DJは誰でも始められる!?敷居の低さとハードルの高さ
こんにちは!DAIZINです。
今回は最近誰でも始められると言われてるDJについて、その簡単さと難しさについてお話しします。
が、普通に話しても面白くない。もう、世に溢れてると思うんですよそんな記事って。
なので!今回はセルフインタビュー形式で自分で自分に質問する形で進めていきたいと思います
セルフインタビューとはインタビュアー、インタビュイー共に自分で行う、意識高いぼっち遊び
もうそんな記事だって世にあるって?
…早速やっていきましょう!
DJはカンタン?DJの上手い、ヘタとは
− 根本的な話ですが、DJって実際何をしてるんですか?
細かいことは色々ありますが、一番は“音楽と音楽をノンストップで繋いで空間を演出する”ということです。
ミックスしたりエフェクトかけたりとかもありますけど、根本的には音が止まらなければ成立します。極端な話、ipodを二台並べて曲を交互にかけ続れば、繋ぎ方とかそういうの度外視のDJっぽいことはできます。
− それはさすがに舐めすぎでは?
いやいや、実際にターンテーブルを使ってもそれと同じレベルから始まるのがDJライフです。だから、“DJが出来るようになる”だけならめちゃくちゃ簡単です。ただ、“DJが上手くなる”のにはそれなりの知識と熱量、練習が必要になります。
− では逆に、上手いDJの定義ってなんですか?
あくまで持論ですけど「お客さんをどこまで楽しませられるか」という大前提の上で、どこまで”自分らしさ”を表現できるかだと思います。
DJって他のアーティストの曲を使うことが多いじゃないですか。でも、尖ってるヤバイDJってその人にしか出ない味があるんですよね。繋ぎ方や選曲のクセ、MCでの煽りとかそいういう要素全部ひっくるめて世界観がちゃんとあるというか。
− たしかに、本当に上手い人はDJの知識ない人でも凄みを感じますね。
選曲はストーリー、繋ぎは作曲
− 自身がDJするときに気をつけてることってありますか?
いい質問ですね。※この記事はセルフインタビューです。
少しでも上手いDJに近づきたくて色々試行錯誤してますが、特に気をつけてるのは、「飽きさせないストーリーを作ること」と「音楽の掛け算でオリジナリティーを出すこと」ですね。
飽きさせないストーリーを作ること
起承転結を楽曲で表現するイメージです。
スタートから徐々に盛り上がっていき、途中でノリ方の違う楽曲がきて、最後はエモく締める。みたいな。オーケストラに近いかな?
DJって一回の出演が60分とかザラですし、なんでもかんでもただ好きな曲を繋いでると、最初は盛り上がっても徐々にお客さんは飽きてきちゃうんですよ。
だから、いかにスタートからラストまで飽きない流れを作るかは鬼重要だとおもってます。
音楽の掛け算でオリジナリティーを出すこと
いわゆるMash up(マッシュアップ)と言われる、2曲以上の楽曲を混ぜ合わせるDJの手法です。僕はこのマッシュアップには特に拘り持ってやってます。
例えば、大御所でいうとアフロジャックがよくやる手法で、EDMやクラブミュージックには曲のサビが終わった直後に“抜け”という一旦静かになる部分があるんですよ。そこに、別の曲のボーカル部分を持ってきて本来であれば盛り上がらない抜け部分に心地いいマッシュアップを入れて感動に近い気持ちを作ったり、ゴリゴリのEDMにJ-popを組み合わせてその場でリミックス調にしたり。
せっかく僕のDJを聞きにきてくれる人がいるんだから、僕のDJでしか聞けない時間をどこまで作り込めるかは常に意識してます。
− どーりで出演前夜のセトリ準備に8時間とかかけてたりするわけですね。
DJは誰でも始められる。故に難しい。
− 最近はアプリでもDJを始められたり、機材も安くなったりと敷居の低くなった感ありますが、やはりそういった風潮は嫌ですか?
そんなまさか(笑)むしろ僕は“いいぞもっとやれ!”って思ってます。なんなら僕も敷居が低くなったからこそDJを始められた人の1人ですし。DJに興味持つ人が1人でも増えるのは、1人のDJとして嬉しい限りです。
それに、始めるのは簡単でも、そこから上手くなったりオリジナリティを出したり出来るようになるかは別ですからね。
そっちのハードルはDJをやる人の熱量やセンス次第かと。
− DJがいくら増えようと、自分をしっかり持っていればいいということですね。
さすが!そういうことです。
※この記事はセルフインタビューです。
自分の色を押し付けず、かといって謙虚になりすぎず。バランスですね。
− 最後に、これからDJを始めてみようと思っている方にアドバイスを。
とにかくいろんな音楽、そして色んな人のDJプレイを聞いてください。多分、機材に触れる時間よりもインプットの時間の方が大切。
少しでもDJを始めてから他人のDJを聞くと、「ああ、こういう繋ぎがあるんだ」とか「この選曲にはこんな意味があるんだ」とか、色んな発見ができるようになります。
自分らしさ云々とは言いましたが、その為にも“知る”という行為は欠かせません。まずはとにかく聞いてください。
以上。
− ありがとうございました。この形式書きやすかったので今後もやろうかな。
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