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バックハーの歩き方

ラオカイから次に向かったのはバックハー(Bc Hà)という山間の街。
ラオカイ駅から車で1時間半ほどかかる。
距離にして65kmほど。

宿泊したところ

あまり情報の少ない街だったので、Agodaで評価の高そうなホテルにした。
Bac Ha Charm Stayという街中からは少し離れているが、清潔感があってアットホームなホテルだった。

ホテルのオーナーは英語も話せるので、色々とお願いしやすかった。
帰りのタクシーもオーナーに手配して貰った。
とてもフレンドリーでナイスガイなオジサンだった。

ホテルのレセプション兼レストラン
寝室は小綺麗で、シャワーもしっかり暖かいお湯

到着したのは10時過ぎで、当然チェックイン時間前だったが、普通に部屋に通してくれたのが有り難かった。
寝台列車なので朝シャワー浴びられてないし、ラオカイで結構汗をかいたので、チェックインしてシャワーを使えたのはラッキーだった。

寝不足だったので、そのまま2時間ほどシエスタ。
13時ごろから街へ向かう。

観光したところ

特にこれと言って見どころの無い街だが、サパよりは落ち着いていて、田舎の落ち着いた雰囲気が心地良かった。

ほぼ唯一の名所であるホアン・ア・トゥオン宮殿(Dinh Hoàng A Tưởng)は改修工事の最中で、外観がだいぶ変わっていたというか、風情の無い綺麗な建物になっていた。

宮殿の外観
宮殿の中の本館
改修前の本館

これは日本人とベトナム人の美的感覚の違いなのかもしれない。
日本人は鄙びていて色褪せたものの方が風情があると思っているが、ベトナム人は綺麗で新しいものを好むような気がする。
ホイアンの来遠橋(日本橋とも)も改修で綺麗になり過ぎたというニュースを聞いた。

ちなみにこの宮殿は西洋人が建てたわけではなく、100年前のベトナム人が建てたもののようだ。
サパは教会があったりして、植民地時代の名残を感じられるが、バックハーにはフランス人がほとんど来なかったのだろうか。

バックハー最大の見どころは毎週日曜に開かれる日曜市(Ch Văn hoá Bc Hà)である。

露店が所狭しと並ぶ
朝鮮人参は大人気

6時ごろから市場は開くそうで、私は7時前に着いたが、既に大賑わいであった。

市場には食堂があるが、ここは豚や鶏の内臓がズラッと並んでいた。
ホテルの朝食があったので食べなかったが、市場で食事をしたいならホテルは朝食無しでも良いだろう。

もつ煮込みはどの店も定番メニュー
鳥モツとか色々並ぶ

山間の街なのでその他は野菜や果物が多かった。
ハノイやホーチミンでも見たことがない果物もあって面白い。

タコノキの実?
何かよく分からないやつ

以前にパコーの市場へ行ったが、比べものにならないぐらい賑わっていた。
ただ民族衣装を見たいならパコーの方が着ている人も多かった。
観光ガイドで見るバックハー写真はかなり古いものだと思われる。

7時台なら地元の人がほとんどだが、9時ぐらいになるとサパから日帰りツアーで来る人も多いらしい。
日曜市を見るなら土曜の夜にバックハーに泊まることをオススメする。

食べたもの

晩ご飯はホテル近くのフォー屋さんで食事をとった。
街中から離れていて暗くなると少し怖かったので、近場で夕食にした。
と言っても治安が…というわけではなく、ホテルまでの道中にいる犬がやたら吠えるからだ。

店はPh Bc Hà Lý Thiというところ。
Phở Chua Có Thịtというメニューをたのんだ。
chuaは酸っぱい、thịtが肉なので、肉入りの酸っぱい麺という意味。
豚肉と野菜とナッツが混ざっていて、味はちょっと酸っぱい感じ。
なかなかいける味だった。

Phở Chua Có Thịt
店のメニュー(めちゃ安い!)

もっとしっかり食べたいという場合はNgọc Uyển通り近辺にホテルを取った方が良いだろう。

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