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BRIDGEの個別支援計画書ができるまで

こんにちは!BRIDGEのヨシコです。
今日は独自の取り組みによってリニューアルした個別支援計画書を作成するための評価シートや、導入の経緯、必要性について、藤目先生と橋本先生にお話を伺いました!

リニューアルの経緯

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評価シートが変更しようと動き出したのは、今年4月のことです。
今までのシートよりも、より細かに、そして立体的にお子様のことを理解するには、もっとできることがあるのでは?と感じていました。

そこからスタッフ同士で何度も意見を重ね、今の新しい形になっていきました。

それまでも、保育士や作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士など、それぞれ専門職の視点から評価をしてもらっていましたが、カンファレンスの時に口頭で共有するというスタイルでした。
新しい評価シートになったことで、それぞれの視点が1つのシートにまとまり、カンファレンスの時にも、全体を見て支援の方法を考えることができるようになりました。

訪問支援での様子やご家庭での様子の記述欄もシート内に取り入れたことでよりお子様たちを立体的に見られるようになりました。
また、短い時間の中でも職員全体でお子様1人1人の状態をしっかり共有できるようになりました。

点ではなく、より立体的な情報共有を

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リニューアルにあたり、まずは今までやってきたことを集めることからスタートしました。それを元に、「ここはもう少し詳しく見た方がいいよね。」
「ここは具体的な内容があるといいね」と項目を足したり、ルールを決めていったりしました。(ここではサラッと書いていますが、正解がない中でのこの作業はなかなか大変で…すごく時間がかかったことでもあります。)

お便り帳の内容や、送迎時の親御さんの声などは、各職員がカンファレンスの時に持ち合うようにしています。
BRDGEの中だけではなく、ご家庭での様子、幼保の様子がわかると、
点で見るのではなく、いろんな要素でお子様のことを考えることができます。
項目を設けたことで、逆に親御さんの声がなかった場合は、「幼稚園では困っているけどご家庭ではどうなんだろう?」という気づきになったり、
情報収集する癖付けになるので、どの職員も日常的にお子様や親御さんの様子を広い視点で見られるようになります。

誰が見てもブレない評価に

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評価シートのリニューアルで一番大変だったのは、どの職員が見てもブレない評価軸にすることです。
私たち社会人が会社での評価に絶対的な物がないのと同様に、人が人を見ているので、見る人や見るタイミングによって、印象が変わったりしてしまうことも事実です。

評価にブレがないようにするためには、シートは行動ベースで、できるだけ抽象的な表現にならないように表記するようにしました。
実際のエピソードを交えて書くことも大切にしています。

「こんなことあったよ」「こんなことできたよ!」とその時のお子様の発言なども交えて書くと、その子の性格や傾向なども含め、より生に近い情報を得ることができます。

そうすることで、評価がわかるだけでなく、評価の過程や、なぜそのような評価になったかの考えもわかるようになりました。
各専門職の評価を、どの職員でもわかるような文章で記述してもらうように変わりました。

導入後の変化

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評価シートは親御さんにお見せしているわけではないですが、
導入してから、「子どもの様子を細かく見てくれている」というご評価をいただけることが増えました。

更に変化が大きいなと感じたことは職員の意識です。
指針となるものがあることで、自然とBRIDGEでやらないといけないことがわかってくるので、普段の職員の意識も変わってきたと感じています。

進化し続けるシート

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お子さんの成長に合わせて、4〜6ヶ月の間に随時支援計画の見直しを行なっていますが、合わせて評価シートも常に改善をしていければと思っています。日々の支援の中で、もっとこんな項目があったらいいねとか、より1人1人を細やかに支援できるように改善されていくので、完成するときはきっとないのかもしれません。

お子様たちが成長していくのと一緒に、私たち職員や、制度も共に成長を続けていきたいと思います。

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