翻訳者のPCどれにするか問題
字幕翻訳のトライアルに受かったり落ちたりしていた春から初夏。
初夏から真夏の最近にかけては、心を整えることに集中していて翻訳のことには頭のメモリ5%も使っていない感じでした。
リライトの自主学習は、まさに写経のようにすっからかんにして字幕にだけ集中できると感じた時にやっていたくらいで。
さて、真夏の今は暑すぎるので晩夏からまた頑張ろうと思っている正直すぎる私は、トライアルを受けていた春ごろからずっと抱えていた問題(心の問題の他にね☆)をぼちぼち解決せねばと思っているのです。
PC問題。
(8月2日時点、まだ買ってません)
そもそも最近の映像翻訳者に必要なアイテムは、いろいろ。
私はプロのプの字がおぼろげに見えてきたかな、いやコレはかすれ目か、くらいの位置にいるので、実際にお仕事されている方には鼻で笑われるかもしれません。
でも、そもそも翻訳者の方や映像翻訳者の方って、不特定多数に向けた情報発信をされている方が少ないような…。私が見つけられていないだけかもしれませんけれど。
字幕翻訳者の先輩方のブログ
私が楽しく参考にさせていただいている、映像翻訳者の方のブログは下記があります。パソコンのこと、SSTのこと、辞書のこと、実際の仕事のイメージなど、疑問解決の糸口が見つかったり、やる気を出させてくれたりして、こっそりと更新が楽しみなのであります。
日常のことを書いてらっしゃるのを読むのも好き。翻訳者の方の文章が良くて読むのが楽しいと、嬉しい。(すでに私のこの文が下手)
さらにPCや辞書のチョイスなど、そこ!かゆくて手が届かなかったのはそこなんです〜!!!!という情報をまとめて頂くと、ありがたくて目を皿にして読む。
というわけで、PC。
おそらく今の映像翻訳者に必要なのは、PC本体と、SSTやバベルといった映像翻訳ソフト。この2つは国内では代表的なものだと思います。世の中にはもっとたくさんのものがあるだろうとは思いつつ…。
字幕制作ソフト
私が翻訳学校に通っている途中から使っているのはSSTG1というもの。
SSTG1にも色々な種類があって、買い切りのもの、更新して使い続けるもの、機能が削ぎ落とされているけれど安価なもの、制作会社の人が使うような細かい機能が盛り込まれているものなど様々。
私はNetSSTG1というものを使っています。60日間、とか365日間とかのチケットを購入して、その期間だけ使えるようになっているもの。その期間が過ぎたら、またチケットを買い足す仕組みです。だから長〜く翻訳者として仕事するような目処が立ったら、この買い足し費用と買い切り費用を比較して、考えたほうがいいんだと思います。
あとは、パソコンですね。
現在の私のPC
もう生産終了しているVAIOのPCです。購入したのは5,6年前。
実はこれを買う時に、ヨドバシの店員さん(量販店特有のグイグイ来る感じがなくて、教えてあげます感もなくて、すごく良い人だった)に相談したんです。全然目処は立ってないけど、将来SSTっていう字幕制作ソフトを使って、自分のPCで仕事ができるようになりたいんです。その時のために、スペックもそれに合うやつを買っておきたいんだと。
ガジェット系に無知すぎる私に、その店員さんが一緒にSSTG1を入れるために必要なPCのスペックを調べてくれて、見た目も好きだったのでこのおっきなVAIOにしたんですわ。
15.5インチはねぇ。デカかったですねぇ。SSTを入れることなく過ぎた約4年、全然持ち運び向けじゃないのに、図書館に持ってったり、ワーホリに持ってって、もちろん機内持ち込みなんだけどこれのせいですんごい重さの荷物になってゼーゼー言ったり。
そして世界を一緒に旅したコイツに、やっとSSTG1を入れたのが昨年。
やっと会えたね、会いたかったよ…と私のVAIOが言っていたかは知りませんが、だいぶ購入時より動作が重くなったこのひとは、私の課題提出に一生懸命付き合ってくれました。
