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今日の発見🔍 感覚

うどん県OTのだんです。

日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。

主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありません。

感覚

今日は右片麻痺の方との発見です。
ご病気になられて3年ほどが経過した方です。
もともと感覚が悪くていつも「わからない」とコメントする方です。
そんな方にふと「食べ物の味がわからないんだ」と言われました。
ん・・・?
と聞き返してみると、最近になって味がわからないことに気づいたみたい。
よくよく聞くと、何を食べても同じ味がする。
ん〜。甘い・辛い・苦いは?→わからない!

考えてみた

以前より、自分自身の身体に対しての認識が乏しい方でした。
麻痺手が少し動くけど「動かない」と訴え、努力的に動き、常に必死で余裕なく動いていました。
きっとそのような状況では、感覚を受け入れる余裕すらなかったのではないでしょうか。
最近になって、ようやく「手が動き出した(以前と変わりはないのですが)」と、自身の身体に目が向けれるようになってきたときの発言でした。
自分自身の身体に気づけるようになったことで、味がわからなかったことに気づけたのでしょう。
実際の感覚障害に向き合えた瞬間ですね。
ここからがスタートです。
一緒に乗り越えていきたいものですね。

あらためて勉強です📚

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