イタリアの学生は勤勉!?
こんばんは。
僕はほぼ毎日午前中は街の図書館で過ごしています。
勉強しやすい環境だし、
家だと僕は少しだらだらしてしまうので、
朝から自転車に乗って図書館に行くことで目も覚めるので僕にとって日々の習慣です。
僕は大体9時に家を出て、
9時半には図書館に着きます。
図書館は9時から開館なので、
開館30分後くらいに到着するわけです。
しかし、
図書館の自習する机はすでに8割ほど埋まっています。
大きい図書館で自習する席は全部で500席以上はあるのですが、
少し遅れて10時につくと、
ほとんど空いていない場合もあります。
そのほとんどは学生です。
でも見たところ高校生くらいの年代が多いです。
日本では朝8時半に全校生徒が登校して、
15時くらいまで基本的に全員学校にいるイメージなので、
「この人たちは毎日朝から図書館で勉強しているけど何者なのか」
という疑問を僕はずっと持っていたわけです。
それでイタリアの義務教育制度を調べてみると…
小学校が5年間(6-11歳)
中学校が3年間(11-14歳)
高校が5年間(14-19歳)
となっていて、
日本の制度と少し異なります。
高校では最初の2年で一般教養を身に付け、
残りの3年で選択になり専門分野を学ぶとのことで、
好きなこと、得意なことを伸ばしていくということを重要視しているみたいです。
中学3年に卒業試験があり、
これをクリアすると高校入学ができ、
高校入学試験はなく、
卒業時の試験が大変重要になってくるみたいです。
学校では成績や出席率を厳しく管理されているみたいで、
基準に満たない場合は中学校でも高校でも留年してしまう可能性があり、
宿題の量もかなり多く、
それをしっかりこなしていくことが学生たちの一番の課題らしいです。
なので、
図書館にいる子達は基本的に、
高校の最初の2年の一般教育が終わり、選択制になった生徒たちということだと思われます。
16-19歳の子達ですね。
基本的にみんなとても真面目に勉強しています。
僕の高校の頃を思い出してみると、
ちょっともう…ひどかったです。
先生たちごめんなさい。
大学受験ではなく、
高校の卒業試験というシステムが勉強しなくてはいけない環境を作るのだと僕は思っています。
僕はずっと思っているのですが、
日本の大学システムは大学受験が最大の山場であり、
入学できてしまうと、
いかに授業をさぼって単位をとるか、
バイトしていかに遊ぶか、
楽な単位をとるか。
しか僕は考えてませんでした。
(僕だけではないと思いたい)
そこでしっかり学ぶべきだったと今では思いますが、
あのシステムでは学生が遊ぶのも仕方ないなとも思ってしまいます。
アメリカでは、
「大学は卒業が難しい」
と言われており、
大学でのGPAが非常に重視されます。
そのシステムだと、
必然的に大学に入ってしまえばあとは遊び放題!にはならないわけです。
大学の意義が問われるので、
どうかこの日本のシステムが変わっていくことを願います。
学生が勉強せざるをえないシステムを導入していれば、
しなければいけないし、
それが当たり前になっていくと思います。
そういう環境があるから、
頑張って勉強して遊ぶ暇を作ろうという知恵が出てくるのだと思います。
僕は頑張って勉強して時間を作った方が遊びをより楽しめると思います。
時間はあるのにやることはない。
大体の日本の大学生は家でダラッとしたり、
なんとなく学食でみんなで話しながらずっといたり、
バイトに明け暮れたりという生活になってしまうのだと思います。
イタリアでは高校生から大体の生徒がすでに勤勉です。
図書館にいて感じます。
ちなみに図書館には日本の本は結構置いてあり、
マンガもイタリア語に翻訳されたものがかなり置いてあります。
Reggio Emiliaの図書館に来る方がいたら探してみてください。
高校生の集団に混ざりこんで、
イタリア語で翻訳されたマンガ「ワンピース」を辞書引きながら読んでいる人がいたらそれが僕です。
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