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憧れ

まだ幼い子供の頃。
憧れていたのは、不思議と大きく見えた大人の人達。

子供心に感じたその人達は
良く笑い、良く喋り
グラスに注がれた飲み物を口に運びながら陽気になっていく。

いつか自分も、こんな風になれたら良いかも。
そのぐらい楽しそうに見えたものだった。

花火なんて何年振りだろうか。
手に持った花火を眺めていたら
まるでタイムスリップするかのように思い出していた。
その火花が消えそうになる度に、過去と今を行き来する。

あの頃、ただただ純粋に楽しかった夏の夜。

そして、ぼんやりと思い出すのは
早く大人になりたいと願っていた渇望の眼差しを
送る自分。


大人になった今、憧れた大きな人達のように
楽しめているのだろうか。
良く笑い、良く喋り、グラスに注がれた美味しいお酒を飲めているのだろうか。

そんな、憧れを抱いた大人になって1つ
分かった事があった。

大人になったら、子供のときのピュアな気持ちが
どれだけ憧れるか、を。

考えるよりも大切な、大事な気持ち。

とにかく、楽しむ。
楽しめる心は思うよりも栄養なはずだ。
今を楽しんでいくのが良い。それが良い。

あの当時憧れた、大人になる為に。


ps, 美味しいスイカジュースとバナナジュースが作れるようになったぜ





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