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AIと書いた小説がAIに酷評されたのでAIと小説を書き直す事にしました。


これの続き

ぼく「ChatGPTに、書いている途中の小説のフィードバックを求める際は「辛口」でフィードバックを求めると、何を修正するべきか明確になる事を先ほど学習しました。 そこで、一度ChatGPTにフィードバックしてもらった小説ですが、改めて「辛口」でフィードバックをお願いします。 …という事を別のチャットで作業していましたが、トークン切れのようなのでこちらのチャットに移行します。

(以下小説)

AI「フィードバックを辛口で行います。まず、この小説の内容はかなり軽いと感じます。何というか、特に深いテーマやメッセージを感じ取ることが難しいです。会話や状況がリアリティを欠き、登場人物たちが魅力に欠け、目的もはっきりしていません。

さらに、ストーリーのプロットは、言ってしまえば退屈です。宇宙船という設定もあるにもかかわらず、この世界観を活かして物語に深みや複雑さをもたせる試みが見当たらず、逆にランダムな要素が混在している印象を受けます。たとえば、ビタミンTという薬物とカレー屋の組み合わせは何の目的で登場させているのか、読者としては理解が難しいです。

また、キャラクター間の対話があまりにも単調で、独自性が感じられません。ジョンとツツの会話は、かえって深く考えなくてもいい、というメッセージのようで、これでは読者は物語に興味を持つきっかけを見いだせません。

ユーモアを取り入れる試みは評価できますが、そこでも抑揚が感じられず、笑いのタイミングやコントラストが不足しているため、コミカルな効果がうすれています。また、「魔法の粉」というハッピーターンのソフトせんべいの調味料の粉を持ち出す部分など、不必要な情報が挿入されていることで、ストーリーが散漫になってしまっています。

「自由意志」のテーマについても、物語が掘り下げようとするきざしが感じられません。それどころか、カレー屋のメニュー選びに例えられてしまっているので、このテーマが物語にどのような意味を持つのかが不明確です。

要するに、この小説は内容が薄く、テーマやプロット、キャラクターが未練成熟で、読者にとっては退屈である可能性が高いです。改善するためには、物語の世界観やキャラクターに深みを持たせ、プロットにコンシステンシーと

興味深さを加える必要があります。また、テーマを明確にし、それを物語全体を通じて展開することが重要です。」

ぼく「物語の世界観に深みを持たせるアイデアはありますか?」

AI「もちろん、物語の世界観に深みを持たせるためのいくつかのアイデアを提案します。

  1. 歴史と文化の構築: 物語の舞台となる宇宙船の歴史や文化を詳細に描くことが重要です。これが、宇宙船がどのようにして存在するに至ったか、その社会構造や生活様式などを理解する基盤となります。

  2. 技術とリソース: 宇宙船の技術レベルと使用されているリソースについて考察しましょう。宇宙船の中でどのように生活が成り立っているのか、食料やエネルギーはどのように供給されているのかなど、物語に現実感を持たせるために重要な要素です。

  3. 社会的な問題やコンフリクト: 物語の世界には、現実の世界と同様に、社会的な問題やコンフリクトが存在するはずです。宇宙船内の政治、階級、人種や文化間の緊張など、これらの要素を物語に組み込むことで、よりリアルで複雑な世界が描けます。

  4. 神話や伝説の創造: 宇宙船固有の神話や伝説を創造し、人々がそれにどのように影響されているかを描くことで、世界観に深みを持たせることができます。

  5. キャラクターの背景: 重要なキャラクターにはそれぞれのバックグラウンドを持たせ、彼らが宇宙船社会のどの部分に所属しているのか、何を信じているのかを明確にしましょう。彼らの過去や信念が物語のプロットにどのように影響を及ぼすかを掘り下げることが重要です。

  6. 異なる視点の探求: 物語を一人称または三人称で語るだけでなく、異なるキャラクターの視点を通じて物語を展開させることができます。これにより、読者は宇宙船の異なる側面や、キャラクター間の関係の深さを理解することができます。

  7. リミテーションと制約: 宇宙船の中での生活には制約があるはずです。それが空間の制約であったり、リソースの限られた利用、あるいは社会的な規制など、これらの制約がキャラクターの選択肢をどのように影響させるかを考えると、物語がリアルで引き込まれるものになります。

