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【絵本感想】『なんでもモッテルさん』

今回、紹介する絵本は竹下文子さんが書いた『なんでもモッテルさん』です。

モッテルさんの家はお金持ち。
なんでも買って、なんでも持っている。

お父さんのカッテル、お母さんのマーダ、息子のモット、娘のテルル、犬のワンダ。

それぞれがいろんなものを集めていて、お屋敷の中は物でいっぱい。
あるとき、見たことのない嵐がやってきて・・・。

表紙の絵の迫力

この絵本を手に取ったきっかけは、”表紙の絵”!!
こちらをじっと睨みつける絵に惹かれて手に取りました。
絵を担当したのはアヤ井アキコさん。
この方は、『もぐらはすごい』や『こうもり』といった作品があります。

優しいイラストを描いているイメージがあったので、『なんでもモッテルさん』の絵の雰囲気とまた違っていて、いいと思いました。

お金では手に入れることができないもの

この絵本に登場するモッテルさん家族は、お金持ちでなんでも欲しいものが手に入ります。
欲しいものは全てお金で解決できるのです。
でも、全てお金で解決できるものではないことをこの絵本は教えてくれます。
絵本を読んでみたら分かりますが、モッテルさん家族の表情が最初と最後では明らかに違います。

それはきっと、お金以外に大切なものがあることに気づけたからだと思います。

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