トライアルの期間中に突然フリーズを繰り返したり、私を脅しにかかってきたこともありました。タイピング時に右手の掌が当たる位置がすごい熱さになって、ピアノ教室で言われたような手の形で何故かおしとやかにタイピングしなきゃいけなくなったこともありました。
頑張ったね、VAIO。
でも、もう潮時だ…。
字幕制作ソフトで保存したデータで納品するんですが、内容の確認にはエクセルへ出力して、文字情報だけでチェックするのが必須です。
そのエクセルへの出力に、5分の映像分で、2分くらいかかる。編集した映像の書き出ししてるんじゃないんですよ。文字だけ。
ワードやエクセルの資料開くだけでも、3回に1回は応答なしでフリーズしたっきり、ってこともよくあって。
よく頑張ったよ。でも、VAIOのサポートも来年で終わるみたいだし、この辺で新しいPCにするよ。
必要なスペック
細かいことは分からないんですけど(ドドン)SSTG1の必要スペックを見て、このくらいのものを買おうとしているのが
CPU:Core i5
メモリ:8G〜
SSD:128G〜
Officeあり
満たさなきゃと思っているのはこんなもんです。
SSDは映像素材をもらって仕事する映像翻訳者としては256Gはあったほうが良いのかもというのがあるんですが、外付けHDDもあるからな…と思っています。
予算は安ければ安いほど。できれば10万前後でお願いしたい。
そうすると、VAIOちゃんと同様に15インチのほうが、薄型軽いモバイルPCによりも安く済むことが多い。
翻訳学校のクラスメイトにも、画面とキーボードの大きさに余裕があったほうが作業がしやすいだろうと意見をもらった。
悩んでましたが、でもやっぱり13〜14インチが欲しい!!
なぜなら!私!場所に飽きやすいから!!
家の中でも、デスクで集中して取り組める日もあれば、コタツに移動してくる日もあるし、風が気持ちいい日なら大きな窓のあるダイニングのテーブルでやりたいこともある。(そんなに広い家じゃありませんが)
そして図書館。近所の大きな図書館が大好きなので、調べ物と銘打って散歩がてら出かけたりしたい。
とにかく集中力が続かない時は、場所を変えるのが一番私にとっては手っ取り早いのです。
(ここから妄想)それにワーケーションで旅したりとか、子供連れて実家に帰って子供を田んぼに解き放って私は仕事をするとか…(妄想終わり)
なので大きさは14インチまでを希望。
ちなみに、DELLはSSTG1との相性が悪いらしく、推奨しないと公式HPにも書かれています。スペックと価格帯的に、価格.comで調べてるとDELLとLenovoが二大選択肢、という感じに見えてくるので、ここは本当に残念。
LenovoかSurfaceか
こう絞ってきて、低価格帯で見ていると、Lenovo一択な気がしてきます。これとか。
しかし現在、8月12日まで、Microsoft SurfaceのLaptop Goがキャンペーンで少し安くなっているんですよね。現時点での価格では、上記のLenovoと本体価格の差は3000円ほど。
うーん、Surfaceのデザインはやはりスタイリッシュ。
しかし、12.4インチは小さい…数字だけ見ると小さい。でも店頭で見た見た感じ、おそらくディスプレイの縦横の比率が、横長じゃなく正方形寄りなので、小ささは感じなかったんですよね。
10万を切るのは、SSD128Gのほう。外付けHDDをつけて使うのか。どうするのか。
決めきらん。そう思って電気屋から走って帰ってきました。
YouTubeのレビュー動画をずーっと観てます。
YouTubeの方々ってすごいよね。自分で使って満足じゃなくて、人に伝えるために使ったりしてるんだもん。
ただやっぱり動画編集をするYouTuberの方々の視点だけじゃなくて、字幕制作ソフトを使う翻訳者の視点をもっと知れたらな…と思わずにはいられないのでした。
まずは自分から。私も、買ったら伝えたいと思います。
読んでくださった翻訳者の方、翻訳学習者の方、こだわりがあってもなくても、こんなの使ってるよ〜こんなの欲しいな〜、など良かったら教えて下さい。
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