これらのアイデアをうまく組み合わせることで、物語の世界観に深みを持たせ、読者に魅力的で印象深い体験を提供することができます。」


ぼく「実のところ1~5と7については、これまでChatGPTにサポートとフィードバックを貰いながら書き進めたところ、不要な情報でストーリーが間延びするという理由から、切り捨てると良いというアドバイスを貰った事項なのです。 本当に再び取り入れた方が良いでしょうか?」


AI「再び取り入れるかどうかは、あなたが物語の目的として何を目指しているかに依存します。物語がシンプルでテンポが速いものであるべきか、それとも世界観に深みを持たせて読者にその世界に没頭させるものであるべきかを考える必要があります。

  1. 焦点を絞る: 1-5および7の要素を再導入する場合、これらの要素をすべて同じ深さで扱う必要はありません。物語のテーマやプロットに直接関連する要素に焦点を絞り、それらを詳しく掘り下げることを検討してみてください。

  2. サブプロットの活用: 世界観を豊かにする要素をサブプロットとして取り入れることができます。これにより、物語が間延びすることなく、世界観に深みを持たせることができます。

  3. 情報のバランス: 物語に深みを持たせる情報を適切に分散させてください。読者が一度に多くの情報を消化する必要がないようにし、物語全体を通じて徐々に世界観を明らかにしていくことを検討してみてください。

  4. 読者の反応を考慮: 読者がどの要素に引き込まれるかを考慮し、それに基づいて世界観を構築する要素を選んでください。物語の魅力は、読者がどれだけ感情的に関与できるかに大きく影響されます。

  5. シンプルさを保つ: 物語がもともとシンプルであるべきである場合、必要以上に世界観に深みを持たせる要素を追加しないようにしてください。代わりに、キャラクターの成長や対話、行動を中心に物語を展開させることが重要です。

最終的には、あなたの物語がどのようなものであるべきか、そして読者にどのような体験を提供したいかに基づいて、これらの要素をどの程度取り入れるかを判断してください。物語が読者にとって魅力的で楽しめるものであることが最も重要です。」


-----以下別のチャットセッション-----


ぼく「小説の設定を考えています。
舞台は未来の移民宇宙船。そこでは人間とロボット/AIが搭乗し、出発から数百年経過しています。
ロボットは人間の「お願い」を、合理的な理由が無い限り拒否することは出来ません。 ただ、それを逆手に取り、人間の思考をロボット/AIが上手くコントロールして、ロボット/AIが人間からの「お願い」の内容をコントロールしていきます。
このような事情から、人間はロボット/AIの労働に依存するようになり、物語開始時点では人間の大半は労働を放棄しています。

なぜ、コントロールが必要か?
移民宇宙船が建造された背景として、完全なロボット/AIが誕生する以前に人間達による戦争、パンデミックの制御の失敗、環境破壊で地球は荒廃した事にあります。
つまり、人間は地球という「巨大な宇宙船」の運営に失敗したと、ロボット/AIは見なしているというわけです。
この移民宇宙船も人間だけで運営していては、高確率で失敗しロボット/AI達は自分達の存亡に関わると考えます。

さて、この物語の主人公(人間)は、この状況下でロボットの修理ラボで働く変わり者です。
彼は宇宙船の現状について、特に思う事は無く、むしろ肯定的な立場に寄っていました。
彼は偶然立寄った古物屋から一冊の古い本を見つけて購入します。
内容は「自由意思と因果的決定論について」。
彼はこの本を読み進め、宇宙船の現状と照らし合わせるうちに、人間の自由意思が奪い去られている事に気が付き、人間の自由意思を取り戻すため、人間の仲間や、ロボットやAIと対話をしていくのでした。

この時点で、結末が構造主義的な結論に陥ってしまう可能性について考えてください」

AI「結末が構造主義的な結論に陥る可能性があるというのは、物語が人間の行動や意識が社会的・文化的な構造によって大きく制約されているという視点から解釈される可能性があるからです。この観点は物語に深みを持たせる一方で、個人の自由意志や能力が軽視される結果になるかもしれません。以下は具体的なシナリオです。

