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瀬戸康史主演 ドラマ化決定!原作『男コピーライター、育休をとる。』【はじめに+第一章全文公開!】

いまだ進まない日本の男性会社員の育休

2019年刊行された魚返(うがえり)洋平さんの『男コピーライター、育休をとる。』がWOWOWでドラマ化されることが決まりました。
主演は映画やドラマ、舞台と多岐にわたり活躍する人気俳優の瀬戸康史さん。男性の育休取得がまだ当たり前と言えない日本社会において、保活・パパ友づくり・育児分担などの難題に四苦八苦しながら奮闘する主人公を熱演します!

情報解禁_男コピーライター、育休をとる。

ドラマ化を記念して原作『男コピーライター、育児をとる。』はじめに+第一章の全文を公開します。男性が育休前に読んでおきたい、ガイドブックを超えた“シミュレーションブック”としても使える本書。
父も、母も、夫婦ふたりで手に取って頂きたい1冊です!

はじめに

 2017年の夏に、父親になった。
 僕は東京に住み、コピーライターとして働いている。フリーランスではなくて、電通という広告会社の企画・制作部門に勤めています。広告のコピーを書くことはもちろん、テレビ・ラジオのCMやWEBムービーの企画をしたり、企業や団体のプロモーションを考えたりと、それなりにいろいろやっている。
 子どもが生まれたのは、会社に入って15年目、結婚生活8年目のことだ。
 いつかその日が来たら育休を取ろう、というのは実は就職活動の頃からなんとなく考えていた。当時は育児「休暇」だと勘違いしていたんだけれど(詳しくは本編に書きました)。
 僕の妻もまた会社員で、別の業界で働いている。彼女は、産休に続いて育休を取ることになった。その一部に僕も合流することにしたのだ。
 そしてせっかくだから、その体験記を書いてみよう。そう考えて、会社のニュースサイト「ウェブ電通報」に連載コラムの企画を持ち込んだのが、そもそもの始まりでした。幸い、ちょうど時代の追い風が吹いてもいた。
 この本は、その連載がもとになっている。

 ご存じのように、男性の視点から育児体験を語る本というのは、いまや珍しくない。けれどその多くは、漫画家やイラストレーターや各種文筆業といった、いわば自由業の著者によるものだ。どれも職業技術を活かして書かれ(描かれ)ていて、当然のように面白い。
 一方で、会社員というか、「雇用されている人」なら誰もが、制度としての「育児休業」を国から保証されている(育児・介護休業法)のだが、それを取得した男性の体験記を、書籍ではあまり見ない。
 これは、そういう一冊にしたいと思う。

 僕のコラムは、実用性ゼロとまでは言わないけれど、ガイドブック的な意味でのお役立ち感は、そんなにないかもしれない。すみません。その手のインフォメーションは、ネット上のあちこちで読めるものだ。そこで僕は、できるだけそれら以外の部分を書こうとつとめた。それら以外ってなんだ?
 ひとことで言えばそれは、「気分」である。
 抽象的ですね。でも、気分を侮あなどってはいけない。
 たとえば旅行に行くことを想像してほしい。本屋をのぞけば、まさにガイドブックはずらりと揃っていて、どれも旅の助けになるだろう。
 でも、そもそも「ここへ旅行したい」と思うきっかけが、ガイドブックにあるわけじゃない。少なくとも僕の場合は、ということだけれど。
 そういう動機って、雑誌で見た一枚の写真、映画で見た風景、友人の土産話、あるいは誰かの書いた紀行文やエッセイから得たりするものだ。
 この国の「男性の育児休業取得率」は、現在5.14%(厚生労働省「平成
29年度雇用均等基本調査」)。旅先としては、まだあまりメジャーとは言えないだろう。
 ガイドブックは旅で困らないために欠かせないけれど、それだけでは物足りない。旅の気分、そう、旅情を盛り上げてほしい。そういう紀行文を、僕自身読んでみたいと思ったのだ。
 一人の会社員として、同時にコピーライターとして、どう思ったり感じたりしたのかを書いていく。これから子どもを持つ男性が、これを読んで育休に興味を持ってくれるのは最高だが、そうじゃない人にも何か発見があったなら、これまた最高だ。

