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24.8.9 アンドアイラヴハー 天栄見学

皆さま、こんにちは!
だいゆいです。

ノーザンファーム天栄でアンドアイラヴハーに会ってきましたのでnoteに記していきます。

今回は2回目の見学です。
1回目の見学レポートは↓↓↓

以下、略称です。
だいゆい→だ
スタッフさん→ス

ス:アンドアイラヴハーです。馬体重は477㎏です。

だ:先週のレースから帰ってきて疲れはどうですか?

ス:あんまり疲れはないです。ただ北海道からの輸送だったので今は少し休ませてますので、少しふっくらしています。

だ:脚元は大丈夫でしょうか?

ス:はい、特に不安なところはありません。

だ:よく田村先生が口向きが悪いというのですが、この子の場合はどういった口向きの悪さがあるのでしょうか?

ス:この馬の場合、左の口向きが悪くて左の手綱が全く利かない状態なんです。右でしかコントロールできていないです。

だ:そうだったんだ.…

ス:騎手は上手に乗ってきているんですけど、かなり苦労していると思います。

だ:左が利かないということは左回りが苦手になりますか?

ス:どちらかといえば左回りの方が難しくなります。調教次第では治せませすが時間はかかります。

だ:それは良かったです。

ス:ただこの馬自体がすごく難しい馬なんですよね。

だ:ほ、他にもあるんですか…

ス:結構自分からガァーと行っちゃうんです

だ:あっ、そうでした

ス:なので頑張って抑えようとすると口向きがどんどん悪くなってしまうんです。

だ:なかな勝ちきれないのはそういったところもあるんですね

ス:そうですね。もちろんこの馬のメンタル的なものはあると思うのですが、そこが一番大きな原因なのかなとは思います。

だ:もしかして2歳のころと比べて徐々に難しくなってきているんでしょうか?

ス:そうです。レースを使えば使うほどパワーアップするのもあって、乗る技術・力も必要になってきています。

だ:勝ちきれないからどんどん使ってしまうと悪循環ですね。休ませて使っていく大事さが理解できました。

ス:そうなんです。なのでリフレッシュさせて口向きを改善させて乗りやすい馬に作っていくのが大事です。

だ:ちなみにどういったトレーニングで改善させていくのでしょうか?

ス:それは難しい話になるんですが、左の口を内側に取らせて左の後ろ脚を使わせるんです。

だ:へぇ~~~

ス:そうするとリンクしているんで良くなっていきます。

だ:まったく改善方法がないわけではないんですね。

ス:ただ新馬のころからずっと課題なんで改善は難しいです。

だ:他にも伺いたいことがありまして、ダートの適性はあると思いますか?

ス:ないと思います。血統的にもそうですし、乗っている感じも軽い走りをするので芝ですね。ダート馬のようなどっしりとした重い走りはしていません。

だ:洋芝はどうですか?

ス:それは良いと思います。

だ:距離適性ですが、口向きは今のままだとマイル以上は難しいでしょうか?中山だと枠の問題が…

ス:こればっかりはジョッキー次第になってくると思います。ただ馬はいけるだけの能力はあると思います。

だ:そうですよね。

ス:そして能力的には重賞で通用する馬だと思っています。

だ:ありがとうございます!田村先生とお話しした時も「この子は走るよ」って言ってくれてました。

ス:そうなんですね。本当に良い馬なんですよ。なので勝ちきれなくて本当に悔しいです。

だ:大外2回引いてますしね。

ス:本当ですよね。

だ:もし9月に使うとしたら口向きを考えれば新潟よりも中山の方が力が発揮しやすいですかね。

ス:そうですが、まだ確定ではありません。

だ:ちなみに前回見学させていただいた時と厩舎(小島厩舎)が違うと思うのですが?

ス:元の厩舎がいっぱいなので一旦、今の厩舎(佐藤厩舎)の馬房をお借りしています。

だ:質問は以上です。すごくためになる話をしていただきありがとうございました。

ス:ありがとうございました。


馬体写真


以上が見学レポートです。
今回は口向きの悪さについて詳しく話を聞きたかったので、大収穫の見学でした。
休ませながら使う理由も分かりましたし、本馬に関わる方々の努力・苦労を知ることも出来ました。
また時間をおいて見学に行こうと思います。

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