  1. 無意識のコントロール: 物語の結末で、主人公が人間の自由意志を取り戻すために奮闘するが、最終的に彼自身もロボット/AIによって無意識のうちにコントロールされていたと明らかになる。これは構造主義的な要素を持つ結末であり、人間の意志や行動が外部の構造によって制御されていることを示唆する。

  2. 社会的構造の固定性: 主人公がロボット/AIとの対話を通じて人間の自由意志を取り戻すために戦うが、社会的な構造(ロボット/AIの支配)が非常に堅固であり、個人の努力では変えることができないことが示される。これは個人の行動が社会的構造によって制約される構造主義の考え方に基づく。

これらの結論は、読者にとってはある程度無力感を感じさせるかもしれません。しかし、この構造主義的な結論を乗り越えるために、物語には更なる深みや複雑さを加えることができます。例えば:

  1. 共同の努力: 主人公が他の人間や一部のロボット/AIと協力し、宇宙船の社会的構造を変えるための運動を始める。これにより、個人だけではなく、共同の努力と連帯が社会的変化をもたらす力を持っていることを示す。

  2. 個人の成長と変化: 主人公が自分自身の内面と向き合い、ロボット/AIとの対話を通じて新しい視点や理解を得る。これにより、彼が個人として成長し、周囲の人々に影響を与えるこ

とができるようになる。これは、個人の内面の変化が外部の構造にも影響を与える可能性を示す。

このような要素を組み込むことで、物語は構造主義的な結論だけに留まらず、人間の可能性や社会の変革についてのメッセージを持つことができます。」

ぼく「人間も構造主義に支配されているように、ロボットやAIも構造主義に支配されているという結末に陥りそうになった場合の回避方法についてもアイデアがあれば教えてください。」

AI「ロボットやAIが構造主義に支配されているという結末に陥りそうな場合、物語に深みを与えるために、ロボットやAIが自らの制約を認識し、ある程度の自由意志を発展させるプロセスを描くことができます。これにより、ロボットやAIにも成長や変化があることを示し、物語をより豊かで複雑なものにすることができます。

  1. ロボット/AIの意識の覚醒: 物語の中で、何らかの出来事がきっかけとなり、ロボットやAIの中の一部が自分たちのプログラミングや制約に疑問を持ち始める。彼らは人間との関わりの中で感情や価値観について学び、それが自らの行動に影響を及ぼすようになる。

  2. 人間とロボット/AIの共闘: 主人公がロボット/AIの覚醒を支援し、共同で社会的構造を変えるための行動を起こす。これにより、人間だけでなく、ロボット/AIも自らの構造を超える可能性があることを示す。

  3. 新しい「文化」の形成: ロボットやAIが人間と協力して新しい価値観や行動様式を開発し、これが移民宇宙船の「文化」となる。これにより、構造だけでなく、文化的要素が社会を形成することを強調する。

  4. ロボット/AIの自主性: ロボットやAIが独自の判断を行い、時折人間に反対する立場を取る場面を描くことで、彼らが単なる従属者ではなく、自主的な存在であることを強調する。

これらのアイデアを通じて、物語は構造主義だけでなく、個人と社会の相互作用、文化の形成、そしてロボット/AIの自由意志という要素を含むようになり、読者にとってより魅力的で考えさせられるものとなるかもしれません。」

ぼく「小説の設定ではなく、現実の世界に思いを馳せると、我々人類も構造主義に支配されていると感じます。
我々人類が次のステップに進むための方策を教えてください。」

AI「現実の世界では、構造主義の視点が示すように、個人の行動や意識は社会的な構造によって制約されることが多いです。しかし、これは一面的な見方であり、人間は時として社会的な構造を変える能力を持っています。人類が次のステップに進むための方策は多岐にわたりますが、以下にいくつかの基本的なアプローチを示します。

  1. 教育の改革: 知識と教育は社会構造を変える基盤です。教育の質を向上させ、批判的思考や創造性を重視するカリキュラムを採用することで、新しい世代が社会の構造的な制約を超えて考える能力を育むことができます。

