私、グレました28話
お父さんと夜食を食べているとことみさんが現れたのですぐ「おやすみ〜」と言って部屋に戻った。
もう自分が完全にことみさんを拒否し始めている。
喧嘩も増えたけどすぐ機嫌取りしてくるからそれに合わせた。
お姉ちゃんも妹もよく喧嘩しないで上手い事やってるな〜と思った。
私は完全に波長が合わない。
そして受験前最後の三者面談。
担任と私とことみさん。
やっぱりこのままだと受かる高校がない事を告げられた。
滑り止めで私立のおバカ学校にすら受からないと言われたが、さすがにそこの学校は受かると思っていた。
しかしことみさんには私立はお金がかかるからやめてと言われた。
またお金。もう知らん。
「公立なんか受かる訳ないし別にどこにも受からんかったら働けばいいじゃん」と言ったら
「働く場所なんかある訳ない」
冷たくそう言われた。
あー言えばこー言う。まじうざい。
とりあえず最後の中学校生活を全力で楽しみたかったから受験の事は一切考えなかった。
3人組の仲良しグループの中に学力が同じぐらいの友達(まなみ)がいてまなみも担任に受かる高校がないと言われてた。
なんだ焦らす為にみんなに言ってんじゃん?と思った。
まなみと滑り止めのおバカ高校受けようね〜
受かったら一緒に通おうね〜なんて呑気な事を言いながら受験モードをやり過ごした。
そして公立1校と私立1校を受ける事にした。
つづく
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