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ストレスとは何ぞやというお話

心身の不調の原因はほとんどストレス。
ストレスの原因は
心理的なもの(不安 緊張 悲しみ 喜び 自意識など)
環境的なもの(暑さ 寒さ 湿気 騒音 災害など)
身体的なもの(病気 不調 けが 睡眠不足 加齢による体力不足など)
社会的なもの(仕事 家庭 転居 離婚 身近な人の死など)
ストレスとなるのは嫌なこと辛いことなどのネガティブなことだけではなく、昇進、進学、結婚、出産などのポジティブなことも原因となったりする。
日常生活で起こるいろいろなかたちの変化がストレスの原因となりうる。

ストレスが全て悪ではなく、適度なストレスは、それを乗り越えようと頑張ることで、成長できたり、達成感を得られたりする。
そんなプラスのエネルギーのもととなる程度なら良いストレス。
適応の度合いを超えてしまうと悪いストレスとなり、不調をもたらす原因となる。
ストレスへの適応の度合いは人によって違う。
ストレスの現れ方は大きく3つ。
心(集中力の低下 落ち込む 不安 イライラ)
体(発汗 動機 胃腸の不調 肩こり めまい 腰痛 高血圧 不眠)
行動(ミス 引きこもり 衝動買い 暴飲暴食)
ストレスがあるからといって必ずストレス反応が出るとは限らない。
反応や現れ方はその人のストレス耐性(ストレスに対応できる力のこと)によって変わってくる。

ストレスを受けると、脳の大脳辺縁系でキャッチされ、その情報が自律神経系と内分泌系に伝わることで身体に影響を及ぼす。
自律神経系→血圧上昇 血管収縮 心拍数増加 筋肉硬直 交感神経が優位に
分泌系→副腎からコルチゾール(抗ストレスホルモン)が大量に分泌される。
ストレスに対抗するために体が戦闘モードになる。この状態が続き、対抗しきれなくなると心身に不調が起こってくる。
心身症の例
頭痛(慢性頭痛→検査しても異常がみつからないもの)
アトピー性皮膚炎
本態性高血圧症(高血圧の原因が特定できないもの)
機能性ディスペプシア(胃もたれ みぞおちの痛み 膨満感など)
過敏性腸症候群 IBS
これらの病気は症状を抑える治療だけでは、再発を繰り返すことが多い。
原因となるストレスに対するケアが必要。
他にもうつ病 神経症などの精神疾患も多くが体調の不良を伴う。

ストレスにどのように対処し、どう付き合っていくか。
ストレス耐性を高めること。回復力を高めること。
ストレスを自覚し、対処の仕方をわかっていくこと。
ストレス自体への解決ができない場合は、ストレス解消の手段をもつことも大事。
これをすれば気晴らしできる。という方法を自分の中にもち、日常生活の中でこまめにストレス解消し、心身の回復をはかっていくという習慣をつけたい。



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