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シン・エヴァンゲリオン(3)琳派と時間

琳派の思想とは虚実皮膜の間(かん)、
現実と虚構の境界の表現

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                      尾形光琳「燕子花図屏風」    

光と闇の間(はざま)を描くということ。

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光には速度があり、光は闇に時間を存在させます。
それが三次元、立体ということですから、

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境界を描くということは、時間の存在しない
永遠ということの実現を目指したものといえるかと思います。

写真はドレスをまだ、平面パターンでつくっていた頃のものです。
花嫁は山口の萩から石川の金沢に嫁がれました。

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お式が終わられたある日、これから金沢行きの電車に乗るところなんですとお電話いただいたことをよく憶えています。

お支度の時間ありがとうございました、そしてさようならと言われました。

https://www.youtube.com/watch?v=XKbnAhuH5qI

20世紀までの日本文化の最大の特徴は時間の無い世界の刹那の表現、

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                      尾形光琳 「紅白梅図屏風」  

絵画とデザインの間を極めた美しさ、日本美術の歴史と伝統を最大限に表現した

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シン・エヴァンゲリオンの思想は、日本人である私達だけのモナリザ、
刹那とは永遠であるという日本特有の世界観に根ざしているのだと思いました。

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