以心伝心は甘くない
おはようございます。
社会福祉士×ダウン症児パパのTadaです。
Tadaのイントネーションはパパと一緒です。
小噺です
平日は毎日が戦争だ。
子育て&家事というものは
質・量ともになかなかのものだと感じる。
質に関して言えば、きっと僕も妻も高いクオリティを求めているわけではないけれど、限られた時間、絶妙なタイミングでこなさなければいけないという意味で質を求められる感じ。
我が家には自由気ままな息子さんがいるので、彼の気ままさを活かしつつ、ルーティンを壊さないようにもするのが至上命題。
なかなかに難易度が高い。
量に至っては言わずもがな。
夫婦子一人の三人編成でこの大変さだから、
それ以上の人数家族がいる方々はそれだけで尊敬の対象。
こんな事を書いている今は帰りの電車の中。
帰宅すれば息子の寝かしつけまで1時間から1時間半はノンストップで素早く的確な判断と夫婦のチームワークが求められるミッションの開始だ。
「やっと家に帰り着いた〜」
って安堵ももちろん大いに感じてはいるけど、
同時に試合開始のホイッスルのようなものも頭の中に響き渡る。
いい感じに寝かしつけまでいけた日は、なんだかとっても気持ちがいい。
さて本題
そんな短期決戦な我が家の平日夜、今はそれなりに戦力になれているとは思うんだけど、かつての僕はというとかなりのポンコツだったようだ。
今日はハッシュタグ企画
#家事分担の気づき
に乗っかってそんな過去の僕について書いてみようと思う。
夫婦二人で暮らしている時はそれなりに家事分担できていたと思うのだけど、息子が産まれてからどうやら僕は家事をだいぶ疎かにし始めたみたい。
妻にだいぶ迷惑をかけ、育休明けには物申されたこともあったようだ。
と、ここまでの文章でなんとなくお気づきかと思うが、実は僕自身はそういった記憶が全くない。
これらは全て妻に教えてもらったことなのだ。
うろ覚えなところもあるから事実と違う部分は多少なりともあるだろうけど大筋はこんな感じ。
僕自身の記憶はというと、いつも夫婦仲良く家事分担してきたつもりであり、妻に物申されたことも記憶にない。
頭お花畑ヤロウ
という言葉はこういう時に使うのだろうか。
話は戻るが、家事をしなくなったポンコツな僕は、自分なりにその原因を考えてみたところ、どうやらおそらく無意識のうちに育休中の妻が家事をたくさんしてくれていたことに甘え、育休明けてもそのノリが変わらなかったのだろう。
そんな僕も物申されてから少しずつ家事をする機会が増えたらしい。
そこにもフェーズがあって
言われたらやるフェーズ
言われずともやるフェーズ
と段階を経て成長してきたようだ。
今ではお褒めいただくことも増え嬉しい限り。
「あの時はほんと…」
と言われるくらいポンコツだったらしい。
と、どんなに言われても思い出せないポンコツ具合。
あれかな。
いじめた側は覚えてないけど
いじめられた側はずっと覚えてるみたいな?
例えがあまりよろしくないかもだけど。
しかし、迷惑かけたことには違いないのでそこは申し訳ないと思いながら、今を生きていこうと思う。
人はいつのまにか当たり前に慣れてしまう
そしてその当たり前を守ってくれている人への感謝が薄れてしまう
そんなことを家事分担の中で気付かされた
そして、そこから修正するにはいきなりの以心伝心は難しく、声かけからスタートしていくのが効果的であること(僕の場合だけかもしれないけど)。
妻はこれが上手でとても丁寧だったと思う。
そうして自分もやることで
相手の大変さを改めて感じることが出来る。
あの時妻が物申してくれて本当に感謝だ。
もし物申してくれてなかったら今の家庭の存続さえ危うかったかもしれない。
とか言って、未だに家事の比率は9:1くらいで妻圧勝だけど、ポンコツはポンコツなりに感謝をしている。
当たり前を守ってくれていることに感謝。
そして今では
以心伝心もいつもではないけど発動することがある。
睡魔と戦い機嫌の悪い息子の就寝準備をいかにスムーズにするか。ここでは場面に応じて柔軟に役割分担を変更しなければならない。こういった時に以心伝心が発動することがある。
その準備ミッションが上手く決まったときは、サッカー日本代表で2トップはれるくらいのチームプレーであると自画自賛できるくらい。
改めてよく考えてみると、以心伝心って当たり前かもだけど、共に過ごした時間や対話した時間、相手のことを考えた時間が長ければ長いほど発動するものだと思う。
ちなみに最近の僕らはというと
寝かしつけミッションの後に寝室を出て
洗い物か洗濯物干しいずれかを選び合い
雑談しながらこれらミッションをこなすことが日々の幸せなルーティンのひとつになっている。
そしてそれが終わったあとに
2人で一緒にソファに座り
時にはお水
時にはアイスで乾杯して
ゆっくりとドラマ観たりする時間が格別に楽しい。
今夜もそんな格別の時間を目指して
ミッションに臨もうと思う。
おわり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?