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舞台 真・三國無双 官渡の戦いを観てきた話

2018年5月5日(土)昼公演

舞台 真・三國無双 官渡の戦い、大阪初日に行ってきました。

前回書いたCATSとの間に何本か観てはいたのですが上手く感想がまとめられないものばかり(面白くなかったのではく、上手く言葉にできなかった)でどうしたものかと思ってましたが、やっと感想書きたくなる作品に会えた…!

私にしては珍しく、俗に言う『推し』役者さんが一人も居ない状態でチケットを取った今回の舞台。
何故取ったかって?それは、作品が大好きだったから。

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真・三國無双シリーズ、幼い頃に兄がプレイする2の画面をみた日に見事に落ち、その日から大好きなゲームになりました。

シリーズがたくさんあるので全部プレイはできていないのですが、ナンバリングタイトルは大方遊んできました。

戦国無双もあるけど私はやっぱり三國無双!
何度も何度も、黄巾の乱を制圧し五丈原の戦いに挑み、そしてある時から晋の建国を見守るようにもなりました。

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そんな思い入れのめちゃくちゃ深いゲーム作品の舞台化。一作目は一番好きなキャラクターが出ていたにもかかわらず東京公演のみで泣く泣く諦めたので、今回は是が非でも!と最速先行で席を確保いたしました。

まちに待った公演期間、先に東京で観ていた友だちの興奮で文字にならない感想を横目に、いざ行かんと赴いた戦地サンケイホールブリーゼ。

観た結果は…

もう、涙涙の連続でした。

全然泣けるシーンでもなんでもないただの殺陣の場面でも、ゲームと同じエフェクトが出るたびに、それに呼応するかのように決壊する己の涙腺。

馬鹿じゃないのか私は?と思いながらも、もうひたすらに目の前の戦場をひたすらに追いかけていました。泣きながら。

どれだけ技術が進歩してもやはり、ゲームはゲーム。映像の進化でリアルな生は感じられても、リアルの生はそこには無い。
大好きです、大好きなんですけれど、やはりなんども繰り返すと『飽き』が来てしまうのです。
毎回楽しくプレイしてて何も文句はないんだけど、それでもやっぱり、プログラミングされたデータの域を超えることはないんです。

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そこに斬り込んできてくれてくれた、舞台 真・三國無双という作品。
もう、圧巻でした。

どれだけやりこんでプレイをしてても、武将たちの生き様はやっぱりデータが可視化されたもの。

でもそこに舞台作品として、一つの魅せ方として斬り込んできてくれて。
ほんとに、プログラミングの狭間に隠れてた人間たちのやり取りが、猛りや悲哀、決意、無念、希望、そういったものが、人間のナマの動きとして眼前に広がって

2.5じゃなくて、3でした、少なくとも私にとっては。

好きな原作が舞台化される喜びってこういうことなのかと、素直に感じてこられました。今までは役者さん目当てで行くことが多かったもので…。

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そうは言ってもどうしても、新たな役者さんとの出会いは無いかと、小さい目をギョロギョロと光らせてしまうのが己の性。

気になった方々を簡単に挙げていきますと…

孫策:殺陣の動きと迫力、そして台詞の聞き取りやすさが圧倒的でした。なんでしょうあの兄貴、ほんとうに仕えたいです。

孫権:メインで舞台に立つ最後のシーンの表情、オペラグラスで覗いていて鳥肌が立ちました。父や兄から志を継ぎ一歩踏み出す時のあの顔。なんという…!

楽進:まさかのネタ要員で、声出して笑わせていただきました。役者さんを別作品で拝見していて、笑わせるのがお上手だとは思っていたのですがまさかこれほどとは…。個人的には世界観を壊すことなく、緊張の続くお話のなかに上手く笑いをいれてくれたなと思っています。あとお歌上手いですね…!

他の方々も全員素敵だったのですが、特に心に残ったのは上記孫兄弟のお二人と楽進でした。兄弟はとにかくカッコいい。このシンプルな言葉に全てを込めますが、カッコよかった!!楽進は面白い!!!!!!

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総括といたしまして、もーほんとに、ありがとうございますという気持ちです。
ありがとう、無双大好きで良かった、見に来て良かったです。

赤壁の戦い(ありますよね?!)心から楽しみにしております。
次も観に行くぞーーー!!!


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