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続『ガラスの靴のつくりかた』が好きすぎて・・・

前記事に続けて書こうと思っていたのですが、長過ぎて、ぐちゃぐちゃなので、分けることにしました~。前記事はこちら

ACT企画公演vol.2『 ガラスの靴のつくりかた 』脚本:金丸知美演出:西本健太郎 ACT)ロスが止まらない一観客のグダングダンした感想をさらけ出す記事の続編です。
 今でも「あぁ・・」と胸が温かくなる素晴らしい舞台だったなぁと改めて思います。DVD出してほしかったです。それよりも再演を心から強く強く願います。同じキャストで!

考察みたいな?みたいな!

 改めて、記したいところとしては、靴と歌ですね(ま、結局、また登場人物一人一人への想いを書いちゃってるんですけどねw)。千秋楽が6月7日、配信終了が6月13日、記事を書き始めたのが6月21日。少し時間が経って、他の作品との関連についてふと思ったことを記しておこうと思います。

 まずは、靴です。あの靴誰が落としたんでしょうね。そしてどんな人なのか。都さんが父みたいに不器用なりに懸命に生きてきたんじゃないかって言ってましたね。ふと、思ったんですよ。竹原ピストルさんのアディダスっぽいと!!

https://youtu.be/5Gl7rxfRuUY
竹原ピストル - 俺のアディダス~人としての志~(Short Edit)

 この曲ですよ。あの靴も赤くてアディダスっぽいですし。この曲本当に好きです。良い曲だなぁ、ほんと。竹原ピストルさんの不器用で一生懸命で熱いところ大好きなんですよね。なんとなく、あの靴と重なるような感じがするんですよね。

 次はなぎさちゃんが歌う「きみにしか聞こえない」についてです。初めて聞く時は、すごい楽しくハッピーな感じで、最後に聞く時は、ものすごく真摯で温かくて切実でした。あの時間本当に一瞬一瞬が尊かったです。で、思い出したんですよ。RENTの「I’ll cover you」を!
 僕はミュージカルも演劇も全然見た事ないのですが、それでもRENTだけはブロードウェイ版、映画版をDVDで見て、20th anniversaryの来日公演も観に行くほど大好きです。コリンズとエンジェルがものすごく幸せそうに楽しく最初歌うんです。ものすごく大好きなシーンです。その後、もう一度コリンズだけで歌うのです。ものすごく真摯で温かくて切実に。コリンズだけにスポットライトが当たってそのシーンが終わるのです。思い出すだけで涙が出ますね。もっかい見よRENT。映画版よりもブロードウェイ版の方が僕は好きです。
 なぎさちゃんと竜司くんの「きみにしか聞こえない」も最後二人だけにスポットライトが当たって終えていきますよね。「I’ll cover you」と同じく大切な人の死、大切な人への想いが込められていて、通じるものを感じます。

 やあ、今からでもDVD販売とかないですかね?本当に!!そして再演、ないですかね!?まじで!!!僕は切実にもう一回観たいです。!!あのキャストで。いしがめあすかさんのなぎさちゃんと、佐瀬康久さんの「きみにしか聞こえない」をもう一回聞きたい!!!若月海里さんの晴香さんも、佐野寛大さんの偉も、盛山拓朗さんの倉地も、松本浩奈さんの佐奈さんも、小笠原聖莉奈さんの由真ちゃんも、加藤明花さんの都さんも、五十嵐勝行さんの康武さんも、島田奈都季さんのアンジュも、小林千恵さんの笙子さんももう一回観たい!!まじでもっかいやらないかなぁ。ほんとに観たい。なんとかなりませんか!?笑

 もともとファンだったいしがめあすかさんの公演ということで、観に行きましたが、全員のファンになってしまいました。特に佐瀬さん!やぁ、やっぱり皆さんめちゃくちゃ素敵でした。役者さんすごい。A班も観に行けばよかった!
 観ているあの時、観ていなくてもずっと公演のことだけを考えていたあの期間がすごく貴重なものだったなあと今、思います。あの期間は本当に夢のようなという表現が適当なのか分かりませんが、そういう特別なものを感じていました。歌の最後に二人にスポットライトが当たって、正面を向いている時の二人の美しさを忘れる事はないでしょう。

康武さん(五十嵐勝行さん)


