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言語聴覚士の給料はどのくらい?年収を上げるための方法も紹介

言語聴覚士は「ことばによるコミュニケーション」や「食べること・飲み込むこと」に関するリハビリを専門とする職種です。
小児から成人・高齢者まで幅広く需要があるため、必然的に年収も高い傾向にあります。
本記事では、言語聴覚士の年収を年代・役職に分けて解説しています。
他職種との年収比較も併せて紹介しているので、参考にしてください。

言語聴覚士の給料

厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、言語聴覚士の平均年収及び平均年齢は下記の結果となりました。

言語聴覚士の資格は、理学療法士や作業療法士と比較すると歴史が浅く、1997年に制定されたばかりです。
そのため、資格取得者は20代から40代の割合が多くなっており、平均的な給与が低めになっているのが現状です。
今後5年〜10年の間で言語聴覚士のキャリアの長い人たちが増えれば、平均給与も他の医療職と同程度まで上がるとうかがえます。

年代・役職別の給料

次に言語聴覚士の年代・役職別に平均年収を見ていきます。
言語聴覚士の年代別の平均年収は下記の通りです。

年代が上がるにつれて、20〜30万円単位で年収が上がっているのが分かります。
さらに役職につくことで、より言語聴覚士の平均年収が上昇します。
言語聴覚士の役職別の平均年収は下記の通りです。

役職につくと、役職手当がもらえるため大幅に給与が上がります。
上記役職以外にも、リーダーや主任などの役職も存在します。

作業療法士や理学療法士との給料の違いとは

理学療法士と作業療法士の平均年収に大きな違いはありません。
30代の理学療法士・作業療法士の平均年収が390万円であることから、言語聴覚士の方が平均年収が高い傾向にあると分かります。
言語聴覚士の方が給与が高い理由として、言語聴覚士の数の少なさが挙げられます。
前述した通り、言語聴覚士の歴史は浅いため、まだ需要を全てカバーできるほどの言語聴覚士が育っていないのが現状です。
そのため、給与を上げてでも人材を確保したいがために、理学療法士や作業療法士より給与が高いと考えられます。

言語聴覚士が年収アップを目指すための2つの方法

言語聴覚士が年収アップを目指すための方法は下記2つです。
 
●  良い条件の職場へ転職する
●  勤続年数を増やす
 
本章を読めば、年収を上げるためにあなたがすべき行動が分かります。

良い条件の職場へ転職する

現在の職場の給与に満足していない場合は、転職をおすすめします。
同じ領域でも、運営規模や周辺地域によっても給与の相場が大きく変動します。
実際に言語聴覚士の求人と現在の年収を比較すると、今の給与より大幅に上がるケースは珍しくありません。
自分の働ける範囲の地域や領域を絞って、探してみると良いでしょう。

勤続年数を増やす

医療職や介護施設などは、基本的に年功序列で昇給するケースが多いです。
できるだけ長く同じ場所で勤務し続ければ、自然と給与も上がっていきます。
また、勤続年数が増えると、経験が豊富なことや職場の風土を理解していることから役職に就きやすくなります。
役職につくと、手当ももらえることから、より年収アップが期待できるでしょう。

【まとめ】言語聴覚士の年収事情

本記事では、言語聴覚士の年収を年代・役職に分けて解説しました。
現在の年収に不満がある方は、下記の方法を検討してみましょう。
 
●  良い条件の職場へ転職する
●  勤続年数を増やす
 
言語聴覚士は人材が少ないゆえに、需要が高いです。
今後も少子高齢化に伴い、ますます需要が高くなる傾向があるので、スキルや経験を身につけて給与アップを目指しましょう。

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