眼科の定期受診レポ〜ささやき女将降臨〜
おはようございます。
社会福祉士×ダウン症児パパのTadaです。
Tadaのイントネーションはカバと同じです。
小噺です
昨日は一日休暇をとって息子の受診同行。
二つの診療科を午前午後に分けて受診した。
小噺ではそのうちの一つ小児科受診レポを。
息子には小児科の主治医が二人いる。
一人は息子が産まれた病院の先生。
もう一人は療育の総合病院にいる先生。
息子が産まれた病院の先生は
その病院で今もST、OTを受けているから
月に1、2回は絶対に会って近況報告をしている。きっとこれからもしばらくはお世話になるだろう。とても信頼できる優しい先生だ。
もう一人の先生は年1、2回のペースで受診。
療育の総合病院なので発達の状態にあったアドバイスや治療、そして社会資源の情報提供を的確にしてくれている。
昨日は療育の総合病院受診だったので
もう一人の先生への定期受診だった。
先に書いたように、発達の状態にあったアドバイスや治療、社会資源の情報提供をしてくれるのだが、
息子は特別支援学校に進学し、新しい環境にも慣れ(なんなら学校や放デイ行きたがる)、問題行動もなく(たぶん)、現時点で困り事がないため(基本いつも困ってないのんびりな父母)、この度小児科卒業となった。
とても優しくて、良い先生だったから少し寂しい気もするけど、診療科からの卒業はやはり嬉しい。
感謝の気持ちを込めて、これからもなるだけお世話にならなくていいように過ごせればと思っている。
息子よ。頑張ったね。
さて本題
小児科はいつもあたたかい気持ちになる癒しの受診タイムなのだが、昨日は「息子の受診で苦戦するランキング」TOPクラスに君臨する眼科受診があった。
息子は弱視だ。生まれつき視力が低い。
これはダウン症の特徴のひとつ(※全員が該当するわけではない。これがシンドローム)でもある。
目の発達は小学校低学年くらいである程度完成する。だから弱視の子は小さい頃から治療用眼鏡をかけて目の発達をサポートしているのだ。
かけ始めた頃は5分くらいしかもたず、超時間着用を諦めかけてた時期もあったけど、年中から年長に上がるタイミングで保育所から児童発達支援センターに転園してから手厚いサポートを受けて彼はすっかり眼鏡男子になった。これは本当にありがたかった。
眼科受診の何が苦戦するのかというと
検査との戦い
影絵のような黒塗りのイラストが5つ描かれたボードを持たされ、検査してくれる方が離れたところで5つの絵の中の一つをこちらに見せる。そしてそれをマッチングさせる。いわば視力検査のイラスト版ってところだ。
しかし当の検査を受けている息子…
興味なし。
見えていないのか、興味がないのか判断微妙な時もあるけど、明確に興味なさそうな時が多い。なぜそれがわかるかというと、親と子のテレパシーでもなんでもない。
あさっての方向を向いているから。
数メートル先のイラストになんて興味なし。なんなら目の前にあるスチール製のパイプ棚に反射して映る自分自身の方が興味あるんだと言わんばかりにうっとりと見つめている。アイラブミーここに極まれり。
そんなわけで検査が難航するから、申し訳なくなり、僕はついつい、息子の背後から答えを囁いてしまう。
「犬だよ」、「鳥だよ」などなど
すると検査してくれる方から
「お父さん、答え言うと言葉でのマッチングになるからダメですよ」
とやんわりとした口調で注意を受ける。
検査の遅れを加速させてしまったダメな父の典型例であった。
そんな僕は、受診後に妻から「ささやき女将」の称号を頂いた。なんたる不名誉。しかし的を得すぎているので、ありがたく頂戴した。令和のささやき女将(♂)ここに爆誕。
そんなこんなで検査も一苦労だ。
他にも眼科の定期受診では毎回3つほど検査があるから、あの手この手でごきげんとりつつ、なんとか突破させる。多分SASUKEの次くらいには難易度高い。
ただの同行受診なのに診察終わるとグッタリするのはここらへんもあってだろうか。筋肉に乳酸はたまらないけど、メンタルに乳酸がたまる感じがハンパないのだ。
世の中の通院同行仲間たちは共感してくれるだろうか。
僕はマジでリスペクトしてます。
これからも共に頑張りましょう。
おわり。
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