日記：ニャー！mini

三菱アルティアムで開催されている「絵本原画　ニャー！mini」（副題：猫が歩く絵本の世界）に行く。きくちちきさん、石黒亜矢子さん、きむらよしおさん、100％ORANGEさん、大道あやさん、馬場のぼるさん、牧野千尋さん、片岡まみこさんの絵本原画が展示されていた。絵が描かれている紙の大きさはバラバラ。絵本として製本されるとページの枠に合わせて同じ大きさになる。サイズを整えられる前の絵には生々しさがある。皺が寄ってしまっている紙。薄くてぼろな紙。「描こう！」と思いついたときに、手元に一番近かった紙と言われたら納得ができそう。一回り見終わってから、もう一度、100％ORANGEさんの「ひとりごと絵本」が展示されたガラスケースの前に行く。絵の横に文章が添えられている。「猫の頭突きで気持ちよく起きれました」「猫が平ぺたくなっていたので、ものさしで高さを図ろうとしたら怒られた」僕はこの２つの絵が気に入った。お腹が空いたのでライブハウス前の公園で塩パンとピロシキを食べる。ピロシキの中身には決まって春雨みたいなのが入っているけれど、ロシアの人も春雨を食べるのだろうか。日中の空気は湿気をどんどんため込んでいて、夕方には大泣きしてやるぞって決めてるかのようだった。（結局、夕立はこなかった。無印で買ったばかりの白いスニーカーが汚れなくて良かった）