 康武さんの「とっとと行っちまえ!好きなところに。自由になれてよかったなあ!」のシーン、「いい靴を頼むよ」の・・・・なんて表現すればいいんでしょうか、深い・・・でいいのかな、素晴らしさを表現する時に、語彙力の無さにもどかしくなりますが、とにかくあのシーンは心にくるものがありました。
(SNS探せず…)


都さん(加藤明花さん)

 都さんの「こういうお店、父も来るんだ」の嬉しそうな、懐かしむような温かいシーン、優しさと許す、嫌いと許すの違いを話すシーン、なにより、「でも、大丈夫だよ」の心強さを忘れません。
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倉地(盛山拓朗さん)

 倉地なー!!「僕は晴香さんが好きです!!それと同じくらい、偉さんのことも好きだった!!」、その後の「ありがとうございます!!」はもう倉地頑張れ!!!!って感じでしたね。盛山さんの倉地めちゃくちゃ真摯さが伝わってきて、大好きです。あの偉とのシーン、すごいよかったです。
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アンジュ(島田奈都季さん)

登場シーンがやばかったです!「不慮の事故ほどやりきれないものはないっすよね!?」って。は・・・・?っていう笑。あれ最高でした。退場シーンもよかったですね。あの最後の微笑、よかった!
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笙子さん(小林千恵さん)

 好きです。笙子さんみたいな人っていますよね。幸せになってほしいです。晴香さんと二人きりのシーン、なんて表現したらいいんでしょうね、雪解け?みたいな。あの空気感すごい好きでした。そう!小林千恵さんの笙子さんの空気感がすごい好きだったんですよね。「あるんだよ」のすばらしさについては前記事の通りでございます。全部よかったけど、「わー、恥ずかしくなってきた」とかいろいろいろいろよかったけど、「あるんだよ」は、今思い出しても、ため息ついてしまいます。
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由真ちゃん(小笠原聖莉奈さん)

 由真ちゃん本当につらかったんだと思います。こんなこと言いたくなかったって後悔沢山したんだろうなって思います。佐奈さんがボロボロだったように、由真ちゃんも限界だったんだと思います。でもきっとなぎさちゃんからの愛も届いていたんだと思います。きっとそう。晴香さんとのあの苦しいやりとり、お姉ちゃんへの「ごめんね」、あとラストシーンはもう無理です。あんなの泣いちゃいますよ。佐奈さんが初めてのバイト代で買ってくれた靴だからこその「私、この靴が大好きなの」。姉妹愛。由真ちゃん、最後はボロボロじゃなくて、素敵な由真ちゃんであの世へ逝けて、あのシーンは涙でぐちゃぐちゃだったけど、目に焼き付いています。小笠原聖莉奈さんの由真ちゃん、実に愛おしかったです。生きてて欲しかった。
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佐奈さん(松本浩奈さん)

 本当に苦しい日々だったと思います。佐奈さんを見ていて本当につらかったですね。いつか由真ちゃんの死を受け入れられると、信じてます。由真ちゃんへの愛がものすごく強くて、それをひしひしと感じられる演技をされている松本浩奈さんって本当にすごいなあと思いました。最後の由真ちゃんを呼ぶところも心に強く残っていますが、それよりも、由真の人生もこれからだったんだと切実に言葉にするシーン、あのやりきれなさはもう・・・・・。演じられた松本さんすごい疲れたんじゃないかなぁと勝手に想像しちゃいます。素晴らしい演技でした。本当にお疲れ様でした。
(SNS探せず…)


偉さん(佐野寛大さん)

 かっこよかった~。泣き崩れた晴香さんに、近寄るんだけど、抱きしめる事ができない、背中をなでることができない、触れる事ができない。あの切なさ、心にきました。あと倉地との二人きりのシーンは発生する言葉は無いのに、すごく偉の気持ちが伝わってきましたよね。名シーンでした。最後、倉地の本気に答えた偉、とっても素敵でした。最後のシーン、1秒1秒が尊くて、まだ終わらないで~~、逝かないで~~って思っていました。佐野寛大さんの偉、素晴らしい人間でした。
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晴香さん(若月海里さん)

