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@314

17年間生きてきて、初めてこの人とこんな人と結婚したいと思った。

彼は大学生。古着にhiphopにバイクが好きで、話がとても面白く、なぜだか彼の事がとても気になった。

一人暮らしの彼。家事も料理も頑張っていた。優しくて、私の事を1番に考えてくれる。考え方も顔も声も何もかもが好きだった。それに加え、何をするかマメに連絡をしてくれるところや友達との食事や飲み会があればすぐに連絡してくれ、終電前には必ず帰ってきてくれるところ。女の子が居る飲み会に行ったとしても必ず私を安心させてくれる行動を取ってくれるのも大好きだった。

彼の良さや好きなところを話せばキリがなくなってしまう。とにかく女の子の理想がたくさん詰まったそんな素敵な人だった。

hiphopが好きな彼に対し邦ロックが好きな私。邦ロックの歌詞全般がクサすぎて聴けないと笑いながら話す彼。もともとhiphopを多少聴いていた私は、彼と話すようになってから毎日のように聴くようになっていた。彼がオススメしてくれた曲は必ず聴き、お互いに共有しあった。通話をしながら、音楽を流して感想や思った事を話す事もあった。

特に彼は電話があまり得意ではないと話していたのにもかかわらず、毎日のように長時間の電話をしてくれた。今日あったことやバイト先や大学の話に面白かった事、音楽についてなど毎日些細な事をお互い報告しあった。最後には、「くだらなすぎるだろ(笑)」って呆れながら2人で笑いあうのがとても幸せだった。

彼から「好きだよ。愛してる。」と言われる度に目が眩み、泣きそうになるくらい嬉しかった。

彼と毎日のようにする未来の話が楽しくて幸せで大好きで仕方がなかった。
「未来の話をするの楽しいね。」と彼と言い合う時間がこの上なく幸せだった。その日を迎えるのがとても近いように感じられた。

私が今まで関わってきた人達との未来はとてもぼやけていて想像する事が出来ず、いずれ別れが来るとずっと考えていた。でもこの人との未来は鮮明で想像が膨らんでいった。未来の話をする時間が楽しくて大好きだった。だからこそ離れられなかった。

電話越しで彼があくびをすると私にうつって、私があくびをすると彼にもうつるのがとても嬉しかった。分かりやすい性格で感情が溢れてしまう事が多いのも、すぐに拗ねちゃうところも、彼が私に何を言おうとしてるのか分かってしまうのも全てが可愛くて愛おしかった。

私にとっては今の彼がとても魅力的で素敵すぎて、正直な話をするとこの人を超える人は現れないと思う。今以上の好きな人は一生見つからないだろう。

これを言うと必ず、「高校生は大学生に異様なくらい憧れを持つ時期だからかっこよく見えるだけ。」など、さまざまな意見があると思う。私もずっとそう思ってた。でもやっぱり、何を言われても今まで出会った男性の中で1番魅力的で話す度に惹かれていった。

こんなにも幸せだと思えた恋愛は初めてだった。今までの恋愛には苦しくて悲しく辛い気持ちが重なり合う事があるがそんな事を思った事は一切なかった。こんなにも安心出来て、毎日が楽しみで幸せだったのは初めてだった。

「貴方と結婚したい。貴方と一緒に居たい。」

17年間生きてきて、初めてこの人と結婚したいと思った。ずっと一緒に居たいと思えた。私にとってとても重要な存在だった。

多分私は、これから男性と出会う度に彼と比べてしまうのだろう。比べる度に彼の事を思い出して悲しくなり、あの人だったらなんて馬鹿な事を考えるのだろう。

こんな形で出会いたくなかった。一度だけでいいから貴方の目に映って貴方の隣で笑ってみたかった。彼の目に映るのは私に似てるようで、私じゃない女の子だから、それが叶う事は一生無い。

彼から送られてくるLINE。毎日のようにしてた、急にかかってくる電話。もう画面に彼の名前が表示される事がないと思うと虚しくて悲しくて苦しくなる。

「1番」じゃなくて「特別」と必ず言ってくれる彼。それは、貴方が「1番」と言う言葉が好きではないから。いつの間にか、その口癖が私にもうつっていた。

「大好き」よりも「愛してる」と言ってくれる彼。私は「大好き」の方が想いが伝わるような気がして好き。それを彼に言ったら「愛してる」以上に「大好き」も言ってくれるようになった。でもやっぱり、「大好き」よりも「愛してる」の方が彼らしい。そんな彼を私はとても愛していた。

彼に次新しい女の子が出来たらきっと結婚するだろう。なぜなら彼は結婚を視野に入れ、考えられる女の子としか付き合わないからだ。

愛おしそうな声で私と話す貴方が世界で1番大好きだった。私の事を1番に考えて褒めてくれて、認めてくれる貴方が大好きだった。私と一緒に居ると楽だと言ってくれたのがとても嬉しかった。
よく、「俺の言う事を真面目に受け止めてくれる。」とか言ってたけど貴方の言う事だから真面目に聞いてたんだよ。私も貴方の事を常に考えていました。


大好きで優しい貴方へ。
まずは酷い事をして本当にごめんなさい。自分の感情に流されて、自分勝手なお別れの仕方をしてしまって、傷つけてしまってごめんなさい。私はこの数ヶ月とても幸せでした。こんなに幸せな思いをしたのは初めてでした。毎日お話しするのが楽しみで、夜が来るのが楽しみで仕方なかった。面倒な私を受け入れてくれてありがとう。
私と話した時間はとても無駄な時間だったと思う。でも全部が無駄だったなんて思わないでほしい。初めて結婚したいと思えました。今でも大好きです。だから離れるのがとても辛くて、こんなにも長い期間、貴方を振り回して私に付き合わせてしまいました。
それと私はずるい人間です。本当なら直接伝えたかったけど、伝える事が出来ないのでここで言うね。死ぬほど幸せでした。どうもありがとう。本当に大好きで愛してました。

将来だとか散々話した夜の事、電話の事も忘れないでね。

とても優しい貴方がその優しさで損する事がありませんように。
貴方の幸せが永遠に続きますように。

こんなのを書いてるなんて彼に知られたら「お前クサすぎ(笑)」って言われてまた笑われちゃうね。


追伸「今でもずっと貴方が好き、愛してる。」


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