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【二次試験編】”コスパの悪い”森林インストラクター合格体験記

一次試験編をまとめてから時間が空いてしまいましたが……。二次試験について対策をまとめたいと思います。
一次試験のまとめは以下からどうぞ。

試験内容

  • 一次試験の合格通知と一緒に二次試験の試験内容が送られてきました。試験内容は、面接実技(模擬演技)です。

  • 実技は、17種類の素材(樹木の枝葉9種、鳥の絵5種、どんぐり、まつぼっくり、ロープ)から1種類を選んで、大人10名程度が対象と想定し5分以内で解説を行う、というものでした。

対策

まずは解説する素材をどれにするか検討します。解説時間は5分以内ですが、時間が短すぎてもいけないようです。この頃、ちょうどアカマツの経木の話を聞いていたのと、マツタケは一般の大人にも親しみやすい題材かと思い、アカマツを解説することに決めました。

次に実技の内容を詰めていきます。話題はいくらあっても良かろうと、アカマツに関する話題を手持ちの図鑑や本からかき集めました。
話題を箇条書きにし、時間との兼ね合いを見ながら構成を詰めていきます。最終的に、①導入、②クロマツとアカマツの見分け方、③菌根菌(マツタケ)との共生、という流れにしました。
本当は「マツ林の手入れ不足からマツタケの収穫量が減っている」というところまで話したかったのですが、時間オーバーなのでカットしました。

当日は緊張するだろうなと思い、台本も作りました。面接対策として、自己紹介と受験動機についても台本を作って話す練習をしました。

台本

当日

当日は夜行バスで早朝の池袋に到着。マックで時間を潰した後、会場である林野会館に向かいます。時間があるので徒歩で向かいましたが、40分ほどで着きました。
9時に集合し、ガイダンスと講習が終わると1人ずつ面接・実技がはじまります。私の順番は午後だったので、待ち時間は本を読んだり面接のイメージトレーニングをしたりして過ごしました。

自分の番です。ドアをノックし部屋に入ると3人の面接官がいます。流れとしては①自己紹介と受験動機の説明、②実技試験③質疑応答という感じでした。
①自己紹介と受験動機については、簡潔に話すのが良さそうです。台本を作っていったおかげで緊張していても要点を抑えて話せました。
②実技についても、練習と準備の甲斐あって滞りなく進めることができました。注意点として、素材に名前がついていないので、間違えずに自分の解説したい素材を手に取ることです。並んでいる樹木はスギ、ヒノキ、コナラなど代表的なものばかりなので落ち着いて選べばまず間違えませんが、過去には間違えた素材のまま説明して落ちた方もいるようです。
③質疑応答では、まず実技のフィードバックがありました。菌根菌というなじみの無い概念を分かりやすく説明してくれて良かったと言われました。質疑では「資格取得後はどういう場で活動を行いたいか」、「アカマツ林を施業することはあるのか、アカマツをどう活用していきたいか」など聞かれました。

面接、実技合わせて10分程度でした。何はともあれ無事に終了です。「落とすための試験ではない」と事前に聞いていましたが、その通りで、思ったより和やかな雰囲気で進む試験でした。

おまけ(というにはかなり贅沢な)小石川植物園

試験が終了して、時間は14時前です。徒歩で10分程度の場所に小石川植物園があるので行ってみました。ここがかなり楽しかったです!!
もともと植物園が大好きな私。大学生のころは都内に住んでいたので、都内の植物園や日本庭園を巡るのが趣味だったのですが、恥ずかしながら小石川植物園には行ったことがありませんでした。
手違いでスマホの写真がかなり消えてしまったのですが涙、大きい樹木、珍しい樹木、様々な林相がそろっていてかなり見ごたえがありました。もっと時間が取れる日に改めて行きたいです。

広々とした園内
日本庭園的なエリアもあり最高

おまけのおまけ 播磨坂さくら並木

帰り道、すごく良い感じの遊歩道を通りました。播磨坂さくら並木と言うようです。

都内でも探してみれば自然を感じられる場所はたくさんあって、それを味わうのが大好きです。街路樹など、都内の方が立派な巨木が多い気がします。

さてさて、おまけの方が熱が入ってますが笑、合格体験記は以上になります。来年度からは何かしら活動していきたいと考えているので、その様子もお届けできたらと考えています。

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