晴香さんももう佐奈さんと同じく限界を超えて、しかも仕事もして、そのつらさが若月海里さんの晴香から伝わってきました。つらさだけでなく、康武さんをなんとか納得して逝けるよう尽力したり、なぎさちゃんの決断を応援したり、思いを共有したり、晴香さんは本当に「いろいろあった。」んですよね。晴香さんすごいなあ。弱さも含めて、尊敬します。若月さんすごかったですね。この人の演技すごいって思いました。迫真の演技って表現が正しいでしょうか、多分若月さんと晴香さんはほとんど一体化していたんじゃないかって思うんですよね。役者さんってすごい。若月さんすごい。
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竜司くん(佐瀬康久さん)

本当に好きですね。なんで靴拾ってくんの?笑 拾っちゃう竜司くん、靴屋に持ってきちゃう竜司くん、最高ですね。絶対竹原ピストルさんみたいな人の靴だったと思いますよ、僕は。佐瀬さんの、ちょっと芋っぽくて、かわいくて、でもものすごくかっこよくて、愛が深くて、お茶目で、なによりなぎさちゃんの事が大好きな竜司くんは、心に刻まれました。再演、本当にして欲しいです。「俺は当たり前に歌を口ずさまない。なぎさちゃんを思い出して歌うんだ。」って。そりゃあもうなぎさちゃんも「大好き。好き、ずっと好き。」ですよ。なぎさちゃんなんで死んじゃったんだよーーーー!竜司くんがなぎさちゃんと一緒に歌う「きみにしか聞こえない」、あれはいつになっても忘れないと思います。てか、書きながらちょっとうるうるして、鼻水出てます笑。竜司くんのあの時の表情本当に好きです。って多分何回も書いてますよね、すいません笑。でも、すごく好きでした。佐瀬さん、最高の演技を、歌を、時間をありがとうございました。
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なぎさちゃん(いしがめあすかさん)

一番好きな登場人物でした。今、台本を読みながら、いしがめあすかさんのなぎさちゃんを脳内に再現して、またうるうるしていまいます。竜司くんの一生が終わった時、なぎさちゃんは一人になってしまうけど、それよりも、今竜司くんのそばにいることを選んだんですね。なぎさちゃんのこの先がすごい心配になりました。後悔する時も、あるのかな。でもやっぱり・・・

 「きみにしか聞こえないこの声がこれから誰かに届いたら・・・。」

竜司くん以外の誰かに、あの素敵な歌声を、届けるのかなって!!
 好きなセリフいくつかあるのですが、その中でも一番好きなものは、

「届いて。私の歌声に気付いてくれた、あの日みたいに」
 
 「切実」だなあって思いました。竹原ピストルさんの「例えばヒロ、お前がそうだったように」で、「全ては、“切実”でしか変えることができない」って歌詞があるんですよ。あ、この曲めちゃくちゃ大好きです。なぎさちゃんの“切実”が変えたんです。生きている人間と幽霊が交わることができないということわりを。切実じゃん!!って、思ったのです。
 いしがめあすかさんのなぎさちゃん、本当に大好きです。多分ずっと忘れられないと思います。
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終わりに

 多分、前の記事でも、同じようなこと繰り返し繰り返しダラダラと書いてしまったような気がしますが、このままいつまでもダラダラと続けていきたい気分です。でも、僕もそろそろ『ガラスの靴のつくりかた』ロスを成仏させないとな~って思う訳です。一旦この演劇についてのレビュー記事はこのあたりで締めます!

 もしももしもですね、関係者の方々にご覧頂けているのなら、本当に心の底から、素晴らしい演劇を観せて下さり本当にありがとうございましたって事を伝えたいです。そして、皆様の、今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます!そしてそして、DVDなんとかなりません?(←しつこいww)そしてそしてそして、再演をめちゃくちゃ希望します。本当に。再演ないですか?全公演頑張って休み取りますよ!めちゃくちゃお願いしたいです!や、本当に!ガチです!!

 という訳で、ここまで読んでくださったそこのあなた!ありがとうございました!
 えー、この記事書いたら終わりかー(知らんがなw)。なんか本当に終わっちゃいそうで(とっくに終わってるよ!もう2週間以上経ってるよ!w)、はぁ~。終わります!バイバイ!

……ま、多分この先も金丸知美さんのこの台本をずっと読んでしまうと思いますけど笑。あと本当に最後にするけど、演出って映画で言う監督とは違うのかな?そうだとしたら、西本健太郎さんすごい!!!なんかかめさんからお話聞いてると、演出ってもしかしてめちゃくちゃ重要ですごいんじゃね?って気がしています。皆様、本当にお疲れ様でした!(終わる終わる詐欺ww)

たっかんまり
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