 ところで、ウェブで読めるコラムを、あえて本のかたちで手に入れるメリットはなんだろう?ということをコピーライターなりに考える。もちろん、書き下ろし原稿を用意する意味もそこにあるわけだが、それとは別に、大きな価値をひとつ見つけました。
 それは、本ならば誰かへのプレゼントにすることができる、ということだ。包装し、リボンをかけ、贈ることができる。友人、同僚、配偶者、恋人など、顔が思い浮かんだあの人にも、是非どうぞ。
 ってこんなセールストーク、本当はあとがきにでも書けばいいことなんだけれど、あなたがこれを立ち読みしている場合、先に伝えておかないと本を棚に戻してしまうかもしれないから、いまここに書いておきます。

 本編の第1章から第10章は、「ウェブ電通報」に連載(2017年7月から2018年9月まで掲載)したものがベースになっている。書籍へと再編集するにあたって、細かい加筆修正や改題をほどこした。
 第11章から第13章は、この本のために書き下ろした文章だ。
 どの原稿も、親しい友だちと話すように書いた。大小さまざまな脱線だって、そこにはあるはずだ。やや饒舌な脚注たちは、そういうものとして読んでもらえれば幸いです。
 それから、本編の合間にある”父ノート”。これも今回新たに書いた。箸休めのような雑記である。さらに力を抜いて「ふーん」とか「へー」とか呟きつつ(呟かなくてもいいけど)楽しんでいただけたらと思う。

第一章 育休を開業しよう

会社を半年、休んでみます

 いま、妻の実家でこの原稿を書いている。週末の、やや蒸し暑い夜。隣の部屋からは、赤ん坊の寝息が聞こえ……と言いたいところだけど、聞こえるほどの寝息さえまだない。「赤ん坊」と書いたのは、3週間前に生まれたばかりのわが第一子、コケコのことだ。コケコというのは仮名だが、酉年(とりどし)にちなんで本連載ではこう呼ぶことにする。あ、女の子です。
 
 10日後に、コケコは僕の自宅にやって来る。そしてその日から約半年間、僕は育児のために会社を休むのである。
 「子どもが生まれるので、夏から育休を取りたいと考えてまして……」。年明け早々にそう切り出したとき、上司は「おっ、いいじゃん。取りなよ」と即座に言ってくれた。のみならず「せっかくだからそれで何か書けば?」とも。
 ああ、それはアリかもしれない、と思ったのだ。かくしてこの連載が構想されました。
 今回は、まだ育休が始まる前ということもあり、プロローグに代えて出産前後のことを中心に書いてみたい。あとでまた触れるけれど、僕の勤める電通という会社には「妻の出産休暇」という制度があって、夫は「出産当日を含む3日間」休むことができるのだった。これをフルに活かさない手はないな、というお話です。

出産は、別れでもあった

 妻は妊娠した時点で37歳。出産は38歳。そう、高齢出産である。いくつかの不安や希望や現実を天秤にかけて検討した結果、僕たちは「計画無痛分娩*1」という道を選ぶことにした。
 2017年の夏、妊娠40週にして入院。妻に付き添い、自宅から徒歩20 分のところにある病院へ行った。翌日の分娩に備えて、子宮口をバルーンで膨らませ(!)、広がりやすくしておく。異物感がひどくてろくに眠れない、と妻。
 この夜、「いったん帰って明日また来れば?」と妻は言ったが、僕も病室に泊まることにした。心配だからというのもあるけど、考えてみりゃ夫婦二人だけで過ごす最後の夜に、これはなるわけだし。週末のたびにレストランを開拓したり、一緒に海外ドラマを一気観したり、地球の反対側へ旅行したり、「”キムチラーメン”を探して夜遅く出かけた*2」り、最後のはまあ経験ないけれども、とにかくそういう時間が終わることへのセンチメンタリズムです。さらば夫婦モラトリアム。
 一方で、まったく別の寂しさも妻にはあったようだ。出産前夜にして、「赤ちゃんが自分から切り離されるのが寂しい」のだという。これから出会えるというのに!
 それを聞いて思い出したのは、春に二人で参加した病院主催の「両親学級」だ。
 出産っていうのはですね、とベテラン助産師さんが言った。「子宮さんとのお別れの儀式だって私は思ってるんです」。
 助産師さん、ごめんなさい。その大仰な表現に僕はウケてしまい、「ネタ」としてメモっていたんです。しかしこの言葉の神髄を、出産前夜に知ることになろうとは。行って良かった、両親学級。
 そうなのだ。10カ月ものあいだ「自分の一部」だったものが、「自分の分身」へと変わる。それはまぎれもなく別離で、しかも出会いなのですね。妻にとっては別れと出会いが同時に起こる、その両義性。その複雑さ! 「始まりはいつだって そう 何かが終わること*3」と乃木坂46も歌っていたっけ。
 これはもう、夫にはたどり着けない境地だろう。なにしろ僕たち男性は、そこはとてもシンプルだ。やって来た分身に出会うことが、単に嬉しいだけですからね。
「お腹を痛めて産んだ子」という常じょう套とう句く の正体が垣間見えた気もするのだった。

