息子の発語遍歴
ダウン症を持っている人は
知的発達の遅さや体の特徴
(口の中が狭い、舌が大きい、聴力)
などを原因として
発語が遅かったり、不明瞭だったりすることが多い。
もれなくウチの息子も(7歳)そんな感じ。
それでも彼のペースで成長していて
父としてはその成長が嬉しくてたまらない。
不明瞭な発音は将来の心配要素ではあるが
現時点では
「その不明瞭さすら可愛い」
が圧倒的に上回っている。
そんな息子の可愛い発語遍歴をまとめてみた。
①初めての言葉
「ぷーぷ」
これは
↓↓↓
「スープ」
それも「かぼちゃのポタージュ」だ。
「ママ」でも「パパ」でも「まんま」でもなく
「スープ」
3歳にはなってないけど、3歳寄りの2歳の頃に発したこの言葉。当時から変わらずかぼちゃのポタージュは大好物だ。
②得意分野は和洋折衷
謎に色が得意で
発達の検査する時に色の理解と発語だけは
年齢並と突出していた。
「あか」
「あお」
「きいろ」
「グリーン」
!?
グリーン!?
なぜか
「みどり」とはあまり言わず
「グリーン」と言う。
他にも
「パープル」、「オレンジ」など和洋折衷。
実は色以外にも和洋折衷がある。
それは…
数字
一応10までなら和洋どちらでも言えるように
比較的早い段階でなった。
しかし、法則は謎だが
時々和洋折衷カウントになる
「いーち、にーぃ、さーん、ふぉー、ごーぉ」
といった具合に。
まぁ、数字の概念はありそうだから
どっちでもいいやってなっている。
③二語文はごゆっくり
人や物の名前(名詞)は比較的得意で
どんどん吸収していったわけだが、
二語文はかなり遅かった。
デビューは4歳くらいだけど
今も自在に扱えているかは若干怪しい。
特定の言葉だけ連結させることが上手い。
これはちょっと面白くて、
④にも絡むのでそこで書く。
④父と母の呼び名
我が家は
父(僕)を「お父さん」
母(妻)を「お母さん」
と呼ぶ方針で教えている。
「パパ」、「ママ」より難易度は高いが
色々話してこの呼び名でいくことにした。
そして今、
父(僕)を「おかん」
母(妻)を「かかん」
と呼んでくれている。
いくつかの過程を経て今ここって感じなので
いつか「お父さん」「お母さん」になることを期待しつつその可愛さに微笑んでいる。
ちなみに
平日あまり会えない僕は多分レアキャラ扱い。
休日は一日平均500回は
「おかーん!!」
と呼ばれている(盛ってない)。
何パターンも抑揚を持っていて
「おかーん!!」と呼んで
「はーい!!!」と僕が返すとニコニコする。
これを延々と繰り返すのが休日のルーティン。
ちなみに、③で溜めた
息子の得意な言葉の連結は
「おかん、ぷーん、てぇー!!」だ。
わからないだろう。
「お父さん、スプーン、してー」だ。
つまり
「お父さん、ご飯食べさせて」なのだ。
ある程度食事を自分で食べると
僕に食べさせろと甘えてくることが多い。
実際にはほぼ全部自分で食べられるのだが、
これは甘えたいのだと思い結構甘えさせている。
ちなみに
「かかん」バージョンも当然存在する。
⑤動詞爆発期なう
小学生にあがった今は
動詞爆発期に入っている。
名詞は増えたのでと
昨年位から動詞を促していたのだけど
なかなか出なかった。が、ここに来て爆発。
言葉の理解も上がって
グッと会話の成立度が上がってきているのを感じる。
そんなこんなで
ゆっくりではあるが着実に成長している息子。
緩く見守っているし、可愛いけど、だからといって完全に放置してるわけではなく、月に1度は言語聴覚療法を受けてるし日常生活でも発語や発音に対するアプローチはちょっとだけかもだけどやっている(つもり)。
何より彼は実はよく喋る。
なんなら起きてる間は大体何か喋っている。
9割は宇宙語だけど…。
これからも楽しみながら
彼の成長に関わっていきたい。
おわり。
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