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住んでみて分かったオランダの実態

先日、オランダに3年間住んでみた感想をざっくり書きました。
今回は、前回書ききれなかったことを書いていこうと思います。

ヨーロッパ最大のラーメン大国

この3年間でヨーロッパを中心に20カ国以上旅行しましたが、オランダはヨーロッパ最大のラーメン大国だと断言できます。

キングダムで例えると「楚」です。他の国では大将軍クラスのラーメン屋がそこら中にごろごろしています。

自転車大国の現実

オランダは自転車大国と言われています。人より自転車の数の方が多く、実際多くの人は自転車で移動します。

どちらかというとポジティブなニュアンスで語られることが多いのですが、実際は、公共交通機関が貧弱すぎて自転車を使わざるをえないという事情もあります。

アムステルダムの中心部はトラム、郊外はバスが主力です。電車もありますが、カバーしている範囲が狭いので普段使いはあまりできません。

トラムはバスほどではないものの「遅い」「時間通りに来ない」「消滅する」という特徴があります。

例えば、家からゴッホ美術館までは、
・徒歩20分
・自転車10分
・トラム15分
です。

トラムの待ち時間を考えると、徒歩と変わらないか、下手をするとトラムで行った方が遅くなってしまいます。

さらに、徒歩と自転車が無料なのに対して、トラムは有料(1ユーロぐらい)です。大雨の日ならともかく、晴れの日にトラムを選択することはありません。

祝日が全然ない

日本の祝日が16日に対して、オランダは8日しかありません。さらに、土日に重なっても振替休日はなく、土日に吸収されてしまいます。

2021年は、祝日が土日に吸収されまくった結果、5日しか祝日がありません
しかも、年末年始の祝日がすべて土日に吸収されるため、2021年5月24日の次の祝日は、2022年4月18日です。

2021年5月24日の次の祝日は、2022年4月18日です。

ほぼ1年祝日がありません。
日本とは違って盆休みや正月休みもないので、この間は本当に1日も土日以外の休日はありません。

また、2021年は置いておくとしても、祝日は年の上半期に集中しており、下半期の祝日は、12月25日、26日の2日間しかありません。
なので、オランダでは毎年半年間祝日のない生活を過ごすことになります
ちなみに、今年は26日が土曜に吸収されてしまいました。。

祝日が少ないせいか、有給日数は年間25日ぐらいと多めです。ただ、有給は有意義に過ごさないと!というプレッシャーがかかりがちなので、やっぱりもっと祝日が欲しいです。

1人行動をしている人がいない

町中では1人で歩いている人はあまりいません。だいたいみんなパートナーや友だちと一緒に行動しています。

駅のホームでも1人で電車を待つ人は少ないです。それに慣れてると、日本に一時帰国したときに、ホームで電車待ち中に多くの人がスマホを見てる光景が異常に思えました。

スーパーは無人レジが主流

前回書いたとおり、オランダはキャッシュレス社会です。そのおかげもあって、スーパーは無人レジが主流です。

うちの近所の大型スーパーは、無人レジが20台で、有人レジが1台だけです。
近所のミニスーパー(コンビニみたいな感じ)は、無人レジが6台で、有人レジはありません

そのおかげで、レジ待ちはほとんどありません。
日本のオフィス街のランチタイムでコンビニのレジ待ち行列がすごいことを考えると、こういうところも生産性の差につながっているのかと思います。

ショートケーキがない

オランダにショートケーキはありません。
オランダのケーキは固く、日本人の感覚からすると、ケーキと言うよりは洋菓子という感じです。

また、ケーキに限らずスイーツはどれもめちゃくちゃ甘いものが多く、角砂糖を食べているような感じになります。

僕はスイーツが好きで、前職では昼休みにグラマシーニューヨークやキルフェボンのケーキを買って、おやつタイムに食べてたりしましたが、オランダでは全くスイーツを食べなくなりました。

メガネをしている人がいない

オランダではメガネをしている人は日本に比べるとずっと少ないです。
特に白人はほとんどメガネをしておらず、メガネをしているのはアジア人、ヒスパニックが中心で、たまにお年寄りがしているという感じです。

理由はわかりませんが、夏になるとみんなサングラスをするからかもしれません。

日本人の名前は認識されない

海外のスタバで注文するときは自分の名前を行って、カップに名前を書いてもらうスタイルです。
最初の頃は Shunsuke と言ってましたが、まったく伝わりませんでした。途中から Shun と言うようになって、やっと伝わるようになりました。ただ、人によっては Shun でも認識されづらいことがあります。

次回予告

ということで、今回は前回書ききれなかったオランダ生活について書きました。
次回は、何かを書こうと思います。


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