見出し画像

ああこれが自分の子供時代だったらな

数日前に仕事の合間にいつも行くカフェで飲み物を入れていたら(ファウンテンドリンクはセルフサービス)わたしより少しお年を召されたご婦人に「あら、あなたの着ているシャツ、わたしも買って持っているのよ!」と嬉しそうに声をかけられました。

そのとき何を着ていたかというと、子供向けアニメ「Bluey」のTシャツです(笑)

わたしはこのBlueyが大好きで、好きすぎてDVDも買って家で何度も見ているし、おもちゃも持っています。そしてTシャツも数枚持っている。

Tシャツは子供向けアニメだけあって幼児用サイズが多いなか、最近ちらほらと大人用サイズで買えるものも出てきたのでそれを買って着ているのでした。

たぶん、たぶんなんだけどこのご婦人はわたしと同じようにBlueyがお好きで、でも子供向けの番組だからあまり大きな声で好きだとは言えず、似た年齢の中年女性がそのシャツを着ているのを見て嬉しくなってしまったのでしょう。

しかしインターネット掲示板を見てみれば子供のいるいないに関わらず、Blueyが好きな大人はけっこう多いのでした。なのでこのご婦人と「あっちの世界に住みたいわね」という会話でひとしきり盛り上がりました。

わたしがBlueyを好きな理由のひとつが、両親がとても人間らしく(いや、犬なんですけどね)、子供をちゃんとひとつの人格として見て接してくれているところ。自分の子供なんだから自分の思うように、言うことを聞け!っていうんじゃなくて、子供の意思や人格をちゃんと尊重して接してくれる。

うちらミレニアル世代、もしくは少し年上だと親が厳しかった世代が多いから、親が一緒に子供と遊んでくれるとかありえなかったし、親の言うことは黙って聞くものだったし、言うこと聞かないとボコられるとかそういうのがスタンダードだったから、そういう子供時代を経て大人になった人がBlueyを見ると「あぁ・・・これが自分の子供時代だったらな」とうなだれてしまう感じです。

その時代はそれがスタンダードだったのは百も承知で、でもこのアニメがいま人気が出ているのはたぶんそういう経緯もあってではないかなと思うのでした。まあ単純に作品として面白いというのもありますが、大人が見て面白く、子供にとっても面白いというのは貴重。

Blueyは日本だとディズニープラスで「ブルーイ」という名前で見ることができるので、もし機会があれば是非見てみてください。楽しいし、いろんな意味で癒されます。

いただいたサポートは我が家の4匹のうさぎのお野菜代に充てさせていただきます(*'▽') むしゃむしゃー!