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何をしても満たされない人は、甘えの欲求が満たされていないということ

今回は加藤諦三先生の『「やさしさ」と「冷たさ」の心理 自分の成長に大切な人を間違えるな』を読んだので、自分なりにまとめました。

まとめると言っても、感想文みたいになってしまいましたが、自分自身の経験とリンクする部分がかなりあったので、具体例も交えてまとめてみました。

毎日忙しいのに何だか満たされないとか、好きな人を手に入れれば満たされるはずだと思っていたけどそうじゃなかったなど、何だか分からない欲求を追い求めて生活している人って多いと思うんです。

そんな“満たされない“に心当たりのある方に、ぜひ読んでほしいなと思います。


甘えの欲求=恋愛感情?

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私は昔から「自分のことを正しく分かって欲しい」とか、「全てを曝け出して弱みを見せられる相手を好きになりたい」と思っていて、これが恋愛感情だという認識でした。

「自分のことを正しく分かって欲しい」は多くの人が思っているだろうし、全てを曝け出して弱みを見せられる相手を好きになるのはとても幸せなことですよね。

でも、それはその相手のことをよーく知って、相手と深い関係になるというプロセスを踏んでできるものなんだと思います。

私は会ったばかりの人や、まだそんなに知らない相手に「この人だったらきっと甘えられる」「私の話を好意的に聞いてくれる」と勝手に思って恋愛感情を募らせていたように思います。

それは実在する人物というよりは空想の人物ですよね。その空想の人物に自分の満たされなさを埋めてもらえるような気がしていたということです。

それは現状への満たされなさからだと思うのですが、その

満たされなさ=甘えの欲求の満たされなさ だとこの本では綴ってありました。
そして、その甘えの欲求は幼少期に親に充分に甘えられなかったことが原因になるということ。

確かに私は幼少期から常に気を使っていたようで、母親の愚痴を聞くことも多く、いかに家の中が和むかということばかり考えていた気がします。

親の欲求を叶える障害になる“甘える“という行為を抑えることで、その欲求を罪悪視するようになるというのが今も抱えている罪悪感の正体であり、“甘える“ことに罪悪感を抱くことで他人に素直に甘えられなくなっていたんだと思います。


不機嫌な人は不機嫌に敏感

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不機嫌というものは、受け身の形で相手を責めているということです。

例えば恋人と何かすれ違った時に、ちゃんと言葉にして伝えれば良いのに不機嫌になって分かってもらおうとすることってあると思うんですけど、上手くいっているカップルはちゃんと言葉で伝え合っているなとよく感じます。

それはお互いが依存し合った関係ではなく、一人の人間として存在しているということを認め合っているからですよね。

不機嫌な人は、不機嫌で他人をコントロールしようとしているのです。

私も昔は言葉で伝えられないことがよくあって、「言っても結局は分かってもらえない」とか「説明しても理解されない」と思っていたのですが

それは“感情を伝える“ということをしてなかったからでは無いかと思いました。
怒っているのに、冷静な態度で「怒ってはいないけど」と言ったり、泣いて悲しみを表現するということができなかったり…。

これは親や先生が自分にしていたことと同じだったのでは?と昔のことを思い出すようにもなりました。


無力感を持った親は子をからかう

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本当は怒っているのに「怒ってはいないけど…」と言ってしまう気持ちの裏側には何があるのでしょうか。

その他にも、泣いて悲しみを表現することができないとか、困った時についつい笑ってしまうとか、気を許している相手のはずなのに素直に感情を表現できないのは何故なのか。

それは“恥ずかしさ“が強く関係しているのでは無いかと思います。
自分の感情を素直に表現して(特に負の感情)それを見られると恥ずかしいと感じることってありますよね。

泣いてるのを見られるのが恥ずかしいという感情は、多くの人に分かってもらえると思います。

これは幼少期に泣いてたら“からかわれた“とか、怒っていたら“からかわれた“という経験が“恥ずかしさ“に影響しているのでは無いかということです。

実際に私自身もそうで、明確に覚えているわけでは無いですが、兄弟が泣いたり怒ったりしたときに親から“からかわれている“のを見たことがあるのでそういう家庭だったんだと思います。

個人的には、この“からかわれる“という経験は、親からだけではなく親戚や友達からでも影響があると思います。

気を許せるはずの恋人の前でも、恥ずかしさが先行してしまうのは、気を許せるはずの親の前で感情を表現することを抑えてきたからですよね。

この経験が、大人になって感情を表現することの“恥ずかしさ“に繋がっているのでは無いでしょうか。


自分自身についているウソを自覚する

この甘えの欲求の満たされなさや、恥ずかしくて表現できないことから脱却するには「自分自身にウソをつかない」ということが大切です。

そして、まずは自分についているウソを自覚しましょう。

人間関係がうまくいかなかったり、恋人や友達ができなくて悩んでいる人は「自分のついているウソ」に自分で気付くことができていないということです。

自分についているウソに気付くことができれば、自然と友達や恋人ができますし、人間関係は上手くいくそうです。

と、簡単に言いますがそれが一番難しいことですよね。

まずは自分が心の中に隠しているものが何なのか、自分でちゃんと自覚するということが大切です。

何だか分からないけど「不愉快だ」とか「嫌な気持ち」になったりすることは、それが何故なのか真剣に向き合うことが必要だと思います。

そうして自分の不機嫌や怒りの感情の理由に気付けた時、自分のついているウソにも気付くことができるのでは無いでしょうか。

そうすると自分が今思い描いている「うまくいく人生」とはまた違った「うまくいく人生」と出会えるのでは無いかと思います。


最後にまとめ

今回は加藤諦三先生の『「やさしさ」と「冷たさ」の心理 自分の成長に大切な人を間違えるな』を参考に、私の考えをまとめてみました。

この本では「好き」よりも「大切にしたい」と思うことが成熟した考えだと書いてありました。

もちろん恋愛だけが人生では無いですが、大切にしたいと思える素敵なパートナーに出会えたら嬉しいですよね。

周りのみんなのように恋愛したいけどうまくいかないとか、好きな人すらできないとか、最初の段階でつまづいてしまうことも多くあると思いますが

それがどうしてなのか、自分と向き合って理由を探していくことが大切なのでは無いでしょうか。


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