社員が

        • <無職ポエム>健康保険証の色も変わったね

          あんなに立派に見えた プラスチックのカードを返して 今はペラ一枚の何とも頼りない 紙切れが君の命を支えてる あんなにうるさかった スマホの通知音も止まったね 電話もかかってくることはないね 別にいつでもいつだって 君がいなくなってもよかったことが 無音で明らかに迫ってくるね 身を粉にしてどんなに尽くしても どんなに誰かの役に立とうとしても たった一回の失敗で 全て無に帰してしまうんだね 病院で出す健康保険証 事務員の目が冷たいね 社会のどこにも属してないんだと バレてし

          無駄じゃなかった

           先日、「カルト会社を辞めてきた」という、かなり感情的な記事を書いた。その中で社長から信じられないパワハラを受けて退職を決意したという箇所があったのだが、実は書ききれていなかったことがある。それは社長から「キミは自分が優秀だと思ってるようだけど、大したことないし会社に貢献も出来てないよ」と言われたことだ。  これにはひどく堪えた。というか退職の決め手となった。というのも、私自身が抑うつ状態になり出社できなくなるほどがむしゃらに仕事をし、残業代が出ないことや最低賃金でこき使わ

          無駄じゃなかった

          カルト会社を辞めてきた

           さっき、勤めていた会社のポストに退職願を直接投函してきた。たった4カ月の在職期間だったが、見限るには十分すぎる理由があった。  まず「この会社大丈夫か?」と疑い始めるきっかけになったのは、私の入社とほぼ同時期に何の計画性もない新規事業を立ち上げ、しかも何故かクラウドファンディングという手段で他人の金を使ってそれを進めようとしていることが分かった時だった。そして、その資金集めが成功したという前提で次々に他人を巻き込み、荒唐無稽な夢を実現するためにゆうに100万円を超える見積書

          カルト会社を辞めてきた