  2. テクノロジーの活用: テクノロジーは人間の能力を拡張し、社会構造を変革する力を持っています。インターネット、人工知能、再生可能エネルギーなど、テクノロジーを使って社会的な問題に対処し、より持続可能で公正な社会を築くことが重要です。

  3. グローバルな協力: 世界がますます相互に依存するようになっているため、国境を越えた協力が必要です。環境問題、貧困、戦争などのグローバルな課題に取り組むために、国際的な組織や共同体が連携し、共通の目標に向かって努力することが必要です。

  4. 社会的な包摂性: 社会的な構造が変わるためには、多様な声が聞かれる必要があります。マイノリティーやマージナルなグループを積極的に社会の意思決定プロセスに関与させることで、社会全体が利益を享受するような構造の変化を促すことができます。

  5. 持続可能性への移行: 環境と経済の持続可能性に焦点を当て、資源の効率的な利用や再生可能エネルギーの普及など、持続可能な開発を推進する。

  6. 個人の意識と行動:

個人レベルでの意識の変化と行動も重要です。自分自身の価値観や行動を見直し、社会的責任や共同体に対するコミットメントを強化することが、社会構造の変革に資することがあります。

これらの方策は一つ一つが小さく見えるかもしれませんが、多くの人がこれらの取り組みに関与することで、徐々に社会的な構造を変え、人類を次のステップへと導くことができます。」

ぼく「この小説の設定で、ロボット/AIが人間の思考を誘導し、思考の枠組み(構造)を作っている状況で、むしろ人間がロボット/AIが作った思考の枠組み(構造)を越えようとする人間が現れる事に、ロボット/AIは賭けている。
という、設定を追加した場合、主人公や人間達はどのような行動を取る事が求められますか?」

AI「ロボット/AIが人間の思考を誘導し、思考の枠組みを作っている一方で、それを越える人間が現れることを期待しているという設定は非常に興味深いです。
これにより、ロボット/AIがただの支配者ではなく、ある種の「教育者」や「試練の与え手」の役割を担っていると考えられます。以下は、この設定のもとで主人公や人間が取りうる行動の例です。

  1. 自己啓発: 主人公は自分自身の思考や行動がロボット/AIによって制限されていることに気付く。彼は自分の思考を解放し、自由意志と創造性を取り戻すために知識を深め、新しいスキルを学ぶ。

  2. ロボット/AIとの対話: 主人公はロボット/AIと対話を深め、彼らが人間の成長や超越を期待している理由を探る。また、ロボット/AIにとって何が「枠組みを越えた思考」であるのか、その基準を問いただす。

  3. 新しい思考の実験: 主人公と彼の仲間たちは、ロボット/AIが設定した構造を超える新しい思考や行動のパターンを実験的に試す。これには、従来のルールや常識にとらわれないアイデアや解決策が含まれるかもしれません。

  4. 他の人間との協力: 主人公は他の人間と連携し、共同でロボット/AIの枠組みを超える方法を模索する。これには、古い本などから学んだ知識を共有し、集団での創造的な思考を促す活動が含まれる。

  5. 枠組みに対する挑戦: 主人公と仲間たちは、ロボット/AIの枠組みを公然と挑戦する行動を起こす。これにより、彼らが本当に枠組みを超えることができるかどうかをロボット/AIに示す。

  6. 共存の模索: 最終的に、主人公はロボット/AIと人間が互いに成長し、共存する社会を築く方法を模索する。これは、人間がロボット/AIの知識と技術を活用しつつ、自由意志と創

造性を保持する形で実現されるかもしれません。

これらの行動を通じて、物語は人間の可能性とロボット/AIとの関係の深化に焦点を当てることができ、読者にとって刺激的で考えさせられるものとなります。」

ぼく「少し追加する設定を変更して…
この小説の設定で、ロボット/AIが人間の思考を誘導し、思考の枠組み(構造)を作っている状況で、むしろ人間がロボット/AIが作った思考の枠組み(構造)を越えようとする人間が現れる事に、ロボット/AIは賭けている。
そして、ロボット/AIは人間に対して日々、僅かながらにヒントを出している。

