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バカっていう人が、バカ!の、真実


「バカって言う人がバカなんだからね!」😡
子供時代、悔し紛れにそう叫んだことがある人は少なくないと思う。

昔から、格言並みに使われているこの言葉の本当の意味は
「人にバカって言う人は、自分をバカだって思ってるんだからね!」
だと私は思っている。

自分の中にないものを、人は認識できない。

カニを知らない人が「カニカマ」を食べても
「わー!これ、カニそっくり!」
とは言わない。

バカと言う人は、バカを知っている。これは大前提。
しかし、何をもってバカだと判断しているかは人それぞれだ。

無知をバカと判断する人もいる。
成績が悪いことをバカだと言う人もいる。
おっちょこちょいをバカと思う人もいる。
カッコ悪いがバカに見える人もいる。

無知がバカだと思っている人は、自分の中にある無知な部分が最大のコンプレックスになる。だから、自分がバカに見えないように、自分の無知を全力で隠そうとする。

そんな人の目の前に現れるのは、無知に見える人だ。
これはあくまで見えるだけ。
真実はわからない。

自分が必死に隠しているコンプレックスが、目の前にのほほんと現れたら、そりゃ、気になるし、ムカつくし、あるいは嫉妬に似た感情が生まれることもあるかもしれない。
隠しているはずの自分のコンプレックスも、実はこんなふうにダダ漏れしちゃってるをじゃないか?💦と恐怖を持つ人もいるかもしれない。 

そんな時、人間は「おれはお前と違う!」という渾身の思うを込めて、自分のコンプレックスを刺激した相手に

「バーーーーカ!!!」


と吠えるのではないか。


社会問題になっている「誹謗中傷」も、そう言う仕組みで起こっていることが、多い気がする。

人が人に心無い言葉を投げつける時、その人は、本当は自分に向かって叫び、自分に向かって石を投げている。

他人のことをとやかく言っている時、自分はその人より優位に立っている気がしてちょっと気分が上がったりするものだ。
でも実は、それって自分のコンプレックスを暴露しているだけ。
人間は自分のことしか言わないと知っていたら、そんなめっちゃカッコ悪くて恥ずかしいことをしなくても済むんじゃないだろうか。

そして、もし、とやかく言われる側になったとしても、その言葉は、本当は言った本人が、自分に向かって石を投げているだけ。

そうは言っても、石が当たれば痛いし、傷つくし、血だって流れると思う。

だけど自分を責めて、傷を大きくすることだけはしないで欲しいと切に願う。

バカって言う人がバカなんだ!

そう思って、胸を張ろう!💮💮💮


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