*1 麻酔を用いて、陣痛をある程度制御しながら行う分娩手法。出産の日をあらかじめ決め、それに合わせて入院することが可能になる。
*2 小沢健二さんが1997年に発表した楽曲「恋しくて」の歌詞より引用。「ブドウを食べたり"キムチラーメン"を探して夜遅く出かけた」と、
かつての恋人との記憶がセンチメンタルに歌われる。
*3 乃木坂46の16作目のシングル「サヨナラの意味」。橋本奈々未さんの卒業にちなんで当て書きされた歌であり、出産は関係ない。

計画無痛分娩、だがしかし

 そんな感傷もそこそこに、一晩明けていよいよ分娩である。妻は早朝からLDRルーム(陣痛から分娩までワンストップでできる部屋)へ移動。陣痛促進剤を投与して、経過を観察する。スムースな出産のためには、我慢できるギリギリまで痛みを耐えたうえで、やっと麻酔を打ってもらえるらしい。まるでチキンレースだ。あるいは逃げ馬ジンツウを、差し馬チンツウが追うイメージか*4。「無痛」だからって、痛みがないわけじゃ必ずしもないんですね。
 LDRルームは、淡いピンクというか、青紫というか、ラッセン*5の描く深海をもうちょっとパステルカラーにしたような色味に調光されており、大きな液晶画面には海洋生物たちのこれまたラッセン的な映像が流れ続けていた。
 近所で一人、昼食を食べて分娩室に戻っても、まだ大きな変化はない。赤ちゃんにへその緒が巻きついて、なかなか下に降りて来ないらしい。
 まあリラックスしてDVDでも観ようか、とあらかじめレンタルしておいた『ベイマックス*6』を二人で鑑賞するも、実際にはむしろ妻のお腹のほうがベイマックス、といった様相を呈しており、胎内で繰り広げられる派手なアクションのおかげで、映画にはそれほど集中できなかった。
 映画が終わっても赤ちゃんは降りて来ず、ためしに陣痛促進剤の投与を止めてみる。するとそこにはなんと、自前の陣痛がもう来ていたのだった。
 徐々に大きくなっていく痛みに妻は苦しみ始めたが、ここで麻酔を追加すると分娩時間が延び、日をまたぐことになるかもしれないという。そうなるよりは今夜産んでしまおう、ということで自前の陣痛に任せることになったのだ。
 結局、フツーの陣痛なのか!
 計画無痛分娩という言葉に抱いた幻想は、もはや完全に消えつつある。
 20時半過ぎ、とうとうそのときが来た。担当医と助産師のチームが慌ただしく稼働し始める。この病院では、夫は妻の頭の側に立つルールになっていて、だから血を見るのが超苦手な僕でもトラウマになる心配は不要なのだった。
 理論物理学のとある先生*7によれば、胎児は胎内で40億年を経験するようなものだという。受精後32日目には、エラのような器官を伴った魚のようなかたちなのに、その2日後には両生類の、そのまた2日後には原始爬虫類のフォルムになり、さらに喉の器官ができて、受精から40日で人間の姿になる。1日で1億年ぶん、地球の生物の進化プロセスをなぞるのだそうだ。
 「はい、頭がもう4分の1、のぞいてますよー」とか「お母さん、赤ちゃんの髪の毛にタッチしてみますか、ほら」とか助産師さんが言うのを聞きつつ、「いきみ*8」に合わせて一緒に深呼吸しながら、妻の後頭部を支える(ぐらいしかできることがない)。ああ、俺はいま、40億年の旅路の終わりに同行している(違う)。こ、これは……2001年、否、2017年宇宙の旅ではないか(違う)。とすればこの子は……スターチャイルド*9(違う)?
 大袈裟ながら最後の10分間は、これまで体験したことのない、どこかコズミックとも言える感覚にとらわれました。『聖闘士星矢(セイントセイヤ) 』に出てくるコスモ*10ってのもこんな感じだろうか(違う)。
 21時26分、娘が誕生した。そのかわいさについてはあえてここに書かないけれど、長生きしなくちゃ!と思いましたね。
 ついに父親になったその金曜の夜、病室で妻の戻りを待ちながら、「タモリ倶楽部*11」を見た。見るほかなった。なんだうろ。でかい出来事のあとで、いつものただの金曜を再現して気持ちのバランスをとりたかったんでしょうか。妻や僕の同窓生、マキオくん*12がたまたま出ていた。ほど良く、くだらなかった。