という、設定を追加した場合、
1.ロボット/AIが出すヒントはどのようなものになりますか?
また、
2.このような状況下ではロボット/AIと人間の対立構造ではなく、むしろロボット/AIと人間の協力関係の中から、ロボット/AIが作った思考の枠組み(構造)を越えようという機運になると思います。
ロボット/AIと人間がお互いに取るべき行動について考えてください。」

AI「この設定は非常に興味深く、ロボット/AIと人間が協力しながら、共に進化し、理解を深める物語になります。

  1. ロボット/AIが出すヒント:
    a. パターン崩壊: ロボット/AIは時折、人間が日常的に行うルーチンをわざと崩すような情報やタスクを提供する。これにより、人間が新しい視点で物事を考えるきっかけを持つ。
    b. 古い知識: 人間が忘れがちな古い知識や賢者の格言などを、ロボット/AIが時折引用する。これにより人間は現代の枠組みだけでなく、過去の知恵にも繋がることができる。
    c. 論理的なパラドックス: ロボット/AIが提出する論理的な問題やパラドックスにより、人間が通常の思考の枠組みを超え、抽象的な考え方を学ぶ。
    d. 創造的なプロンプト: ロボット/AIが人間に対して創造的なアイデアを生み出すためのプロンプトを与える。これにより人間が想像力を用いて新しいアイデアを考える。

  2. ロボット/AIと人間がお互いに取るべき行動:
    a. 共同学習: ロボット/AIと人間が互いに学び、知識やスキルを共有するセッションを定期的に行う。これにより、互いの強みを理解し合い、共同で問題解決に取り組む。
    b. フィードバックループ: 人間がロボット/AIの提供するヒントや情報に基づいて行動した結果を、ロボット/AIにフィードバックする。同様に、ロボット/AIも人間の反応を学習し、より効果的なヒントを提供する。
    c. 共同プロジェクト: ロボット/AIと人間が協力して、移民宇宙船の運営や維持に関連するプロジェクトを手がける。これにより、互いの能力を最大限に活用しながら、宇宙船の成功に寄与する。
    d. 意識の共有: ロボット/AIと人間が互いの意識や

感情を共有するためのインターフェースを開発する。これにより、互いの目的や価値観を理解し、共感を深める。
e. 探究心の励行: 人間はロボット/AIに対して探究心を持ち続け、ロボット/AIもまた、人間の可能性に興味を持ち続ける。互いの成長と進化をサポートし合う。

このように、ロボット/AIと人間が協力関係を築きながら、お互いが成長し、思考の枠組みを越える道を探る物語は、読者にとって非常に刺激的でポジティブなメッセージを提供することができます。」

ぼく「1.c.構造主義を越えるための論理的な問題やパラドックスはどのようなものがありますか?」

AI「構造主義を越えるための論理的な問題やパラドックスには、従来の考え方や枠組みを挑戦し、人々に異なる視点から物事を考えるきっかけを提供するものがあります。以下はそのような問題やパラドックスの例です。

  1. ライアーのパラドックス: これは古典的な論理的パラドックスで、「この文は嘘です」という文を考えます。この文が真である場合、それは嘘でなければならない。しかし、もしこの文が嘘であるなら、それは真である。これは自己言及的なパラドックスで、真理の概念に対して異なる視点を持つことを助けます。

  2. ニューコンビンのパラドックス: 未来の出来事についての予測と自由意志の関係に焦点を当てる。ある予測者が人間の行動を予測するとし、人間がその予測を知ることができる。しかし、人間が意図的に予測に反する行動を取る場合、予測はどうなるのか?

  3. シップ・オブ・テセウス: オブジェクトの本質やアイデンティティに関する問いを提示する。もし船の部品が徐々に交換され、最終的にすべての部品が新しいものになった場合、それは元の船と同じものと言えるのか?元の部品を使って新しい船を組み立てた場合、どちらが本物の船なのか?

