私、グレました23話
このケガが私の人生をだいぶ狂わした。
病院行ったあとまた学校に戻り保健室にいるように言われた。
部活の顧問の先生が来て心配されるどころかめちゃくちゃ怒られた。
「大会は明後日なのに自分の不注意でみんなに迷惑かけてどうするつもり?代わりは誰が入るん?自分が何しでかしたか分かっとん?」
謝る以外なかった。
大会に出られないのも悔しいし団体戦でみんなに迷惑かけるのも申し訳ないし、何よりペアの子にすごく申し訳なかった。
泣きまくっているとテニス部のみんなが保健室に来てくれた。
みんな優しくて慰めてくれた。
この日から私なりにみんなを支えようと毎日部活には行って松葉杖をつきながら玉拾いとか、空気入れとかとにかくできる事をした。
私の代わりは後輩に託されていた。
いきなりAチームに入れられてプレッシャーもすごいだろうに申し訳ない事をした。
そして大会の日。
私はとにかく誰よりも1番大きな声で応援した。
結果は準優勝...
いつも優勝してた大会だったからみんなめっちゃ悔し泣きをしていた。
ごめん。とひたすら謝った。
あと半年で引退だしとにかく早く怪我を治して引退試合には間に合わせないと。
自宅から学校まで歩いて3〜40分かかるけど松葉杖だとその倍以上はかかる。
ことみさんが送り迎えをしてくれたんだけど、すごい嫌そうにするから断った。
それでもしぶしぶ送り迎えしてくれていた。
この辺からことみさんと喧嘩が増え始めた。
つづく
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