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Amazon CloudWatch入門
AWSの監視ツールであるAmazon CloudWatchについて解説します!
Amazon CloudWatchとは?
アプリやDBなどのコンポーネントからログやメトリクスを収集して、何かしらの問題が起きたことを知らせる監視を行うためのツールです。
AWS公式ドキュメントの定義
Amazon CloudWatch は、リアルタイムのログ、メトリクス、イベントデータを収集して自動化されたダッシュボードに視覚化し、インフラストラクチャとアプリケーションのメンテナンスを合理化します。
監視とは
システム監視とは、システム内で動作しているサーバ、アプリケーション、ネットワークなどが正常に稼働しているか定期的に確認することによって、システムで発生した障害やリソース不足を検知し、システム管理者に通知を行うための作業や仕組みのことです。
ちなみにシステムの運用におけるメトリクスとは、サーバーのメモリ使用率やネットワークのパフォーマンスなどが、いつ、どういう状態にあったのかを表す情報のことで、このログやメトリクスを使って監視を行います。
ちなみにCloudWatch Metricsを使うと、メトリクスを可視化することもできます。
Amazon CloudWatch Alarmとは?
メトリクス、ログからシステムの異常を察知し、各担当者へ通知するために使用します。CloudWatchによる監視データに基づいて、事前に設定した閾値を超えた場合にアラートを送信することができます。
このCloudWatch AlarmをAmazon SNS (Simple Notification Service)というAWSの通知サービスや、AWS Chatbotなどと組み合わせると担当者のSlackに通知することも可能になります。
Amazon SNSとは?
メッセージの送信と受信を仲介するサービスで、メッセージの受信者に対してEメールやSNSなどの通知を送ることができます。
例えばAmazon EC2の監視を行う場合、インスタンスのCPU使用率やネットワーク帯域幅などのメトリックスを監視し、設定した閾値を超えた場合にアラートを送信する、というケースが考えられます。
また、Amazon S3の場合、S3バケットのオブジェクト数や容量、転送量などのメトリックスを監視し、設定した閾値を超えたらアラートを送信するということもできます。
まとめ
Amazon CloudWatchを他のAWSサービスと組み合わせることで、幅広い監視対象に対応できます。
また、Amazon SNSやChatbotと組み合わせることで、アラートをリアルタイムで受け取ることができ、迅速な対応が可能となります。
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