幸せのちから

La ricerca della felicità.

こんばんは。

みなさん「幸せのちから」という映画を見たことはありますか?

ウィル・スミスさん主演の映画で、
実在するクリス・ガードナーさんの半生が元になっています。

僕は昔に見たことがあったのですが、
あまり内容を覚えておらず、


今回改めて、
イタリア語の勉強として

イタリア語音声のイタリア語字幕でこの映画を見ました。

イタリア語だと題名は、

「La ricerca della felicità」

直訳すると

「幸せの追求」


夜の練習後に見始めて、

勉強目的だったので、少し見て寝ようと思ったのですが、

結局最後まで見てしまいました。


見たことある方はこの映画を見て、どんな感想を持っているのでしょうか。



この映画を見てすごく考えさせられるものがあるし、

胸が苦しくなる映画。

でもすごく感動します。

イタリア語で見ていたけど、涙が出そうになりました。


これから見ようと思っている方もいるかもしれないので、

全てを書くことはしませんが、

どうしても感想を書かずにはいられない。


僕は正直この主人公をかわいそうという目で見てました。

そして奥さんのことも息子のこともかわいそうに。って。

本当に胸が苦しくなるくらい。

でもそれって今僕が不自由ない生活ができているからそう思う。

僕はこういう経験をもちろんしたことない。


この主人公にも悪いところ、不器用なところがあります。

でもどうにかして幸せになりたい。いや息子を幸せにしたい。


そして一流企業の6か月無給のインターンに飛び込む。

合格は百人くらいの中からたったの一人。

自分を取り巻く最悪の環境の中、

ひたすら自分を信じて努力を続ける主人公。


僕が特にグッときたのは3つのシーンで、

1つは、

家も追い出され、モーテルも追い出され、

寝るところがなく、

駅のトイレで息子を寝かしつけながらウィル・スミスが自分の情けなさに涙を流すシーン。


2つ目は、

インターン先の上司にタクシー代5ドル貸してくれないか?

と言われ、悩みながらも渡すシーン。

ここでは

上司からした「ただの5ドル」と

主人公からした「生活に関わる5ドル」

同じ5ドルだけど、違う5ドル。

お金の価値の差について考えさせられる。

クライマックスにもつながる。


3つ目はなんといっても

クライマックスのシーン。


もう全部書きたいくらいですが、

これから見る人もいるかもしれないのでここまでにしておきます。


僕がなにに感動したかって、

この幸せを求める力。

そしてそのために努力する力。

あの環境であんな思いを経験した人でないとできない。


涙をこらえながらありがとうというウィル・スミスさんの演技はもう半端じゃないです。演技と言っては失礼なくらい。


この世にはいろいろな人がいてそれぞれの価値観がある。

お金に対しての感覚。

時間に対しての感覚もそう。

学生の6か月の無給インターンと

息子がいて家もなく明日食べていけるかもわからない主人公の6か月の無給インターンでは、

同じ6か月でも天と地の差があります。

それはさっきの5ドルのお金の差と一緒。


主人公も最初は良い人生を歩む予定だった。

でも人生何がどうなるかなんてわからない。

誰しもが幸せになりたいと願っている。

そして他人を羨ましく思ったり、

ねたんだりする。

情けなくて涙が出ること、

悔しくて涙が出ることだって起こるだろう。


でも自分の守りたいもののために必死になる。

自分の愛する人を幸せにするために頑張る。

きっとそんな経験をした人は成功したって自分の力におごることなんてないと思います。

それは幸せがなにかをわかっているから。

そのために何をしなくてはいけないかをわかっているから。


僕は主人公のような経験はしたことないですし、

みなさんもあそこまでの環境を経験したことはないでしょう。

でも誰かを守る。幸せにする。ってこういうことなんだなって。

この映画は極端な話だけど、

極端に語るから僕たちでも気づくことができる。
そういう映画になってる。

幸せになる。
誰かを幸せにする。って簡単なことじゃない。


僕はよく幸せについて自分の考えを書いていて、

生きているだけで幸せで、

幸せはシンプルなものだと言っている。


これは矛盾しているようだけれど、そうではありません。

主人公は息子と共にいること。

共に生きていけるだけで幸せだと思います。

でもただ一緒にいるということすらできない。

当たり前に生きていけない状態だった。

僕の意見も同じで、

幸せはお金でも名声でもなく、愛する人たちと一緒にいること。

でも家族と一緒に生きていくことにはお金は必要。

だから家族と不自由なく生活していくには仕事はしなければいけない。

その仕事は大切な人と一緒に生きていくための仕事、

幸せはそこにあって、決してお金とか仕事の成功が幸せではないと僕は思ってます。


話が少しそれましたが、

この主人公は努力だけで勝ち取ったわけではない。

勉強ができただけで選ばれたわけではない。


人。

人に媚びればいいということではない。
しかし
時には媚びることも必要かもしれない。

そして上辺だけではなくしっかりと人と付き合うこと。
向き合うこと。

そして主人公の周りの人を巻き込むちから。


成功するにはもちろん勉強が必要だけれど、
それだけではないということも教えてくれる。

最終的には人が判断することだから。

僕たちはロボットじゃないから。
AIの技術がどれだけ進歩したってそこは変わらない。

人の心を動かす力。
これには様々な要素があると思います。

答えもない。

そんなことまで教えてくれる最高の映画だと僕は思います。


「ホームレスから億万長者となり、アメリカンドリームを実現させた実在の人物、クリス・ガードナーの半生を基に描いた映画」

と紹介されているけれど、

そんな映画ではない。

億万長者になったのは結果であって、

この映画はその過程、始まりを描いた映画。



見てない方はぜひ見てください。

そして感じたことを教えて下さい。
この映画を見てみなさんがどんなことを感じるのかが気になる。

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