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兼業になろうかと思ったり思わなかったり

派遣社員としての面接を受けてみたところから、今日「採用」の連絡をもらった。

正社員の選考も同時に受けていて、面接の結果が1周間くらいで出ることを派遣会社の担当者さんに伝えていたので、まだ返事は待ってくれるそう。

正社員の選考は、きのう面接を受けたところ以外に書類選考の結果待ちだった数社は、ストトトトーンと見送りの連絡があった。


翻訳の仕事も12月分までオファーを頂いて、税金が引かれるにしても額面でどのくらいの収入になるのか計算した。多くはないけど、7月から休職でほぼ収入が無かった身としては、久しぶりに「自分で稼いだ」お金と感じられるもので、嬉しい(まだその仕事終わってないのでもちろん報酬もまだ入ってない)。


どういう働き方をしていこう。「これがベストか?」「こっちもいいかも?」「微妙な気がしてきたぞ?」と毎日のように考えが変わる。


昨日は「兼業」がいい気がしてた。

実家が兼業農家なので、父も祖父も会社勤めをして、早朝や週末に畑をやる生活を見てた。母はパート、祖母はうちでできた果物をお得意さんに届ける商いをしてた。

そんな家庭だったので、ここで私にとっての「兼業」の柱になりうる翻訳がきちんとお金になることが見えてくると、それがいい働き方であり、我が家らしい生き方なんじゃないかと思えてきた。

母と祖母が生活の基盤である家事を支えてくれていたから、というのがとても大きいのだけれど。


しかし今日、朝から1日かけて45分ドラマの翻訳を仕上げて、よ〜し終わった終わった、つっかれたーとベッドにダイブしてゲームをして、思った。

兼業のもう1本の柱として会社勤めをしたら、この「つっかれたー」が会社帰りになって、ベッドにダイブすることなく翻訳するためにPCに向かうことになるんだよなあ。

頑張ればいける気がする、というイメージだけで、頑張ってみてもどこかで折れるぞ。

自分が大切にしたい生き方は?と価値観を見直して、高順位だったのが「余裕をもつこと」だった。
その余裕はもしかしたら、ベッドでゴロゴロとゲームをする時間と体力的余裕かもしれない。
正社員という、組織に守られている立場を持っている精神的な余裕かもしれない。
兼業の2本柱で収入に余裕があることで、体のメンテナンスや自宅の設備投資、娯楽にお金をかけることに不安がないという金銭的余裕かもしれない。

休職中は、気持ちの余裕を持つことに必死だったのでそこに重点を置いていたけれど…。


前向きに動き出したからこその悩みなので、決断できない自分を責めはすまい。しかし、悩む。兼業翻訳家、かっこいいけどなあ。

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