*4 競走馬のなかで、出走直後から先頭を走るタイプの馬が「逃げ馬」。第4コーナー付近で馬群前方に躍り出るのが「差し馬」。ゴール(出産)に向かう陣痛をどのタイミングで抑えにいくか、その攻防を競馬にたとえている。
*5 アメリカ合衆国の画家、クリスチャン・リース・ラッセン(1956
~)。海洋をモチーフとした作品多数。
*6 2014年のアメリカ映画。全編CGアニメーションによるSF作品。作中キャラクターのベイマックスは白くてふっくらした容姿だが、そこからは想像しにくいアクションとバトルが展開される。
*7 理学博士、佐治晴夫さん。宇宙創生にかかわる「ゆらぎ」研究の第一人者。東急電鉄のフリーペーパー「SALUS」(2017年5月号)における連載「宇宙のカケラ」で、この説について書いている。
*8 下腹部に力を入れること。そのための呼吸。
*9 スタンリー・キューブリック監督による1968年の映画『2001年宇宙の旅』。作中の宇宙飛行士は、宇宙の始まりから生命の誕生までを一度に経験する。その果てに到達した精神のみの生命体が「スターチャイルド」。
*10車田正美さんによる漫画『聖闘士星矢』の作中では「小宇宙(コスモ)」と呼ばれる架空のエネルギーが重要な役割を果たす。
*11関東では金曜深夜に放送されている、テレビ朝日系列のバラエティ
番組。ニッチな、あるいは趣味性の高い題材を、脱力しながら遊ぶという
趣旨。
* 12 お笑いコンビ「かもめんたる」のメンバー、槙尾ユウスケ。筆者とは大学のクラスメイトだった。

