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不調の時は「食べ物」に注目してみる


前回に引き続き

「バイオハック 肉体・精神・頭脳のパフォーマンスを最適化する技術45」
著者:井口 晃         発行所:SBクリエイティブ株式会社  2020年

からの内容をまとめます。今回は「食事」から得られるかもしれない健康法についてアレルギーの点に着目してまとめました。


1、遅延型アレルギー検査で身体の不調の原因を知る

遅延型アレルギー:即時型アレルギーとは別に反応が出るまでに時間がかかったり、慢性症状として現れたりするアレルギー。

ここに挙げられている症状にはほとんどの人が経験したであろう内容がありました。便秘、下痢、アトピー性皮膚炎、慢性鼻炎その他にも冷え性、不眠、日中の眠気、慢性疲労、肩こり、関節痛、また頭痛、情緒不安定、集中力低下などの精神神経症状など多岐にわたるようです。

そこで該当する症状を持った人がアレルギーの検査で該当する食品を控えたところ不調が回復したケースもあるようなのです。以外にも健康のためにと食べていたのに効果が感じれないといったことや「大好物」でしょっちゅう食べたものにも検査の結果から該当する食品だったということもあるようなので見てみるのも重要かも知れません。しかし、デメリットとして検査キットや検査の機関での費用について調べてみると、①120項目を調べる検査:約32,000~34,000円程度②200項目を調べる検査:約42,000~45000円程度と通販サイトでのキットや保健外治療で行う費用でクリニックにて確認してみると目安としてありました。高額ですが「長期の治療にかかる費用を考えると、不調になる原因の食品を知って控えるだけでも体調が変わるのならば…」と人それぞれに分かれるかもしれないですね。


2、我慢でなく代替えで満足できる食生活を目指す。

最近では、有名モデルや世界的スポーツプレーヤーも実践する人も増えた「グルテンフリー」はご存じでしょうか?

注目されるようになったきっかけはおそらく当時世界ランキング1位になったノバク・ジョコビッチが実践した方法として著書になった「ジョコビッチの生まれ変わる食事」からではないでしょうか。以前読んだことがあるのですが彼はテニスプレーヤーとしては2010年までの当時は全豪オープンで謎の腹痛によって敗北するほど体調について悩まされた時期もあったようです。そして小麦に関わる食事を一切なしにした「グルテンフリー」の生活をしたところ、パフォーマンスの向上や体調の改善も飛躍的に起こ世界のトップにまでのし上げた食事法は現在も注目されています。


そもそもグルテンとは小麦に含まれるたんぱく質の一種で麺類やパンの弾力やコシと表現される食感はこのグルテンが必要なのですが人体においては体質として受け付けにくい成分だと言います。近年、多くの人がグルテンを消化吸収できない体質であることも判明されており、体内で免疫反応を引きおこす可能性が高いとされています。具体的に起こる症状としては腹痛やアレルギー性疾患、疲労感、意欲減退などが起こりジョコビッチ選手もこれらの症状に悩まされた一人だと話しています。

しかし、日本でもこの小麦製品をゼロにする生活を実施しようと思うと揚げ物にある衣やカレールー、お菓子に麺類といった多くの食卓に小麦は使われて切っても切り離せない関係にあり、小麦粉の製品はとてもおいしいことは否めません。本書ではそのゼロにちかい生活を目指すよりも「控える意識」「製品を代替え」といった方法を提案しています。「代替え」については現在スーパーなどにも販売されるようになった米粉やグルテンフリー食品はや多様に展開されてきているので、探してみてもいいかもしれません。また、グルテンはまた食べたくなる依存的になる成分ともいえるのでできる範囲で少しずつ習慣化していき、たまにご褒美程度に食べるのも続けていくコツになるかもしれないですね。

3、まとめ

今回はバイオハックの一環としての「食事」についてフォーカスしていきました。習慣的な部分としてみると食事はなしにはいられないですし、1日3食食べるひとはその生活を見直すチャンスが3回もあるととらえることもできます。費用や根気を必要とするのは確かですが、体調に悩んでるときにこそ試してみる価値はありそうですね。

#健康な食事 #グルテンフリー #バイオハック #遅延型アレルギー #少しでも実施できる健康法


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