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漫画家が搾取される……記事を読んでアホなりに思う日本とアメリカの若者の違い。

私は漫画を描いているけど漫画家じゃないし、漫画を仕事にもできない人間だから完全に部外者のいち消費者および漫画家、漫画家志望の知人を持つ身として勝手な意見を述べると、なんで能力あるのに自分でやらないの?って思う。彼らが商業漫画家にこだわる理由ってなんなん? と。
ネームバリューと肩書き? 
有名な、もしくは好きな雑誌の漫画家であることが人生の目標か。

もし、自分が彼らほどの技術があったら自分なら個人でやる。電子書籍販売とか同人誌なら売り上げは100%入るし編集がGOサイン出すまでネームを描きまくる時間の無駄もなくなる。
どんどん量産して、刺さる人に作品を与えまくれるのに……。
あなたのそのボツネームを今読みたい読者がいるかもしれないのに!!!

実際、そうして同人作家になってる方で商業漫画家より稼いでいる人はたくさんいるわけだし、もし、漫画で金を稼ぐのが目的なら必ずしも商業である必要はない。
だけど、どうしても商業がいいっていうなら、目的は「その雑誌の漫画家である肩書き」なのか。
もし、そうじゃないっていうなら何が目的なのかなぁと、考えつかないので教えていただきたい。

能力や実力があるのに、自分でやらない人がもったいないというか、傍目に老婆心で思うのだが、日本の若者って自分で事業起こすことにネガティブな人が多くない?
私は海外在住が長く、大学のインターナショナルステューデントオフィスで留学カウンセラーとして働いていたこともあり、日本の若者とアメリカの若者、どちらとも接する機会が多かったのだけど、日本の若者はどこかの会社(特に大手)に入るのが目的なのに対し、アメリカの若者は自分で事業を起こしたがる傾向があった。
日本人は大手会社に勤めれば安心と刷り込みされているのか、自分で何かを始めることに後ろ向きで、とにかく不安だと。

この漫画家が搾取される記事の「個人が自由に仕事をして〜」「直接お仕事の交渉をして〜」という部分を読んだ時、「うーん。……日本人気質には無理じゃないかなぁ……」と私なりに思ってしまった。
特に、アート関係の方々は当社(私個人)比ですが、コミュ障が多い(私もそう)というか、黙々と作業をして仲間内で趣味の話には饒舌になるけど、自分を売り込んだりビジネスの話や交渉は苦手。

大学のアートの授業で、自分の作品に値段をつける、という授業があったのだけど、日本人は相手に「あなたが思う値段(価値)を決めて欲しい」と言ったり、ものすごく安く提示する人が多かったのに対し、アメリカ人は大目に見ても酷い作品でも高い値段(価値)をつけていて、国民性の違いを思い知った。

留学カウンセラーの話になるけど、ホストファミリーの苦情も、日本人が一番多かった。
他の諸外国の生徒は、直接ホストと交渉して双方が納得するまで交渉するのに対し、日本人はその場で相手のオファーにYESばかりいって、後々になって「あれが。これが嫌」と私たちカウンセラーに仲介してもらって再交渉する羽目になることが多く、「なんで最初に言っておかないんだよー!」と。
ホストファミリー側も、今更言われても困る、と毎日間に入って大変でした😅

長くなってきたな。眠いので終わります。


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