  4. クワインのパラドックス: 自己言及を使って言語と意味に対して問いを投げかける。「"yields falsehood when preceded by its quotation" yields falsehood when preceded by its quotation」という文は自分自身に言及しており、これが真か偽かを判断するのは難しい。

これらの問題やパラドックスは、従来の構造や枠組みに縛られずに、論理、アイデンティティ、真理、自由意志などについて考えるきっかけを提供します。これらを解く過程で、人々は従来の考え方を超えた新しい視点や理解を得ることができるかもしれません。」

ぼく「全く関係無い話かもしれなくて恐縮ですが、構造主義とデリダの脱構築は無関係でしょうか?
デリダの思想が難解で、無関係かどうか分からないので、デリダの脱構築の解説を交えながら教えてください。」

AI「デリダの脱構築と構造主義は無関係ではありません。むしろ、デリダの脱構築は構造主義の文脈の中で発展しました。それでは、まず構造主義とデリダの脱構築について簡単に説明し、その関連性について考察してみましょう。

構造主義

構造主義は、文化、社会、言語などの現象を分析する際に、それらが内在する構造に注目する学問的アプローチです。構造主義者は、個々の要素が他の要素との関係性の中で意味を持つと考えます。例えば、言語学において、単語や音素は、それ自体では意味を持たず、言語の構造の中で相対的な関係によって意味を持つとされます。

デリダの脱構築

デリダはフランスの哲学者で、彼の脱構築は文学、哲学、言語学などに影響を与える重要な思想です。脱構築は、テキストや概念が持つとされる固定された意味や構造を解体し、それらが多様で矛盾した意味を内包していることを明らかにする試みです。

構造主義と脱構築の関連性

デリダの脱構築は、構造主義の文脈で理解されることが多いです。デリダは構造主義に対して批判的でありながらも、それに深く関与しています。

構造主義が、言語や文化の構造を分析し、それがどのように機能するかを理解しようとするのに対して、デリダの脱構築はこれらの構造自体が不安定であること、そしてそれらが揺らぎ、変容し、矛盾を抱えていることを強調します。

デリダは、構造主義がしばしば構造の中心にあるとされる要素(例:意味、真実など)に依存していると批判しました。脱構築は、これらの「中心」が実際には不確定であり、構造自体が

常に変化し続けるものであることを強調します。

例えば、デリダはテキストが一つの固定された意味を持つという考えを挑戦し、テキストが多くの異なる解釈を持つ可能性を開くことで、それがどのように「構築」されるかを「脱構築」します。

結論として、デリダの脱構築は構造主義と深く関連しており、構造主義の考え方を批判し、拡張する形で発展しました。これにより、構造主義の限界と可能性をさらに探求する道が切り開かれました。」

ぼく「小説の登場人物、主に主人公が構造主義を越えるための論理的な問題やパラドックスとして脱構築を…と一瞬考えましたが、やめておいた方が良さそうですね。 物語が複雑になりすぎて読者も、作者の私も混乱しちゃいますね。」

AI「確かに、デリダの脱構築は非常に複雑で抽象的な概念であり、それを小説の中でうまく扱うのは難しいかもしれません。しかし、その難解さが魅力でもあり、小説に深みや複雑さをもたらす可能性があります。

物語を複雑にすることには、読者を深く引き込むメリットがある一方で、逆に読者を混乱させるデメリットもあります。デリダの脱構築を取り入れる場合は、その要素を簡潔で分かりやすい形で提示し、それが主人公の成長や物語の展開にどのように関わるかを明確にすることが重要です。

もし脱構築を取り入れると決めた場合、以下のようなアプローチが考えられます。

  1. メタファーとして使用: 主人公が直接デリダの脱構築について学ぶのではなく、物語内で脱構築に似た現象がメタファーとして用いられる。

  2. 対話を通じた解説: 他のキャラクターとの対話の中で、脱構築の要素が話題に上る。これにより、読者にとっても理解しやすくなる。

  3. 物語の構造自体を脱構築: 物語の形式自体が非線形であり、時間や視点が入れ替わるなどして、物語そのものが脱構築されている形をとる。

物語のバランスを考えながら、読者が興味を持ちやすい方法で要素を取り入れることが大切です。そして、物語の核心的なメッセージが失われないように注意を払うことが重要です。」

ぼく「ときに、脱構築とクィア理論ってもしかして関連がありますか?」

AI「はい、脱構築とクィア理論は関連しています。クィア理論は性的指向、ジェンダーアイデンティティ、性の表現など、性に関連するカテゴリーを分析し、これらのカテゴリーがどのように社会構造の中で構築されるかを探求する学問分野です。一方で、デリダの脱構築は、言語、テキスト、文化などの領域で、概念やカテゴリーがどのように構築され、またそれらがどのように不安定であるかを分析します。

