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桜人の季節

花見は平城京が都だった時代に、
梅を愛でる事から始まったそうです。
当時、桜の木には神が宿ると言われるくらい神聖のもので
桜を愛でるというよりも、桜の木は信仰の対象だったのでしょうね。
万葉集にも桜の詠があるくらいです。

時は流れて平安京に都が移されて、桜を愛でることが増えたそうです。
理由は色々あるでしょうが、遣唐使の廃止が契機となったそうです。
中国から伝来した梅ではなく、日本古来のサクラに親しみを感じたそうです。

花見一つとっても、これだけの歴史の奥が深い
日本人は、本当に昔からの伝統文化を重視する民族だ。
と、感心させれらます。
だからこそ、文化的に世界をリードしてると思います。
伝統文化を大切にする意識、心は大切だな思います。

前文が長くなりました・・
本日も当オフィスのブログにご訪問頂きありがとうございます。

3月2日、少し早いと思いましたが
淀水路河津桜並木を撮影してきました。
当日は極寒!京都市内でも雪がチラチラ舞っていました。
そんな中、河津桜は6分咲きくらい
満開とまでは行きませんが
ともて多くの桜人が訪れておられました。

淀水路 河津桜

河津桜は、日本固有種のオオシマザクラとカンヒザクラが
自然交配して生まれた品種。
1955年に静岡県賀茂郡河津町田中の飯田勝美さんが河津川沿いの
雑草の中で1mほどの原木を偶然発見し、
庭先に植えたそうです。
1966年から開花して、
発見者の飯田家の屋号から「小峰桜」と言われたそうです。
その後の学術調査で今までに無かった
雑種起源の栽培品種であると判明
1974年にカワヅザクラ(河津桜)と命名されたそうです。

淀という歴史ある街に
河津桜が咲き誇る
なんとも雅です。
花見の歴史、淀の歴史
更に、河津桜の歴史を重ねてみると
淀水路の河津桜はとても深いですね。
淀の歴史は、昨年の淀水路のブログをw

僕は桜を撮影する時に、2つだけ意識しています。
カメラの設定でISOを高くする、ホワイトバランスはマニュアルにする。
この二つは欠かせません。
実際、当日は天気も太陽光があったり、曇ったりでしたが
ISOは320から500です。
ホワイトバランスは4700Kから試して、この日は4950Kから5000K
レンズフィルターも今回はブラックミストを使用しました。
なので少しだけシャドーが持ち上がる傾向です。
要は、雅に撮影したいのです。
これは僕の表現方法なので、個人のお考えもあると思います。

そして桜は、何故か・・・現代の道路標識と撮影すると
グッと表現力が増します。街と一体になるからでしょうか?
これ不思議な現象ですよね。
多分、気づいておられる方も多いと思います。

並木道の写真
桜の写真は太陽光はとても重要ですよね。
煌びやかになります。
桃色に近いピンク色の花弁が透けて
濃淡が現れてとても優雅です。

桜単体の写真も太陽光を、うまく使う様に意識しています。
手前は少し暗く、奥に行くにつれて明るくなる
そんな構図を狙って撮影した写真です。
この日は、寒かったので
それを感じさせない写真にしたい!という意識で
僕の苦手な、じーーーーーっと太陽が出るの待ってましたw

昨年の写真と比べても
今回の撮影はとても満足しました。
自分なりに、深掘りをして撮影を行えたからです。
ですが、写真表現の追求にゴールはないので
今回の反省点を次回に生かします。

ま・・・本当に写真表現とは奥が深いです。

河津桜、これから満開になると思います。
ぜひ、京都に行かれた際には
淀水路河津桜へ。

本日もお読み頂きありがとうございます。
次回のブログでお会いしましょう!

ありがとうございます。

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