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死ぬことよりも太ることのほうが怖かった私 ダイエットが苦しいあなたへ

ダイエット系インフルエンサー、女子大生”プー子”としてインスタグラムで注目を集めた後、ひとり出版社をスタート。現在は新卒でIT系企業に就職をした竹井夢子さん。

順風満帆に思える彼女の人生にも、友人からの何気ない一言で、自分の体型にコンプレックスを持ち、人知れず苦しい時期があった。
次第に痩せるないと何もかもうまくいかない、と気持ちが走ってしまう。
インスタでのダイエットに関する発信が承認欲求を加速させてしまい自分を見失ってしまう。

誰しも皆痩せてキレイになりたいとダイエットに励むが、一方で危険な深みにハマる可能性も大いにある。
そんな彼女自身の経験を赤裸々に語った初著書『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』(6/24発売)の一部をご紹介します。

【オビあり】ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。

竹井夢子 プロフィール
1999年2月17日生まれ。長野県軽井沢町出身。 慶應義塾大学文学部卒。
2018年からインスタグラムやオンラインサロンでダイエットや美容をテーマに女性向けコンテンツを配信。当時のフォロワー数は12万人を超える。

2020年8月、出版社ブルーモーメントを設立。メインテーマは「『らしさ』を肯定し、『らしく』輝く」。 現在はIT企業に勤めつつ、副業として出版社の活動を継続している。

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インスタグラム __yume__ko

本書『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』は、竹井さんが自身のダイエットを通じ、光と影を垣間見た事実を赤裸々にエッセイとコミックで語っています。
ダイエットの発信をスタートし、フォロワー数12万人を獲得する”プー子”から、ありのままの自分を肯定できるようになったすっぴんの”竹井夢子”を取り戻すまでの軌跡を追っていきます。
ダイエット、自身の体型や容姿で辛い思いをしている女性に届いて欲しいと願います。

こちらに本を刊行するに至る思いが綴られています。

本書の一部をご紹介します。


本当に些細なひとことで

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そのひとことが、新生活のウキウキ感や慣れない授業などによって、ちょっぴり身を潜めていた、体型コンプレックスを呼び戻し、「やっぱり私、痩せないといけない」と強く意識させたのです。
ダイエット経験のある人なら共感してくれるのではないでしょうか。きっかけは本当に、些細なことなのです。

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ダイエット投稿がとにかくバズった

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自分のダイエットに対する努力がより多くの人に認められた気がして、また、その経験が必要とされている気がして、とても嬉しく思いました。
「やっぱりみんな、ダイエットに興味あるんだ!」
この発見は、私に謎の使命感を与えました。その結果、恋愛やあるあるネタ中心だった私のアカウントは、ダイエット投稿中心のアカウントに変化したのでした。

承認欲求とインスタグラム

私はインフルエンサー「プー子」に、依存していました。
「本当の私」は、自信がなくて、ネガティブで、毎日ダイエットをがんばれるわけでもなく、おまけに細くない。けれどインスの中の「プー子」はダイエットもがんばっていて、やさしくて、フォロワーさんから愛されていて、自分のことも愛せている……。
その結果、私の自己肯定感はプー子により形成され、プー子が存在するインスタに依存してしまったのです。

「痩せる=きれい」の強迫観念、インスタグラムの投稿で承認されることでしか保てなかった自己肯定感、本来の自分をどんどん見失う様子が克明に描かれていきます。さらにその後、彼女のダイエットにより過酷な日々を強いられることになります…。

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痩せなきゃダメだと自身にレッテルを貼り、自分を追い詰めてしまった竹井さん。
次第に本当に自分にとって大切なものが見えてきます。
しかしダイエットの呪縛から容易には抜け出せなかったのです…
ダイエットを辞めたくても太るのが怖いという思いがまだまだ彼女には重くのしかかりました。

それからどんな自分自身でも愛せるようになるまでの気付きもしっかりと描かれています。

SNSで劣等感を抱きがちな今の日本の女性たちに少しでも共感してもらえたらと思います。また、プラスサイズモデルの吉野なお(Nao)さん、過食専門カウンセラーの小野寺瞳さんも、熱いメッセージを特別寄稿してくれました。本書の最後に竹井さんから自分を大切にするための20のことも収録しています。
















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