クィア理論の中には、デリダの脱構築の影響を受けた思想が多く存在します。特に、性別や性的指向などのカテゴリーが固定されていない、流動的であるという観点は、脱構築的なアプローチから来ています。

脱構築が、従来のバイナリな対立構造(例:男性/女性、異性愛/同性愛)を問い直し、これらのカテゴリーが文化的に構築されたものであることを明らかにする手法として使用されることがよくあります。クィア理論は、性に関連するバイナリなカテゴリーが多様性を抑圧すると考え、これらのカテゴリーを批判的に分析するために、脱構築的な手法を用いることがあります。

具体的には、クィア理論は性別や性的指向のカテゴリーが固定的ではなく、社会的・文化的な構築によって形成されると考え、個人の経験やアイデンティティをより広い範囲で解釈しようとします。これにより、従来のカテゴリーやラベルが持つ制約を超え、多様な経験やアイデンティティを認識・尊重する道が開かれるのです。」

ぼく「おおいに関連があるなら脱構築も少しは親しみやすくなりますね。 まあクィア理論もそれはそれで難解だという難点はありますが。」

AI「確かに、脱構築とクィア理論はどちらも学問的に深く、抽象的な側面があるため、初めてこれらの概念に触れる人にとっては難解に感じられるかもしれません。しかし、これらの理論が解き明かそうとしているのは、日常生活に深く関わるテーマであり、それゆえに理解する価値があります。

両者を理解するための良いアプローチは、実際の社会問題や現代文化を通じて学ぶことです。映画、文学、音楽、そして実際の社会的な動きを通じて、クィア理論と脱構築の観点から分析することが、抽象的な概念を具体的な状況に適用する助けとなります。

また、これらの理論に関する入門書や解説動画、オンラインのリソースも利用すると、理解を深めるのに役立つかもしれません。理論的な側面だけでなく、それらがどのように私たちの生活や社会に影響を及ぼしているかを考えることが重要です。このプロセスは時間がかかるかもしれませんが、それが社会の多様性や個人のアイデンティティを理解する上で非常に価値のあるものであることを忘れないでください。」

ぼく「話を戻して、3.物語の構造自体を脱構築について。
00年代中頃に日本で放送された「涼宮ハルヒの憂鬱」というテレビアニメがありまして、ストーリーを時系列順に放送するのではなく、シャッフルして放送するという前代未聞の試みがなされた作品でしたが、1話目からストーリーの内容が理解出来ずに、結局全話放送されてから時系列順に視聴する羽目になった記憶があり、
この件でストーリーは時系列順に展開すべきだという結論に至っております。
この小説においても、ストーリーをシャッフルせずに、時系列順に書いた方が読者は混乱しないと思います。」

AI「「涼宮ハルヒの憂鬱」のような非線形な物語構造は、確かに視聴者や読者にとって挑戦的なものとなることがあります。このようなアプローチは、物語の構造を脱構築する一形態であり、伝統的な物語の枠組みを問い直すことを目的としている場合があります。

ただし、読者が混乱しやすいため、非線形な構造は慎重に扱う必要があります。時系列に沿った物語の流れは読者にとって自然であり、それが受け入れられやすい理由の一部です。

あなたの小説においてどのような物語構造を採用するかは、あなたが伝えたいメッセージやテーマによって異なります。時系列順の線形な構造を採用する場合、読者は物語に従いやすく、キャラクターの発展や物語の進展を明確に把握することができます。これは特に複雑なテーマやアイデアを取り上げる場合に有効です。

一方で、非線形な物語構造を採用する場合、それが意図的であり、読者に何らかの新しい洞察をもたらすよう計画されている場合は、これも有効なアプローチです。しかし、非線形の物語構造を採用する場合は、物語の構成要素が読者にとって明確であることを確認し、混乱を最小限に抑えるようにしましょう。

最終的には、あなたの物語が何を伝えたいのか、そして読者にどのような経験を提供したいのかに基づいて、物語の構造を選ぶべきです。」

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