artのヒト1222

小児とあそぶエピローグ 京都で長らく芸術大学のお世話になり 残された時間をこどもた…

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小児とあそぶエピローグ 京都で長らく芸術大学のお世話になり 残された時間をこどもたちに拓きたい 宗教から哲学へ そして藝術への道のりを 小児にはじまり 小児に還るために

最近の記事

アートの端材

いただいた建材の端材でどんどんくっつけていったら変な木のような、ハザイが元気に歌ってるような、なんとも癒されるようなものになった。 モノって不思議だ。 好きにさせてあげると思わぬモノになる。

    • アートのこども

      「藝術は人間となるために必要なあらゆる経験であり、人間のあらゆる活動に含まれるような経験である。」 J.デューイ 2007年4月より京都造形芸術大学 芸術学部に「こども芸術学科」がスタートしました。 2005年に大学院附置機関として開設された親子の「こども芸術大学」を礎石に、「こども」と「芸術」の関わりをテーマとする人材育成が目的です。 学科を担うものとして大切にしたいことは、生物としてのヒトから社会的な人になるという成長-発達-変化する過程へのまなざしと、それらにどのよ

      • アートの時間

        児童館でこどもたちと関わってるお兄さん,お姉さん30名ほどとアートの時間を楽しんだ。 身の周りの不要物や企業さんからの端材、使い古しや残り物などをかき集めての材料を持ち込んだ。 先ずはトレイに材料を取り集めてもらう。 気になるもの、ヘンナモノ、手触りで、と理由はなく取ってもらった。 4人ぐらいでテーブルを囲んでどんなものなのか広げてもらう。 形状、色、大きさ、など、それなりに並べてもらう。 材料をあれこれ手でいじってると、なにがしか気持ちが揺らいでくる。 普段、手と頭(意識

        • +3

          アートの時

        アートの端材

          アートのからだ と アートするからだ

          FBからの再録(2023年6月) こどもの保育-教育-養育-といった「育ち」の視点に、アートの役割が求められてると感じてる。 なぜなら、身体で感じるという「感覚」の発達に応じた表現活動が求められてるからだと思う。 胎内ですでに耳は働き始め、産まれおちて呼吸する鼻が通り、おっぱいを飲む舌が働く。そしてやっと眼が働き始め、寝返りからチョンコ座り、這いずりからよちよち歩きへと身の活動へと成長する。耳鼻舌眼身意という六根が、こどもを包んでいる環境とのやりとりを通じて育まれてくるとい

          アートのからだ と アートするからだ

          アートのもの

          食品トレイになんとなく溜まったものを盛ってみた。 ゴミ箱行きのものばかりだけど、こうして盛って しげしげと見てみると ざわついてくる。 ものは もの言うなあ〜。 海辺で拾ったプラごみは、しっかり塩味がついてるように渋い表情してる。 ホッチキスの玉が生えてる? ガラス瓶の割れた口が、モグってる? ビーズが散らばり 彩りを添えてる。 見るたびにざわつきが揺らいで 惚ける時が、まあなんとも自身の気持ちに重なる。 もの自体が もう アートしてるとしか、、、。

          アートのもの

          アートの人

          「きょう、なにするの?」 顔が合うなり聞いてくる。新学期も少し慣れてきて、挨拶からいろいろ話しかけてくる。こどもは全身感覚器官だし好奇心の塊だ。見るもの聞くもの、匂い触るもの、なんでもが心揺さぶり、からだで感じ応答してくる。 まさに何かをするからではなく、あるがままでアートの人?になってる。 感じ-動くことで身体がほぐれ、感じる力がひろがり、自ら拓いていく力がついてくる。言葉の理解で動くというよりも、言葉が生まれることを見つけていく。 毎年、始まりは新聞紙を好きにいじってあ