1993.11 自分が『The Circle』の発売された約半月後に生まれていることは知っていたが、正直今日までこのアルバムをあまり聴いてこなかった。 2011年に『月と専制君主』が発売されるにあたり「君がいなければ」を当時知らなかった覚えがあるので、『The Circle』を最初に聴いたのは2011年以降、高校時代だったと思う。「欲望」がどうも苦手だと、なんだか佐野元春っぽくないと、母に話した覚えがある。(これはC•I•T•Y city childを初めて聴いたとはまた別
25歳 いつどんな風に訊ねて、いつ自分が記憶したのか全く覚えてないけれど、物心つく頃には把握していたわたしを産んだ母の年齢。将来について問われたときにはいつもぼんやり頭をよぎる、ひとつの節目であった。 遠い先のことのように感じていたはずの25歳が近づくにつれ、晩婚化の傾向にあるという今日に比べると殊更、母は随分と若いうちに結婚・出産を経験したのだなと思うようになった。 でもわたしには無理無理、「せっかくこんな時代だから、いいなと思ったひとと結婚するのが一番よ」といつも優