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言語聴覚士のやりがいとは?大変なところや目指すきっかけについて紹介

言語聴覚士は、理学療法士や作業療法士といった他のリハビリ職の中でも知名度が低い傾向にあり、どのような仕事をするのか、あまり知られていません。
言語聴覚士の仕事は、専門性が活かせる業務であり、やりがいを感じやすいため魅力的なリハビリ職種であるといえます。
本記事では、言語聴覚士のやりがいや魅力、大変なところについて解説していきます。
言語聴覚士の良い部分と大変な部分の2つの面を理解して、言語聴覚士を目指す検討材料にしてみて下さい。

言語聴覚士のやりがいや魅力

言語聴覚士のやりがいとして「患者さんの生きる喜びをサポートできる」ことが挙げられます。
言語聴覚士の仕事は、「話す・聞く・食べる」といった、人間の生きる喜びに直結する部分が多いため、リハビリをして症状が改善することで患者さんから感謝されることも多く、やりがいを感じやすいです。
 
また、言語聴覚士のリハビリは、食べることに関する摂食嚥下障害や、話す・聞くことに関する言語障害といった専門性の高い分野であるため、理学療法士や作業療法士では代わりは務まりません。
上記のような「言語聴覚士だからこそできるリハビリ」は多く存在し、患者さんやご家族、他職種からの信頼も厚いため、専門性を発揮して活躍しやすいのも魅力でしょう。

言語聴覚士の大変なところ

言語聴覚士の業務には、やりがいや魅力が多くありますが、その一方で大変だと感じる部分もあります。
前述したとおり、言語聴覚士の仕事は専門性が高いため、そのぶん知識量や手技が求められます。
また、嚥下機能のリハビリの際は、食べ物を直接食べる内容もあり、肺炎を起こす恐れも少なからずあるため、医師の指示の下、徹底したリスク管理が重要です。
このように言語聴覚士の業務は、リハビリ内容を誤ると、場合によっては患者さんの人生をマイナスに変えてしまう可能性もあるため、人によっては責任が重いと感じる人もいます。
 
とはいえ、多くの病院では、初めから一人で患者さんのリハビリを行うことはなく、基本的に自立するまでは先輩の言語聴覚士がついてくれるので、そこまで心配する必要はないでしょう。
もちろん、いつかはひとり立ちして患者さんのリハビリを行っていく必要があるため、初めのうちに先輩に不安点を聞いたり、手技を獲得したりすると良いでしょう。

言語聴覚士を目指すきっかけ

言語聴覚士は、他の医療職種と比較して歴史がまだ浅いため、知名度が低い傾向にあります。
そのような中で、現役で言語聴覚士をしている先輩たちは、何をきっかけに言語聴覚士を目指したのでしょうか?
言語聴覚士を目指すきっかけとして、代表的なものは下記3つです。

●       リハビリ業務に興味があったから
●       人の役立つ仕事がしたかったから
●       食べること・話すことが好きだから
 
初めのきっかけとして多いのは、「医療関係の仕事がしたい」「人の役に立ちたい」といった内容です。
そこから、リハビリ職種や医療職種を調べていくうちに、言語聴覚士の仕事を見つけて、「この職業は自分に合っている」と感じる人が多いのでしょう。
 
その他にも、食べることや話すことが好きで「好きなことを仕事に繋げたい」という理由から、言語聴覚士になった人もいるようです。
「将来なりたい理想像」や「自分の好きなこと」などに、直結できる職種として言語聴覚士を選択する人が多いでしょう。

【まとめ】言語聴覚士のやりがいと大変なところについて

本記事では、言語聴覚士のやりがいや魅力、大変なところについて解説しました。

言語聴覚士の仕事は、「話す・聞く・食べる」といった、人間の生きる喜びに直結する部分のリハビリが多いため、患者さんから感謝されることが多く、やりがいを感じやすいです。
しかしその一方で、専門性が高い職種ゆえに、大変だと感じる部分もあります。
とはいえ、多くの病院では新人研修を設けているところが多いため、学校では学べない手技やスキルなどは、働きながら身につけていけるでしょう。 

記事を参考に、言語聴覚士の魅力と大変な部分を理解し、職業選択の検討材料にしてみてください。

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