「妻の出産休暇」の意味

 さて、最初にも書いたように「妻の出産休暇」というのは、「出産当日を含む3日間」が対象だ。僕の場合、まず入院初日(木曜)は普通の有給休暇を取得。
 次いで「妻の出産休暇」を、出産当日(金曜)と週明けの月曜・火曜に分割して、計3日に適用。あいだに土日があったおかげで6連休になったというわけだ。
 快適な病室と、美味しい病院食。せっかくの機会だからと、トータルで3泊、付き添い宿泊をしました。
 この入院期間中に、オムツの替え方、粉ミルクのやり方、(母親は)母乳のやり方、沐もく浴よくのやり方(病院オリジナルのDVDを使用)などを、一式レクチャーされる。助産師さんや看護師さんが、ひっきりなしに部屋に様子を見に来たりもする。「妻の出産休暇」をフルに使って病院に居続けたおかげで、こういうインストラクションを僕も直接受けることができたのは、本当に助かった。ひとたび退院したら、こんなに頻繁にプロに見てもらうことはないわけで、この数日のうちに最低限のテクニックを身に付けてしまおうということだ。親にとってのいわば新人研修。その「合宿」に参加した感がある。おかげで退院する頃には、オムツ交換、粉ミルクの温度調
整は体得。沐浴だけはちょっと……場数を踏まないとダメですね。
 いまになって思うのは、この付き添い入院という非日常こそは、夫婦二人でできる最後の旅行であり、なおかつ、子どもと体験する最初の家族旅行でもあったんだなということだ。「妻の出産休暇」のかけがえのなさが、きっとそこにある。
 退院した妻とコケコはその日のうちに妻の実家へ。週末だけ僕が会いに行く、というのがこの最初の1カ月なのである。
 そういえば退院前、担当医が妻に言ったらしい。「まあ育児はね、実験だからねえ」
 いい言葉ですね。やってみなきゃ分からない。どんな子が育つかだけじゃなくて、どんな親が育つのか、の実験でもある。そう解釈してもいいでしょうか?先生。

育児コラム、ではない

 かつて何度か、新入社員に向けたコピー研修を担当させてもらった。そこで僕が出題していた課題というのが、奇く しくも「男性が育休を取りたくなるコピーを書こう」というものだった。
 あるとき新人のみなさんに「お手本を見せてください」と迫られ、嫌な汗をかきながらひねり出した案が、たとえば次のようなものだ。「一生でいちばん優しくなれる一年が、くる*13。」
 うん、まあ、きれいごとだと思う。それは分かっている。分かっているが、それでもきれいごとにドップリ浸かれるチャンスは大事にしたい。僕たち会社員には、それが制度として与えられているんだから。
 連載開始にあたって、「ウェブ電通報」の編集部から「定点観測の『定点』をハッキリさせましょう」と助言をもらった。どんな切り口で書くのか、を一貫させるべきだという。
 たしかにそうだ。単に男性の育児について綴るだけなら、すでに良いものが世の中にあるんだし。育児の先輩なんて周りにたくさんいるんだし。わが子の観察日記を「ウェブ電通報」に載せても仕方ない。
 うーむ、この俺が何かを書く意義ってなんだ? と考えたとき、それは「育児について書く」ではなくて「『育休』について書く」ってことかな、と思った。
 サラリーマンとして、育休を取る。それはそのあいだ、業務をまったくしないということであり、同時に、育児に従事するということである。広告を休業して、育児を開業するのである。
 その「甲斐」みたいなものが、どこらへんにどれくらいあるんだろう、とか。復職したあとに自分を待ち受けているものはなんだろう、とか。何を失うのか、とか。これもひとつの実験かもしれない。子煩悩垂れ流しにならないように、せいぜい気をつけたいと思う。よろしくお願いします。
 ところで、よく使われる「育児休暇」という言葉だけど、公式な制度の名称は「育児休業」なんですね。微差にみえてこの差はでかいので、そのへんのこともまたあらためて。
 次からは、おっぱいだったりウンチだったり、あるいはまたおっぱいのことなんかも出てくると思うのでご安心を。

*13コピーの技巧としては、「一年」という表現によって、単なる育児で
はなく「育児休業」(という期間が限定された制度)に着地させようとい
う一応の努力が見られる。

WOWOWオリジナルドラマ 男コピーライター、育休をとる。

原作:魚返洋平『男コピーライター、育休をとる。』(大和書房刊)
脚本:細川徹
監督:山口淳太(ヨーロッパ企画)
音楽:都筑孝
出演:瀬戸康史 ほか
プロデューサー:井口正俊 中澤研太
制作協力:東北新社 製作著作:WOWOW
番組特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/ikukyu/

7月9日(金)配信・放送スタート
【配信】全12話一挙配信【無料トライアル実施中】[WOWOWオンデマンド]
※第1回放送終了後より配信スタート
【放送】毎週金曜夜11時(全6回)【第1回無料放送】[WOWOWプライム]

いち早くWOWOWオンデマンドで楽しめる!
6月25日(金)午後5時 第1・2話を配信![WOWOWオンデマンド]

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