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記憶が結婚に導く

花嫁の撮影を屋外でしていると、かならず少女たちが寄って来ます。
男の子は目もくれないのですが。どこからともなく吸い寄せられて来ます。

以前に.. 保育士さんのお式に招かれた園児たちの中に
長時間、身も心も固まったように花嫁だけを凝視しながら
立ちつくすというより立ちすくんでた女の子に出会ったことがあって

あんまり印象が強かったので後でお伺いすると
あの子は甘えん坊で私も思い入れのつよい子なんですとお話下さって、
家族のように思ってたのかな。先生のことが大好きだったのね。とかその時は自己納得したのですが

この撮影の時にも公園にいた少女たちはどこまでも付いて来て
やはりずっと花嫁に集中してみんな離れようとしないのでした。

ずっとこんなことばかりというかこれしかしてこなかったのに
私って何も分かってなかったんだなと何だか恥ずかしくなるのですが
彼女たちは、花嫁の向こうに、未来の自分を観ているんだと、最近やっと気づきました。

お客さまにご希望をおうかがいする時いつもお聞きしてきたのにです。
”子どもの頃から憧れていた” という一言をです。


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