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1995 タイ -17-

サムイ島を後にして25年が過ぎた。当時の皆は、元気にしているのだろうか。ふと懐かしくなり昔のアルバムをめくったところ、思いの外写真が少なくて我ながら驚いた。
私はこの写真を頼りにグーグルマップを駆使して、何とかこのバンガローを再訪出来ないかと考えた。そもそも、バンガローはまだあるのか。

これが私のタイ語の先生

彼は無口だったっけ(笑)

一番左はコックさんで、よく私に飯をもてなしてくれた

タイ語の先生は、私がサムイ島を出る直前に妊娠したと言っていたので、故郷のクラビに帰ったのかも知れない。クラビは未だに行ったことがないので、いつか訪れてみたい。

このバンガローの名前も住所、みんなの連絡先も何も分からず途方に暮れる。。
そうだ!お金がなくなった時に実家に送金をお願いした時のことを思い出した。当時は手紙で連絡するのが基本、というかそれくらいしか方法は無かった。なので、もし実家に私からの手紙が残っていれば住所とバンガローの名前は分かるに違いない。しかし、その手紙は探し出すことはできなかった。

毎日グーグルマップとにらめっこをする。そもそも、サムイ島のどの辺りに滞在していたのかも記憶が怪しい。唯一の手がかりは、この写真と経営者がスイス人男性ということ。

ある日、スイスの雰囲気を漂わせるバンガローの名前を見つけた。グーグルマップに投稿されていた写真からそう判断し、次にそのバンガローのフェイスブックページを見つけた。メッセンジャーで自己紹介を簡単にしてから、この写真も送り、この場所は貴殿のバンガローで間違いないかと聞いたのだ。

返事はなかなか来なかった。やはり、勘違いだったのかな。。既に手詰まり感満載だった私は、日記も写真も旅の記録らしき物を残してない我が身を後悔仕切れないでいた。

あのバンガローにまた行ってみたい。
その思いが、ある日、偶然の産物で実現する事になるとは夢にも思っていなかった。

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